僕の人生を変えた星野源の10曲
追記
追記の文章は記事を投稿した後に投稿しています。
まさか自分の書いた記事がこんなにも沢山の人に反響をいただくとは思っておらずとても感激です。
Note公式に取り上げられてからは、様々な方からスキや、フォローを頂きました。
本当にありがとうございます。
今後も音楽に関する話を書いていく予定ですので、よろしくお願いします。
はじめに
はじめまして。 翠雨しおです。
9月11日星野源さんのオールナイトニッポンでの企画で「人生を変えた10曲」という企画をきっかけに、このNoteを制作しています。
ぜひ星野源さんのラジオも聞いて欲しいです。 僕は星野源さんに、音楽面はもちろん、人格形成にも、影響を受けました。
僕は小学6年生の時にMp3プレイヤーを使い始め、そこからはWalkman→iPod→iPhoneで主に音楽を聴いて来ました。
大学生に入ってからは軽音サークルに入り、今は作曲に加え、文筆も行っています。
そんな僕が、「人生を変えられた星野源の10曲」を紹介していきたいと思います。
※ここからは敬称を略しています。
1 「SUN」
星野源好きとしてここは外せません笑
僕が自分の意思で買った初めてのアルバム。
「Yellow Dancer」の一番のヒット曲。
当時サブスクでは星野源の曲は聴けず、部屋のCDプレイヤーや持っていたWalkmanに入れて聴いていました。
MVも合わせて聴いていました。
当時なんの楽器もやっていませんでしたが、この頃から無意識で4つ打ちに惹かれていたのかもしれません。 ラスサビ転調、ダンスミュージックの要素など、音楽面に置いて今の自分の土台となっている曲です。
最初の歌詞の「壊れそうな夜が明けて」という歌詞も、さりげなく寄り添ってくれているような気がして好きです。 今でも落ち込んでる人がいたら、励ますのではなく、聞き手に回る癖がついたのはこの曲のおかげかもしれません。
2 「夜」
アップテンポの曲も好きですが、この曲のようなゆったりとした曲が好みになったキッカケです。 応援ソングはなんだが逆にしんどく感じていた僕は一緒に落ちてくれる曲を好むようになりました。
生音で録音されてるからこその空気感、ここまで綺麗にスネアの音が響いている曲はありません。 「朝が怖いならいつでもそばにいるよ」
受験の影響で、将来に不安を感じながら聴いていた曲です。 余談ですが、この後の「Frend ship」のイントロが夜明けを感じるメロディなのも好きなポイントです。
3「 The Shower」
正直星野源ファンしか聴いてないであろう曲。
全編歌詞がひらがなで表記されており、少し不思議な歌詞。 作曲はSTUTSも関わっており、打ち込みのドラムはなんだか無機質でありながらも、生音重視の星野源だからこその未来を感じる一曲となっています。
歌詞は思春期の女子を意識したと言われています。歌声も高音を使っているのもその理由かなと考えます。
一番では「かがみのなかのきみはどのわたし
てのひらみつめるのはどのわたし」
二番では「かがみのなかのきみはこのわたし
てのひらみつめるのはこのわたし」
このように、「わたし」というのが定まり、1人立ちを感じさせるような歌詞です。
そして最後の
これは大人になった今でも響く歌詞です。
結局どんなに親しくなったとしても、内面は全て見えない。 それが家族や恋人であったり、親しい友達だとしても。 またそこが、人間の面白いとこでもあるのかなと考えます。
4 「アイデア」
「アイデア」このタイトルが似合う一曲です。
一番は生音ドラム、二番は打ち込み、ラスサビ前にはアコギ、ラスサビでは生音ドラムに戻るという、過去にない「アイデア」の曲。
一度道を逸れたとしても、結局は正解の道になるのかなと感じれた一曲。
一番は「おはよう世の中」二番は「おはよう真夜中」に変わっているなど、相変わらず歌詞が作り込まれているなと感じます。
新たなアイデアは、一度は「異端」になるものの、それが「常識」になる可能性だってある。
自分の考え方にも大きな影響を受けました。
5 「Ain't Nobady Know」
Tom MischのGeoglafyで衝撃を受けていた僕には、この曲を無視する理由はありませんでした。
特にこのDisco YesとAin't No Bady Knowは似ているなと感じます。 同じく恋を歌っているのでぜひこちらも。
本題に戻して、こちらの曲はTom Mischと星野源が共作した曲。
裏のギターリフやベースのリズムはTom misch節を感じるものの、揺れるシンセや、歌詞は星野源の世界観を感じます。
タイトルを直訳すると「何も知らない」
サビの歌詞である「さよならさえも、いつまでも、いつまででも、奪えないさ」
目の前の相手しか見えなくなっている様を表しているのかなと感じました。
狂気的でありながらも、今までなかった星野源ワールドを感じました。
恋の盲目さを知ってしまった曲。
直接的ではないのに、強烈なイメージを植え付けられた一曲です。
先ほど紹介したTom Mischの曲も、「Baby〜」から始まる歌詞があるので、物語が繋がっているのかなと妄想してしまいます。
6 「うちで踊ろう(大晦日)」
大晦日の紅白で歌われた曲。
歌詞の追加やアレンジが入り、完成形となった
コロナ禍で思うような生活を送ることができなかった2020年。 その中で急に歌われたこの曲はとても感動しました。
二番のサビ「瞳閉じよう 耳を塞ごう それに飽きたら君と話そう」
この歌詞に、コロナ後の希望を感じました。
孤独だった2020年。2021年は少しでも良くなることを信じることができました。
誰もが寂しさを感じていた中、それを言語化した星野源の凄さを感じます。
あの時は本当に生きている実感がありませんでした。
あの時代を経験した我々だからこそ感じ取れる歌詞になると思います。
7 「創造」
任天堂のタイアップ曲
様々な所にゲームの要素が散りばめられ、最初聴いた時はMVや歌詞の隅々まで見て探しました。 お気に入りはCメロのマリオカートwii レインボーロードのメロ引用です。世代だったので、まさか曲で使われると思いませんでした。
このような所が星野源が愛される理由なのかもしれませんね。
「誰もいない場所から直接に独(いち)を創りだそうぜ」 基本的に0から1を作ってる時は独り。
でもその独(いち)を増やすのは独りでは難しい。
ちょうど制作を始めた時にこの曲を聴いていたので、「創造」の難しさを感じることができた一曲です。
8 「喜劇」
今回紹介できてませんが、「family song」と似たような家族を描いた一曲。
SPY×FAMILYの世界観を踏襲しつつ、作り込まれた歌詞はとても印象に残りました。
「普通のふりをした あなたと探し諦めた
私の居場所は作るものだった。」
自分の居場所は作られるものだと思っていた僕が、この曲を聴いて気付くことができました。
ラスサビ歌詞の「永遠を探そうか〜」からはSPY×FAMILYのアニメを観ていたらより、心温まるので観ていない方はぜひ見てみてください。
9 「解答者」
Netflixでやっていた星野源とオードリー若林の対談企画で生まれた一曲。
その当時うつ病だった僕はこの対談と曲を聴いて心を打たれてしまいました。
この歌詞を見た瞬間僕は涙してしまいました。
まさに今の自分ではないかと。
この気持ちがわかる人が何人いるのか。
この感情を言語化できる人は何人いるのか。
僕はより一層「星野源」という人間に惹かれてしまいました。
今辛い人にぜひ見て欲しい言葉です。
10 「仲間はずれ」
同じくNetflixでの対談企画から生まれた曲。
ここで星野源がある一言日記を公開します。
うつ病を克服し、新しい職場で働いた僕は、前職の知識を活かし、新たなアイデアを出しても否定され続けました。「〇〇(会社名)らしくない」
そんな制約なんて、言われなかったし新たな案を出して欲しいとも言われたのに。
そして、この一言日記に共感したところで、この歌詞に出逢います。
このままだと、自分が抑えつけられて壊れてしまう気がした。 またうつ病になってしまうのではないか。
そして仕事を辞めた僕は、
自由になり独りになった。
一つの世界しか見えてなかった僕がアホらしく感じていた。そしてこの曲の最後には
自分の進む道がまた灯りとなり、未来に進める。そう信じることができました。
おわりに
ここまで読んでくれた方本当にありがとうございます。
僕自身、「星野源のオールナイトニッポン」は2019年ごろから毎週聴いているリスナーです。 特に毎週ジングルのコーナーと夜の国勢調査は楽しみにしています。
今回この企画を聞いた瞬間に自分もNoteで残しておこうと思った次第です。
みなさんは人生を変えた曲はありますか?
リンク
星野源のオールナイトニッポン