本気の自動車選び【横須賀原動機研究所記録シリーズ№006】

ダイハツのタントについて
ダイハツといえば大阪発動機、会社の歴史はトヨタよりも長く発動機(エンジン)の名門でした。
ダイハツの株も持っていたのですが、トヨタの完全子会社化してしまい不本意ながらお別れ、かつて株主対象に行われていた工場見学会に行っておけばよかったです。
なんだか縁がないです。
試乗させてもらいましたが、エンジンは元気な感じ、車体も新設計プラットホームで左側Bピラーが無いことを感じさせない剛性感を出しています。
まあでも、問題は試乗中タコメーターが表示できなかったこと。これは店の人の知識不足というか、そもそもタコメーターなんて誰も見ないし意識してない、ということ。
カタログには表示できるように載っていたので、あとでちゃんと表示できることを確認しましたが、私は悲しくなりました。
私は一般人の認識からはだいぶズレていること、一般人の車に対する認識の軽さに絶望さえ感じました。
私はMT派なのでタコメーターは必須、いやATであってもタコメーターは必要です。エンジンがかかっているのかエンストしているのか、特に最近の車は静かでアイドリングストップ機構もついているので確認したいですし、アイドリング回転数の異常にも気がつくことができます。
機械はその機構を把握した上で運転すると格段に楽しくなります。
イージーになることで、より多くの人が利便性を享受できることに異を唱える訳ではありませんが、深く知りたい人に対しても配慮が欲しい(知る権利や説明責任が叫ばれていてもそれは表面上のことなのだなと)と思うのでした。


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