20世紀最後のボンボン 第一部 東京篇 第十章 決心
それからどれだけ旅行しただろうか。
翌年1月に熱海
2月に新しくできたフォーシーズンズホテル椿山荘
そして3月から新婚旅行で
サンフランシスコのマークホプキンスホテル(当時)
そこからサウサリートの教会で結婚式
バークレーも見に行きましたが、アフリカンアメリカ人がごみ箱をあけて何かを探していたのが記憶に残っています。
ロスアンジェルス ビヴァリーウイルシャーホテル
をまわり、BENIHANAでロッキー青木さんにあいさつ。
カリフォルニアは天気がいいのは感動しましたが、ペースがものすごく遅くて、
実際、スローモーションを見ているように感じました。
ニューヨーク ウォルドルフ・アストリア・ホテル
ちょうど、3月17日は聖パトリックデイですれ違う人が緑色の服を着ていたのを覚えています。
その一方で、ホテルの近くを二人で歩いているときに、
ぶつかってきたアメリカ人が持っていた紙袋に入った生卵が壊れたといいがかり
をつけられて、全力疾走で逃げたり、自由の女神を見たり、トレードセンター、
エンパイアステートビルに行ったり。画廊でRIZZIの絵を購入したり。それで
も、東京に一番近い雰囲気で、けれども、もっと刺激にあふれた街ニューヨーク
は私ははじめて住みたいなと思った場所でした。
そしてヨーコ・オノさんのお住まいをまわって
ナイアガラ
に出かけたことで、ボンボンはアメリカに
引っ越すことを決心しました。
第十一章 初めの年の桜
つづく
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