今日
1、
外観に惹かれてなんとなく入ったお店がコーヒー専門店で、1番安いので一杯600円だった。私は今節約中なのでこれは買えないなと思って、「今日はちょっとやめときます。すみません、ありがとうございます。」と言って店を出た。節約中、というか100円でさえも出したくないと思っていたので入らなければいいのだが、窓越しに見える店内の雰囲気が素敵すぎて足が勝手に動いていた。私は今度必ずここでコーヒーを飲もうと思った。
同情くらいの優しさしか今は与えることができない。それでも、そんな自分を愛せそうだ。また今度来ようと自分が思ったことが嬉しかった。私が与えた優しさは相手は同情だと知り得ないから(この場合はだけど)。相手はお金を貯めて再来店してきてくれたのだろうと単純に嬉しくなるはずだ。コミュニケーションは「受け取る側が全て」とよく言われるが、これは正しいかもしれない。
相手が嬉しくなるようなことを、できることから、やっていきたい。自分を愛せるように。
2、
300円のコーヒーを買うなら300円の宝くじを買う。今の私の生き方。
必ず幸せになれる、しかし平凡な幸せを掴みにいくよりも、もしかしたらちょっとの不幸を味わうことになるが大きな幸せを掴みにいく生き方だ。
4、
私は10歳からアイドルになりたかった。正確にいえば当時AKB48が大好きでAKBのメンバーになりたかった。そのときちょうどAKB48が新メンバーを募集していたので、私は両親にオーディションを受けたいと言った。しかし父に断固拒否され、一人で何もできなかった小学生の私はこのオーディションを受けることは叶わなかった。
モヤモヤ悔しい気持ちを抱えたまま高校3年生になった。この間一度もオーディションは受けていない。高3の冬、WACKの合同合宿オーディションというオーディションを知った。アイナ・ジ・エンドに一目惚れしてBiSHを知り、BiSHのメンバーになりたかったのでそのオーディションに応募した。結果は2次の面接で落ちてしまった。歌詞を間違えたし質問にうまく答えられなかったし、完全燃焼できないまま終わった。しかし今はアイドルにはなりたいとは思っていない。去年まではなりたかった。理由はこれと言ってないか、また後日話せたら話す。
私がなぜアイドルになりたかったのか。今日根本的な理由が見つかった気がする。ちょうど私が10歳くらいのとき、妹が学校の運動会でマルマルモリモリを踊った。家でもよく練習しており、私も横で一緒に踊ることもあったが家族は私をほとんど見ず妹だけを可愛いと言っていた。その時の光景や私の気持ちを鮮明に覚えている。悲しかった。そして少し悔しかった。
私の承認欲求はまだまだ満たされていない。あと、自己肯定感もかなり低いままだ。私は結局、自分さえいいと思うことをやっていても他人に認めてもらわないと気が済まなくて自信が持てない人なのだ。人間だな、よかった、ちゃんと人間で。私はこれからもっと輝く方法を模索していく。
3、
充電が残り4%だ。切れてもいいからバイトを探すなど有意義なことをするか。それとも切らせないように画面を閉じて音楽を聴き続けるか。寿命が残り4日だ。私は音楽を聴き続けることにした。幸せだったな、私の人生。