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「「何者」を読み終えた」2024年9月13日の日記

今日は、「何者」という本を一気読みした。
僕は、今年の5月に就活が終わったので、就活の話は結構身近に感じることが出来た。

僕の就活は、人との連絡を絶って1人でエントリーシートやWebテスト対策をしていた。
この物語は、同級生4人で就活を進めていたので境遇は異なるが、僕の就活体験とは異なる物語を小説を通して体験するのは面白かった。

しかし、この物語では4人(途中から5人)で表面上は協力していたがおそらく、5人それぞれの就活に対する考えなどが異なっていてたので本当に協力し合うことはできなかったと僕は考えた。

僕が特に印象に残った人物は光太郎だ。
彼は本当に面白いし、周りからも好かれているということがよくわかった。
彼が志望した業界の本当の志望理由には驚いたが、僕はその志望理由でもそれで就活というつらいイベントや今後の人生を生きていけるなら全然アリだと思った。
僕は光太郎のように生きていきたい。

僕は最近まで物事に対して卑屈に考える癖があったが、その考えをしていると生きていくのがつらくなってしまう。
それに、当時の僕は卑屈になることでしか何者かになれなかった。
この小説を読んで、僕は過去を大いに反省した。それに加え、今後も卑屈にならないように心がけなければいけないと強く思った。

この本は今後も大切にしておくとともに、定期的に見返そう。そして、僕は他人を批評しないようにしよう。
これは「正欲」でも学んだことだが、他人の考えは当然、僕の考えとは異なっていて他人の行動が理解できないのは僕がその人の文脈を知らないだけだからだ。

他にも、僕はこの小説で印象に残った部分がある。
それは、自分の内面は言葉に出さずとも態度や行動で自然と現れるということだ。
自分の内面は容易に隠せるものではないことをこの小説で学ぶことが出来た。

朝井リョウさんの小説は本当に傑作だと思う。

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