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20世紀最後のボンボン 第十部 ヨーロッパ テーマ旅行 第十六章 古代史探索篇 再びのロンドンの極楽
2013年6月の話
Landmark London Hotelに着いた。
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ブッフェスタイルでブランチを食べに行き、
とても充実した品ぞろえにロンドンやる気出てきたのかも、
とカンクン君と笑った。
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とにかくアメリカに帰る前にストーンヘンジだけは
みないといけなかった。
Landscape Architectureを考えていくうえでも重要だったし、
第一近くのNational Trustと呼ばれる場所に行かないといけなかった。
お庭を見るために。
空港で係員に言われた。
Landscape Architectureを専攻しているんだったら、
ロンドンのガーデンフェステイバルは行かないとね、と。
けれども、それどころではなかった。
現代から来た私は現在、過去を旅しているので。
今の庭なんかに興味はないの。
と言ってはみたが、初対面のその人が
私を理解するはずもなかった。
私は観光できているのではない。
勉強のために来ている。
ロンドンもその気になればいろいろ見るところはある。
けれども、私は短時間で、
ストーンヘンジに行かないといけなかった。
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車を手配してもらって、草原をずっとずっと進んでいった。
運転手にもいわれたが、ストーンヘンジは何もないところだった。
確かに古代には太陽と石でその影の長さで、
カレンダー代わりになったり、
その他数学的なアプローチもあったかもしれないけれども、
どうしてそんなことのためにあんなに巨大な石を積み上げるのか
誰かが人々に仕事を作ってくれていたのか?古代ですら。
でもそれぐらいしか考えるべきことはなかった。
ストーンヘンジは実はこの旅のおまけだった。
その近くに行く場所のためについでに、寄ったのだった。
本当に行きたかった場所は
Stourhead
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なんとなくイメージはつかめていただけたでしょうか?
緑の色がいろいろある場所なんですが、やはり水が特徴ありますね。
ここは裕福な家族がいろいろ世界中を旅行して、
その記念に自分の庭にモニュメントを作ったというもので、
ヴィラ・デステのようにやはりいくつもストーリーが
組み合わさっています。
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私はこの景色が一番好きですね、この場所では。
タイミングが良かったのか、他に訪れている人もほとんどいなくて、
静かで、しっとりとしていて、美しい場所でした。
気候なのか、国民性なのか、この景色は私にはとても
心惹かれる場所でした。
ヴィラ・デステは圧倒的な水の量やスケールがよかったのですが、
ここは心に染み入る緑色と全体的な植生そのものが
印象に残っています。
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