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★速報★新宿伊勢丹 サロンドパルファン2024レポ

新宿伊勢丹にて開催されているサロンドパルファン(2024/10/16-21)で個人的に気になったものを、1ブランド1種類ずつ、記載していきます。

https://meeco.mistore.jp/contents/magazine/salondeparfum/index.html


本館の6Fメインスペース、4F、地下2Fでざっと試香しました。
実際に嗅いでみて、特に印象に残ったブランドには★をつけています。


★①WHAT WE DO IS SECRET/WHAT WE DO IN PARIS IS SECRET

日本初上陸。
まずビジュアルがいい。今からサロパ行く人は、ムエットもらった方がいい。
香りもつけやすくてオシャレな感じ。アメリカの西海岸の先進的かつ抜け感の伝わるモダンな香り。個人的に一番好きだったのが一番右にあった「What we do is Paris with secret」。
杏仁豆腐。肌馴染みが良さそう。クセになる香り。「アメリカがモチーフじゃ無いんかい」とちょっぴり思ったのは内緒。
「Je m’en focus」も、心地よい柑橘で好き。パッケージも好き。
トップ写真は、このブランドのパンフレットとムエットです。

https://meeco.mistore.jp/meeco/product/7780900000000000000002900018.html


②パルファンサトリ/侘助


唯一、嗅ぐと決めてた新作。シャープな薔薇×墨(&お香)。正確には薔薇だけではなく、カーネーション等も入った赤い花全般のイメージ。こんなの良いに決まってる。サトリの中では香り立ちが強い方。
手元にサノマの2-23胡蝶とRフレグランスのブラックウード(サンプル)があり、薔薇×お香で系統が似ているが、サノマ→Rフレグランス→サトリ の順に、動物性から植物性になってる印象。
どうでもいいが、サロパ中に「故に侘助ください」と言った人が何人いたのか知りたい。


③ラニュイ/とても清らかで淫らな声


ラニュイは音楽をモチーフにした、アート性の高い国内ブランド。
一見清潔感のある香りも、奥の方に、不健全な感じ、インモラルな要素が不穏に揺蕩うのが特徴。それが一番感じられたのがコレ。
一見、スーツに似合う清潔感のある柑橘系・・・といった趣だが、奥の方にスモーキーで低音の不穏要素がある。この男は危険。
なお、個人的に欲しいのはオンディーヌ。透明感、水辺、フローラル、と一見清純で美しいのだが、やはり奥に一筋縄では行かない魔性があり、好きだが自分には過剰な気がして2年越しで悩んでいる。

正直、30mlで1万円越えはちょっと・・・と思って手を出さないようにしていたが、各種価格が高騰している今となっては適正価格か何なら割安。

個人的に、ラニュイとエディットはサロパで店員さんのレベルが安定して高い気がするので、購入時の満足感が大きいと思う。


④p.seven/耀香


実は、絶対混むと思って、前週に日本橋のコレド室町に行って、一通り嗅いできた。やっぱりいいですね。個人的に「万人受け」の最終回答はココ。
今回、サロパでは新作である、金木犀香水と、紅茶3種類を嗅いだが、一番好きだったのは、はちみつ入り紅茶をイメージした耀香。最初はちょっと甘すぎるかな?と思うが、徐々に紅茶の渋みが出てくる。一番人気とのこと。


⑤ Son Venin/サンタルスーパー


海外ブランドが並ぶ楽しげなエリアにて嗅いだ、ノルウェーのブランド。
ナチュラル・ミニマルな感じ。どれも良かった。
サンタルスーパーはまったりとしたイチジクで、これからの季節、良さそう。
すごく個人的な感想だけど、なんとなく、韓国ブランド(ノンフィクションしか知らないけど)と近い感じがした。ナチュラルなんだけど、一癖あるというか、スパイスの使い方がオシャレというか。


★⑥ハイラムグリーン/フィルトゥル

カナダの独立調香師が作る、ニッチ香水。
嗅いでみてまず思ったのが、「え?これが天然香料??香りの情報量多くない??」です。
一言で言えば「複雑な香り」なのだが、ネットリとした蜜の甘さ、シャープなスパイス、柔らかいフローラルといった、質感の異なる香りが渾然一体となって一つの香りになっている。分類しにくい香り。
直感で好きだったのは、強いて分類するならフローラルブーケかな?な「フィルトゥル」。帰ってから意味を調べたら「媚薬」とのこと。

沼人には、アワード受賞した「ハイド」のような一癖あるものの方が人気だと思う。


⑦ラブソルー/15(ラベンダ)


去年はメンズ館だったが今回はメイン会場に。
香水をコンセプトにしたホテルで、1部屋ごとに一つの香りが割り当てられているというコンセプトが素敵。ロマンがある。ミラノ行く機会無さそうだが憧れる。
香りはどれもナチュラルで、香水とホームフレグランスの中間くらい。好きな系統。
個人的に一番好きだったのは15(ラベンダ)。フローラルに分類されてたが結構ハーバル。
パッケージが洗練されており、プレゼントでもらったら嬉しい。
お値段はちょっと強気。


★⑧perfumerH/ダンディライオン


4Fにブースあり。
ずっと気になっていたが、国内の取り扱い店舗が限られていたので今まで機会がなく、今回初試嗅。リン・ハリスによる、天然香料を中心としたミニマルな香水ブランド。
すごく良かった!
クリーンだが、奥行きのある香り。上品。嫌な感じが無い。別のミニマル系ブランドと重ね付けしても上品にまとまりそう。
説明からは「インク」が気になっていたが、実際に嗅いでみるとグリーンの「ダンディライオン」、ウッディの「レインウッド」、フルーティに分類されているが実際は結構グリーン寄りの「フィグ」あたりが個人的には好きだった。
お香やキャンドルがあるので、生活にも取り入れやすそう。

なお、サロパ期間中は一定額以上購入するとノベルティがもらえてお得だが、11月以降は売り場が拡大され、現在の10種類から27種類に増える(注:イギリス本国では35種類)とのことなので、じっくり選びたい場合はもう少し待った方がいいかもしれない


⑨オリバナム/アイリス


地下2Fの入り口にブースあり。
沼人の間で話題になっていたブランド。こちらも初試香。
どれも清潔感と品があって良い。
シンプルな香り、手に取りやすい価格なので、1回買うとどんどん増えていく未来が見えて怖い。
一番気分にあったのは「アイリス」。アイリスって結構重いというか深刻なニュアンスになりやすいが、これはちょっぴりフルーティで清潔感がある、付けやすい香り。
今の時期だと「金木犀」も良さそう。。。やっぱり増える未来しか見えない。

https://lesillage-kyoto.shop/products/irisis


★★⑩セントオブヨーク/全部!


地下2Fの一番奥にブースあり。見逃さないようにご注意。
実は、去年のサロパで最も印象に残ったのがココの「スモア」。
自分はハーバルな香りが好きで、グルマンはやや苦手だったのだが、まったりとしたチョコマシュマロにハートを射抜かれた。圧倒的多幸感。

満を持して最後に訪れたのだが、運のいいことに、調香師の山藤さんがいらっしゃったので、直接接客いただいた。

感想は・・・どれも素晴らしい!
HOLICはハーバル・柑橘系だが、聖性というか、一段上の精神性を感じる。
DARLINGは薔薇メインのフローラルだが、センシャルというか、「もっと知りたい」と思わせる多面性を隠している。「愛しい人よ、さあ、バラを見に行こう。」という詩をインスピレーションにしたというのも素敵。

悩みすぎて、MOCHA以外の4種類を腕に乗せてもらった。
山藤さんより「香水は感情と共に記憶されるもの。じっくり選んで、購入したら、今日この日、サロンドパルファンの景色、気持ちと共にこれからも使ってもらえると嬉しい」と言われ、ちょっと泣きそうなほど気持ちが揺さぶられた。

なお、肌乗せした香水は、時間が経つとなぜか全て薔薇になった。不思議。

おまけ

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