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20240721古代蓮の里

 FMクマガヤ87.6MHz「しゅっぱつ!すいっと探険隊」。今回は、行田市・古代蓮の里の探検です。蓮の花、能登半島地震復興祈願の田んぼアートがきれいです。出演は、すいっとプロジェクト代表の樽見潔、ナビゲーターはFMクマガヤの蓮沼千尋さんです。

 古代蓮の里は、行田市の南西部、小針地区にあります。1995年(平成7年)に開園し、高さ50mの展望タワーを備える古代蓮会館は2001年(平成13年)に開館しています。公園の面積は14ヘクタールで、東京ドームの約3個分と広いです。

 今回は、古代蓮が咲く頃なので行ってみました。園内には古代蓮(行田蓮)をはじめ42種類の花蓮(はなはす)があり、開花の時期は6月中旬~8月上旬でこの時期は駐車場は有料になります。私はクルマで行きました。というのも、行田市では前もって無料駐車券が市内のご家庭に配布されるからです。

 訪れたのは4日前の水曜日の午前10時頃です。古代蓮が大好きな人には「もっと早い時間に行かなくちゃ」と言われそうですね。良く晴れてとても暑い日でした。平日でしたが人出もまずまずで、観光バスでいらした皆さんもいました。広い園内を歩いてみると、緑が多く、池にはオタマジャクシがたくさん泳いでいました。すでに多くの蓮は花びらを散らしていて、次は実や種が出来るかなといったところ。それでも少ないながらきれいな姿を見せてくれる花々もまだありました。

少なからず蓮花は咲いている
美しい
花が散って実や種に

 係の人の話では、今年はいつもより10日から2週間くらい開花が早かったそうです。蓮の花は4日間咲くそうで、午前6時頃花弁が開きはじめ、7時から9時頃満開になり、昼頃には閉じ始めるそうです。古代蓮(行田蓮)は、1400~3000年前の蓮であると言われています。公共施設の建設工事で出土した種子が自然発芽して池に開花しているのが発見されました。

 古代蓮に会いに行って、遙か昔の記憶に触れられたら面白いですね。

曲ⅰ SMAP「世界に一つだけの花」

 さて、だんだんとお昼が近づいてきました。園内には、お食事処としてうどん店があり、ゼリーフライの売店があります。他にも、キッチンカーやテントによる出店がありました。私はうどん店に入りました。店先には「うっどーん!」と書かれた、埼玉うどん子TVでおなじみののぼり旗もあります。行田産小麦を使ったうどんを提供しています。

肉汁うどん(大盛り)

 肉汁うどんを大盛りで頂きました。コシがあり大変美味しいうどんです。11時にかいてんしてすぐに店に入り食事をしましたが、比較的早く満席になってしまいました。

 隣には売店があり、古代蓮オリジナルグッズなどの土産物と、行田市内の名産品が揃っています。奈良漬けや、いがまんじゅうもあります。特にいがまんじゅうは複数のお店が出品しているので、食べ比べも面白いかもしれません。

蓮シャワー

 そして古代蓮会館へ向かいますが、玄関前には蓮シャワーが水を放っていました。蓮の葉をシャワーヘッドのように水道ホースにつないだもので、たいへんユニークです。古代蓮会館の入館料は400円ですが、駐車券の半券があれば割引料金となります。

古代蓮会館展示室
ジオラマが楽しい
人形作家・木暮照子さんの作品

 1階の展示室では、行田の自然や古代蓮の解説が、ジオラマや映像で展開されます。人形作家で行田・蓮の大使であります木暮照子さんの作品も展示されていました。少々暗い室内では、ある種のアトラクションに来たような気分もします。蓮の模型、林のジオラマありの楽しい空間でした。

曲ⅱ 郷ひろみ「哀愁のカサブランカ」

 古代蓮会館の目玉と言えば、なんと言っても「行田タワー」です。最近そう呼ばれるようになりました。そのきっかけとなったのは、映画「翔んで埼玉2-琵琶湖より愛を込めて」でした。映画では、関東に向けて発射された謎の白い粉を積んだ通天閣型のミサイルを、行田タワーが迎撃しています。

行田タワー

 その行田タワーは、先月6月に全日本タワー協議会への入会が承認されました。協議会に入会しているのは全国19のタワーで、行田タワーが20箇所目となります。北はさっぽろテレビ塔から、東京タワー、横浜マリンタワー、通天閣、神戸ポートタワー、西は福岡タワーと、全国の名だたるタワーが揃っています。

エレベーターへ通じる通路

 高さ50mの展望室へは、エレベーターに乗ってすぐです。周辺の田園風景、クリーンセンター、埼玉県行田浄水場も見えますし、熊谷の街、ひいては赤城山をはじめとする遠くの山並みをも見渡すことが出来ます。

埼玉県行田浄水場

 そして、なんと言っても「田んぼアート」が見頃を迎えています。毎年恒例ですが、今年のテーマは「がんばろう!能登~日本遺産キリコ祭り~」で、これは令和6年1月1日に発生した能登半島地震の被災地の復興を応援しようと企画されたものです。イラストは「キリコ祭り」の風景で能登半島を代表する祭りです。「灯り舞う半島・能登~熱狂のキリコ祭り」として日本遺産にも登録されています。そして「がんばろう!能登」「復興祈願」の文字は、石川県立能登高等学校書道部の皆さんが書いた作品をデザインに採用しているそうです。

見事な田んぼアート

 田んぼアートは、例年7月中旬から10月中旬までが見頃となっていて、まだまだ楽しめそうです。

 能登半島地震の発災からすでに半年以上が経過していますが、被災者の皆様に立ち直っていただきたく、遠くはなれた埼玉よりエールを送りたいと思います。

曲ⅲ 坂本冬美「能登はいらんかいね」

 今日もお聴き下さいましてありがとうございました。

放送終了後

(おかけした曲)
・SMAP「世界に一つだけの花」
・郷ひろみ「哀愁のカサブランカ」
・坂本冬美「能登はいらんかいね」

(樽見 潔)

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