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WONDEMENT〜「1+4=」〜展示会レポ


第四回展示終了

12月3〜9日の一週間にわたってWONDEMENTの第四回展示かつWONDEMENT初の合同展となる「1+4=」を開催しました。

WONDEMENT最大規模の展示かつ、今回は自分らWONDEMENTメンバーが学生時代に立ち上げたプロジェクションマッピングサークル「Mapper」と共同開催した合同展でもあります。
互いが一周年、四周年をそれぞれ迎えることもあり、それを記念した展示です。

サブタイトルは「体験と発見:過去と今と未来」
WONDEMENTのビジョンである「誰もが表現できる世界を作る」の達成のために必要と考えている、メディアアート・クリエイティブの体験とそこから興味を持ってもらう=発見をベースとして、WONDEMENTが結成してからの1年間と今回共に展示をするサークルMapperの4年間、そしてその先の活動についてを一連の流れで見たもらう展示となっています。

会場の話

今回の会場は横浜、桜木町にある「横浜市民ギャラリー」です。
横浜市の外郭団体が運営するこのギャラリーはこの近くの高校に通い写真展の会場としても利用したことのある自分にとっては非常に馴染みのある施設です。

また、行政が運営する施設ということもあり、広さの割に利用料金が安く自分たちのような駆け出しのアーティストにはお財布にも優しく展示を行えるギャラリーであるとも言えます。

そんな横浜市民ギャラリーの地下一階 B1F展示室を借りて本展「1+4=」を実施しました。

作品の話

今回は展示室を3つのエリアに分け、2団体の過去と未来を知ってもらう部屋とWONDEMENT、Mapperそれぞれの「今」を知るための作品展示室で構成しています。

作品の細かい話は恒例の作品解説で今後紹介していくので、今回の展示レポでは各エリアの作品をざっくりと紹介してきます。

演出

First Impression

入口から展示室に入ると正面に見えるのが「First Impression」という映像作品です。

「過去」エリア1つ目のコンテンツであると共に展示のプロローグとして本展のロゴを表示しつつ、時間経過で時通り変化する内容になっています。

Timeline of Exhibitions

「過去」エリア2つ目のコンテンツです。
WONDEMENTの1年間、Mapperの4年間でそれぞれ制作、実施した展示会のポスターをタイムラインのように展示し、その歴史を知ってもらったり我々を知っている人にとっては過去の思い出を語る場としても機能するようにしています。

Future Scape

「未来」エリアのコンテンツであるFuture ScapeはWONDEMENT、Mapperのメンバーそれぞれが描く「これから」を垣間見るコンテンツです。

日々の活動やAIやXRといったメディアアートにも関わる新しいテクノロジーに関わる様々な質問に対し、何を思い・考えているのか回答した結果を掲示しています。

作品

WONDEMENTの展示作品は3つ
WONDEMENTの「今」を表すものとして現在のスキルやアイデアを存分に発揮する形で制作しています。

また、作品自体は「身体のデコーディング」という統一的なテーマの元制作しています

Move Decoding(Voxel)

作品のコンセプトは「Body Decoding」=身体から出るものを解析に別の形にビジュアライズすること。

「身体の動き」を解析し、ライトに照らされた空間に立つと目の前の何も無かった壁に自分が鏡の様に投射され、現実の自分とそれを解析に壁の中に現れるCGで表現された自分ではない自分と正対する作品です。

HeartBeat Decoding2(Emotion Words)

第一回展示「encounter」で発表した『HeartBeat Decoding』をブラッシュアップした本作品は、生きることの根源とも言える「心拍」をデコーディングし、心拍数に連動する感情として出力し流れ出ている様子を表す作品です。
また、心拍計を軽く押し込むことでその「重さ」を解析し、それもまた鑑賞者の重さ・動きとしてビジュアライズされる様になっています。

Facial Decoding(Sound)

Facial Decoding(Sound)は「表情」をテーマとした作品。
鑑賞者の表情をリアルタイムで検知し、笑顔(Smile)、怒り(Angry)、驚愕(Astonishment)の3つの表情に応じた音楽を再生されるインタラクティブ作品です。

展示を終えて

細かくは作品解説で書く予定ですが、準備期間も過去最長だった反面、作品のボリュームも大きく難航しギリギリまで制作が続く状態でもありました。

展示全体や作品の細かい部分で反省点があるものの、これについても作品解説などで改めて書いていこうと思います。

とはいえ過去最大規模の展示を1週間これまた過去経験のない長い期間実施出来たことは自信にも大きな経験にもなりました。

少し先ではありますが次の展示の準備も進める中(もう少ししたら発表出来ると思います)で、今回得た経験を活かして次につなげていきたいと考えています。

次の展示についてはこのnoteやWONDEMENTのX,Instagramで情報をお待ちいただければと思います。
是非フォローの上、続報をお待ち下さい。
それではまた!

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