Darwin 種の起源を読む(10) hermaprodite
2019-07-11 00:43:05
SUJIです。
種の起源の第4章の続きをドクターと音読しています。
SEXUAL SELECTIONについて読んでいます。
性の選択?でしょうか。動物については
たとえば猫や犬は外で飼っている場合、
複数の相手がいるとどこかで耳にしたことがありますね。
でも家畜の場合、一生、ずっと同じつがいで、生殖活動を行うという記述がありました。
ちょっと感動的ですよね。
ところが植物では同じ種から生じた植物同士の交配はその身を弱くするというのです。
これは全く考えたことのない話でした。植物はいろいろな花粉を子房につけて受粉して、
いわば雑種の混じった状態で、育つというんですね。他家受粉というそうです。
自家受粉だと遺伝子的に強力さに欠けるようになるそうです。それは
人間でもありますよね。血が近すぎるとよくないとか。
うーん、でも正直、生物はまともに受講していたと思うのですが、
子房に花粉がついて、種を作るとは教わりましたが、
それは一つの花の中で完結するのだと思っていました。
いえ、一つの花の中で完結する場合も多々ありますし、
その方が確実です。でも遺伝子的には弱い。
これって何というか象徴的じゃないですか?
人間でも身近な人と結婚して子供を産むより、違う種類の人と、大変な
思いをしてでも、子供を産んだ方が、強い子供が生まれるってことですか?
ビミョー!
生物学、面白いですねえ。
この章でもダーウインがたくさんの実験の結果、わかったことを
滔々と書き続けているのです。
すごいですね。
なんだか神秘的なんだか世俗的なのかわからなくなってきますね。
今回の音読で出てきた英単語で印象的だったものに
hermaphroditeというのがあります。
aphroditeというのはアフロディーテを思い出しますよね。
で、調べていったら驚くようなことがわかりました。
ギリシア神話のヘルメスとアフロディーテの子供が
このhermaphroditeだというのです。
ちなみにこの英単語の意味は雌雄同体です。つまり両性具有。
Darwinが進化論を考えていくときに、生殖というのは
切り離せない生物の活動だと思います。そこでこういう形で出てきたのでしょうか。
これは植物の自家受粉と他家受粉の話につながっていくのですが、
少し調べてみるとこの性による選択という説が浮上してきたのは
コンピューターがシミュレーションで
いろいろ解決できるようになってかららしいですね。
この間、ちょうどバチカンがトランスジェンダーの扱いを
どうするか議論しているという記事を読んだところだったので、
なんというかシンクロしてますね。いろいろ。
今日は147ページの途中までで一応、読み止まりました。
ドクターとも話が尽きなかったですね。
Have a wonderful moment in your life!
感謝を込めて
SUJI ATHERTON
What an amazing choice you made! Thank you very much. Let's fly over the rainbow together!