【SFC取得への道:最終回(第十八回)】SFC修行を終えてみて
SFC修行を終えて
SFC修行の模様はマガジンになっているのでぜひ見てみてください!
8月、自宅へ一通の封筒が届きました。
送り元はクレジットカード会社、中を開けると念願だったSFCこと”スーパーフライヤーズカード”が入っていました。
プラチナ会員になってから約2週間、このカードを受け取ったことでSFC修行完了です。
今年3月からシリーズとして書いてきた「SFC修行への道」
今回はそのシリーズ最終回として修行全体の振り返りをしていきます
結果と総コスト
まずはお金の話から
今回のSFC修行は低コスト化を一つの目標にしていました。
完遂には相当数のフライトが必要でお金がかかる事は分かっていましたが、そこを出来る限り低くしたいと思っていました。
結果、獲得したプレミアムポイントと金額、PP単価は以下の通りです。
チケット総額:426,000円
獲得PP :52,372
PP単価 :8.14円/PP
本シリーズの最初の方でも書いているのですが、PP単価は10を下回ると良いという記事をよく見かけます。
単価がどうなるか不安な部分もありましたが、結果として8.14円/PPとかなり良いパフォーマンスを出せたと思います。
このくらいの単価は"タイミングによる"という前提はありつつ、
SUPER VALUE等の割引チケットで修行するなど工夫すれば基本的に達成できると思います。
ただ途中、チケット購入でスカイコインを一部使い忘れるミスをしてしまった他、プレミアムクラスへアップグレードしたり単価の悪い国際線に乗っているので突き詰めればもっと安く行けたはずです。
SFC修行に意味があるのか
半年以上の期間と40万円以上のコストをかけて行った今回のSFC修行
実際に修行を終えてSFCを取得した今、やってよかったのかを改めて振り返ってみようと思います。
コスパだけで言うと意味がなく無駄
やっておいて何言っているんだという感じですが、この修行には食事や前乗り・旅先での宿泊を含めると恐らく50万円近くかかっています。
しかし、その50万円に見合う価値があるかというとそうは正直思いません。
SFCという制度自体、そもそも仕事などで多く利用した人向けの特典であるため、それを無理やりお金をかけて取得している以上当たり前です。
実際、SFCで受けられる特典は他サービスで代用出来るものも多く存在します。
・ラウンジが使える
→国内線ならカードラウンジ、国際線ならプライオリティパス対応のラウンジが使える
・チェックインカウンターや受託手荷物の優先
→そもそも受託手荷物がないことが多く使わない
ここらへんが代表格だと思います。
でも全く意味がないわけでは無い
それなのになぜ取得するのか
これは「ロマン」という一言につきます。
ステータスを取得してみたい、上級会員の体験をしてみたい
お金どうこうでは言えない満たされるものがあると思っています。
この「満たされているかどうか」というのは
自分の幸福に関する考えの中でかなり重要な部分なのです
とはいえロマンだけで取得を目指したわけではありません。
実際、修行で国内線、国際線に乗る中でSFCがあれば楽できただろうと感じるケースは多々あります。
「自分は」という枕詞がつきますが、取得して良かったと思える点がある訳です。
ラウンジ利用
"他で代用出来る"と書きましたが、国際線ではそう言えないケースがあると今回の海外旅を経験して感じています。
プライオリティパスでラウンジを利用する場合、利用時間の制限があることが壁になるケースがあります。
修行のシンガポール&シドニー編で空港泊する際、プライオリティパス対応のラウンジの利用可能時間が3時間だったことが意外と壁になっていました。
先日出たニュースですが、プライオリティパスの利用者増に起因してかクレジットカード特典で付与されるプライオリティパスの改悪になるケースもあり、コスパよく利用できなくなる未来もあるかもしれません。
利用者が多くラウンジが混んでいて使えないことも懸念材料です。
(実際混んでいて入れないケースがありました)
それに航空会社のラウンジは仮眠スペースを設けているところもあり、利用時間の制限がないことが多いので快SFCを持っていることで快適に空港泊ができる可能性もあります。
SFCの場合はスターアライアンス加盟会社の便限定ではありますが、シンガポール航空などセールを活用すれば安く利用出来る会社も多くあります。
自分は安く行くために乗継便で移動する可能性が高いので、国際線で航空会社のラウンジが使えることは大きなSFCのメリットです。
アップグレードポイントが使える
空きがある前提ですが、アップグレードポイントで上の座席クラスに無料アップグレード出来る点も嬉しいです。
国際線は値段の高いチケットでないとアップグレード出来ずあまりメリットではないですが、国内線であれば割引チケットでもアップグレード可能なのでタダでプチ贅沢出来るのは良い点です。
修行で何度かアップグレードしてプレミアムクラスに乗りましたが、一度乗ってしまうと「良いな」と感じてまた乗りたくなってしまいます。
優先搭乗
優先搭乗も通路側を取ることが多い自分にとって、本来登場順が後ろになってしまう中で早く座れることは結構ありがたいです。
(B777やA380など乗客の多い機材の時は時間がかかるのでより嬉しい)
それに登場口に早く着いてしまっても優先搭乗出来るのでタイミングを気にせず乗れる点は良いなと思っています。
保安検査の優先レーン
羽田は休止中で現在は成田のみですが、利用客の多い空港では混むことも多く、そこをストレス無く通過できるのはありがたいです。
【SFC取得への道】はこれにて終了
達成した今何を思うか
これだけの時間とコストをかけて取得した今何を思うのか
それは「ゆっくり旅行したい」ということです。
学生の時に「まだ訪れていない都道府県を全部回って47都道府県全部に行ったことがあると言えるようにしよう」と考え、10日間で10以上の都道府県を回ったことがあります。
効率重視で到着しては食事か観光地を見てすぐに次の場所へ行くという状態だったのですが、SFC修行でも同様についてはすぐ出発を繰り返していました。
なのでこれからは修行で獲得した特典を使ってプチ贅沢しつつ、行きたい場所をゆっくり見て回りたいと思っています。
SFCの獲得意義はその獲得意義があるかどうかはこれから権利・特典をどう使っていくかによると思っています。
折角手にしたからには存分に行使していこうと思います。
それではまた!