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恵比寿リキッドルームでカレーそば食った。

7月にハバナイを見た時にこれは、ダンスパーティ風味のバンドなのか、モッシュが存在するライブなのかどう解釈をしていいかまったく解らなかった。
BPMが120〜125ぐらいでパーカッションあり、シンセありといかにもハウスやダンスミュージックっぽい横ノリの部分もありつつもオーディエンスはめちゃくちゃ縦で遊ぶという辻褄の合わない様子のフロアだった。出てる音がハードコアでもパンクでもないのにモッシュが発生するというのがとても衝撃的だった。
7月のライブが終わって11月にやりますと告知された時に自分にしては結構すぐチケットを取った。そもそもチケットを自分で取るっていう行為をしなくなってからそれができなくなってしまった。潜在的に多分7月のライブがすごく楽しかったんだと思いました。是が非でも行きたいライブなんて最近は殆どないから珍しいなーと思ってた。
7月のライブ以降にハマったので、過去の対談やインタビューなどを読むようになった。全感覚祭に出てたこと、札幌にもむかし来てたこと、ピラミッド(西区八軒の一軒家でやったアペンド)、マンモス(the justiceの前身イベント)に出てたこと、意外と心の距離が近い場所でやってた人なんだーって思った。
ボーカルの浅見北斗はハバナイのフロアのことをモッシュピットと謳い、その表現に自分はそこにすごく違和感があった。モッシュピットと聞いてすぐコレ!ってなる音楽のジャンルは、ハードコアやメロディックパンク、早くて何言ってるかわかんねーけどカッケー音楽である。だからライブに行く前はモッシュピットの様子を想像できなかったし、客が全員イキってるか無理してるだろ!と思ってました。
色々と確かめに、11/18の恵比寿リキッドルームに行きました。俺は知識がないからマインド的な話しかできないけど、浅見北斗がいうモッシュピットの解釈が少しわかった気がした。
ダンスパーティの終盤に"アガりすぎ、ハッピーすぎて隣の人とか友達に肩組んじゃってフロアがジャムっちゃう"みたいな瞬間って割と存在する。それを1本のライブの最初っからハバナイは体現しているみたいな感じ。要はシンガロングもできるし、ダンスもモッシュもできる。こういう言葉やジャンルがあるか知らないけどディスコパンクみたいな。両方のいいところをつまみ食いして提供してくれる。なんかカレー蕎麦っぽいなーと思った。そば屋のカレーは出汁が効いてて美味いけどそんな感じ。特にドラムとパーカッションのスパイスが効いている。超グルービー。そんな感じ。
結局私は、北海道からわざわざカレー蕎麦を食いに行ったわけですが、それを食った価値はめちゃくちゃあったと思ってます。それを引き立てる恵比寿リキッドルームの音響良かった。


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