![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/134890872/rectangle_large_type_2_e5f82df4db258f47bf96501ca633be03.png?width=1200)
20240317熊谷さくら運動公園
しゅっぱつ!すいっと探険隊。今回は、熊谷さくら運動公園周辺の探検です。出演は、すいっとプロジェクト代表の樽見潔、ナビゲーターはFMクマガヤの蓮沼千尋さんです。
さて、秩父鉄道ひろせ野鳥の森駅から歩いて行きます。比較的新しい駅で、鳥の巣箱のようなかわいい駅舎です。国道140号を横断し、宮塚古墳通りに入りますと、国道17号や国道407号につながるからか、比較的クルマの多い通りでした。そして新幹線の高架橋をくぐると、左手に熊谷さくら運動公園が広がります。
![](https://assets.st-note.com/img/1711210180909-jmCqne5G1B.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1711210223102-DRLUcGvQks.jpg?width=1200)
学校の部活道の関係で利用した方も多いのではないでしょうか。こちらは熊谷運動公園として昭和45年(1970)に開園しました。公園内には、プロ野球ルートインBCリーグに加盟する埼玉武蔵ヒートベアーズが本拠地とする野球場のほか、第2野球場、第3野球場、テニスコート、陸上競技場、相撲場、屋内プール、トレーニングルーム、弓道場、子供広場、多目的広場とたくさんの施設が揃っています。河津桜などが咲き誇っていて、園内は華やかでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1711210343959-BNuIVK7wX3.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1711210394852-EiEjnAGzD0.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1711210410360-CrErBBQTSQ.jpg?width=1200)
野球場は、観客収容人数が約24,500人と、熊谷ラグビー場(約24,000人)に匹敵する規模となっています。取材をした日には、ヒートベアーズが練習をしていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711210278662-6REmVyFaP4.jpg?width=1200)
さて、本日(放送日)は、第34回熊谷さくらマラソン大会が開かれ、公園は大変賑わいました。この日の為に練習を続けられ、目標達成を遂げられた方は多かったのではないでしょうか。出場された皆さん、お疲れ様でした。
曲ⅰ スキマスイッチ「全力少年」
公園へ来る前に歩いた宮塚古墳通り、その宮塚古墳は公園の南側にある新幹線の高架橋よりさらに南側にあります。こんもりとして樹木が立つ古墳は、田んぼの中にありました。熊谷市ホームページによりますと、宮塚古墳は全国でも珍しい「上円下方墳」で、四角い丘の上に丸い丘が乗っているような形をしています。大きさは、東辺17メートル、西辺24メートル、高さは約4.1メートルで、7世紀末から8世紀初め頃のものと考えられているそうです。この辺りは、古くから開かれていた地域なのですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1711209942133-1cb0K7zseD.jpg?width=1200)
付近にはこの宮塚古墳をはじめ、複数の古墳が点在し、まとめて広瀬古墳群と呼ばれています。中には、頂上に神社のある古墳があり、石碑には「安産守護神日吉山王宮」とありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711209640127-KxG8AGKrry.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1711209662023-aRnejzH5Mg.jpg?width=1200)
公園の東には春日神社がありました。無人でしたが書置きの御朱印の頒布があり、初穂料は賽銭箱に投じる仕組みでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1711209414818-yz35jEoKhD.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1711209457226-u86E7hPR7Y.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1711209496390-mR0LoODrQ2.jpg?width=1200)
公園の西側には新光苑美術館があります。こちらは障害者支援施設ですが、現代有名画家の作品300点と陶器・彫刻が施設入所者の生活空間を利用して展示されています。壁に絵画が展示されていて、作品を鑑賞しながら施設の廊下を歩きます。車椅子に乗った利用者の方とすれ違うこともあり、「こんにちは」とあいさつをすると「こんにちは」と返してくれました。
ひと通り作品を拝見した後、新光苑を運営する社会福祉法人の理事長・西田さんとお話をさせていただきました。新光苑は平成元年の開設で、普段余程のことがない限り一般の方々の出入りはほとんどありませんでした。障害があるために施設で生涯を終える利用者の皆さんを見てきて、その閉じられた環境を改善できないかずっと考えていたそうです。そして、開かれた施設として社会と接点を持つために美術館構想が出来上がったとのことでした。
西田さんの熱い想いとその実践には頭が下がりますが、それは西田さんのお子様が脳性麻痺による障害をお持ちだから、つまり保護者であり当事者であるから頑張ってきたのです。かつては、熊谷養護学校(現・熊谷特別支援学校)の誘致活動などにも取り組み、他の保護者の方々とも手を携えて心血を注いできました。
障害者の保護者の想いとはいかほどのものでしょう。しばしば「人の身になって」と言われますが、残念ですが究極的にはそれは叶わないと思います。しかし、それでも当事者に想いを馳せることは忘れてはいけないのだろうと思います。たくさんのご苦労をされたことと思いますが、当事者として福祉施設の美術館を実現されたことは大変尊いことです。
私はかつて短い期間ではありますが障害者支援施設で働いたことがあります。ときおり保護者の方々が施設にお見えになりましたが、彼らはずっと世間と社会と闘ってきた人ばかり。そのことを思い出しました。
曲ⅱ 飯島真理「1グラムの幸福」
さくら運動公園周辺の食事処をGoogleマップで検索してみると、宝屋、レストラン「We」、焼肉ココロ、居酒屋四季、ホルえもん、寿司「金太郎」、手打ちそば「やじま」など数々のお店の名前を見つけることが出来ます。なかでもホルモン大学は、名前がユニークです。友達に「ホル大に行ってきた!」と言ってみたいですね。
南の国道140号沿いや、さくら運動公園通りを東へ向かうなど、範囲を広げれば飲食店の選択肢はさらに広がります。
それらのお店の中で私が立ち寄ったのは、花屋+カフェ「ふぃおーれ」さんです。洋風の建物で、玄関を入ると可愛らしいお花たちが迎えてくれます。そのお花屋さんコーナーを通り抜けるとカフェのフロアとなっていて、カフェにも随所にお花が設えてありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711207513792-kO1xz9t7TD.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1711207310696-7slyGufY2k.jpg?width=1200)
私が注文したのは、シーフードクリームリゾットとアイスコーヒーのセット。あさり・小エビ・いかが散りばめられたリゾットはスープにひたひたになって、粉チーズがかかっています。少しピリッとスパイシーで大変美味しいリゾットでした。
ジャズが流れ、窓から柔らかな日が差し込み、居心地のいい店内。お店にはスコティッシュフォールドのグレーで上品な猫ちゃんがいましたが、あいにくソファーでお眠りになっていました。猫ちゃんと交流を持ちたかったのですけどね。お店ではオープンマイクを毎月第1日曜日14〜17時に開いていて、得意な楽器やカラオケ音源を持ち込んで参加できるそうです。音楽の演奏も楽しむことのできる素敵なお店でした。
熊谷さくら運動公園周辺の散策を皆さんも楽しんでみてはいかがでしょうか。本日もお聴き下さいまして、ありがとうございました。
曲ⅲ ギルバート・オサリバン「Alone Again (Naturally)」
![](https://assets.st-note.com/img/1711207269758-06iaXY2TiB.jpg?width=1200)
(今日おかけした曲)
・スキマスイッチ「全力少年」
・飯島真理「1グラムの幸福」
・ギルバート・オサリバン「Alone Again (Naturally)」
(樽見 潔)