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僕は広角で写真を撮れないのか〜広角の世界〜


50mmを使い続けてきた

高校時代に写真を撮るようになってから10年弱、
基本的に50mmで写真を取り続けてきた。

最初の出会いは写真部の顧問に借りたD700とSIGMAの50mm f1.4 Artだった。

部活のOGをモデルに撮らせてもらった写真はモデルから反感を買いそうなほどに解像していた。
それとともにArtを買って使ってみたいと思うようになった。

そして高校時代メイン機として使っていたD5200で使うためにSIGMAの35mm Artを購入した。
35mm換算で50mm相当になるが、このレンズはフジフィルムに乗り換えるまでの5年ほど付き合う相棒になった。

50mmで世界を撮り続けることは、カメラがフジフィルムになってからも3変わらなかった。
X-Pro3と一緒に購入した35mm f2を使い続けていたし、50mmだとどう切り取ることが出来るのか感覚的に分かるようになっていった

中望遠を求めて前にnoteで書いたSIGMAの50-100m f1.8を使うこともあったが、基本は常に50mmだった。

そんな中、高校を卒業してから撮るものがポートレートメインから町中でのスナップに変わっていったこともあり、50mmでは狭いと感じることが出てくるようになった。
収めたい風景があっても50mmだど入り切らない、もっと広い画角でないといけないと思うようになった。

でもポンと新しいレンズを買うことはお金もかかるし難しい、
そこで安いなどの中華レンズを購入して画角がどんなものなのか試してみることにした。

でもいざ使ってみると中々慣れない。
ポートレートを撮った時は基本的に余計なものを排除して人物に目が行くようにしようという思考が働く。
だからこそぼかしたり、寄っていって人物を目立たそうとしてきた。

でも広角は広く、様々なものが写る。
様々なものが写る画面の中で何を被写体とし、何を伝えたいのかを考えて画面構成をしていく必要がある。
50mmや中望遠を使っていた時にはあまり考えて来なかった部分の脳みそを使う必要性が出てくる。

ゆくゆくは28mmなんかも使ってみたいと思っていた。
ただまずはこの画角、このレンズを飼いならすところが先決なのだろう。
撮るものがポートレートからスナップに変わる中で、広い画角をどう使えばいいのか、どう構成していけばいいのか分からない状態を脱して行く必要があると思う。

新しい画角で写真を撮るのは高校時代以来、もう一度写真のいろはを知らない高校生なりたての時の10年前の自分に戻った気がする。


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