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20241117秩父鉄道上熊谷駅から荒川大橋を渡って
FMクマガヤ87.6MHz「しゅっぱつ!すいっと探険隊」。今回の探検では、秩父鉄道上熊谷駅から荒川大橋を渡って国道407号を歩きました。うどん店やスポーツショップ、古着・雑貨店などを巡りました。出演は、すいっとプロジェクト代表の樽見潔、ナビゲーターはFMクマガヤの蓮沼千尋さんです。
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出発地は熊谷駅。秩父鉄道をひと駅乗り上熊谷駅で降りました。まず、駅前にある焼きたてパン店パリスさんに寄りました。菓子パン、調理パン、朝食向きのパンなど、様々なパンが並んでいます。その中で私はチーズブレッドを購入しました。チーズのつぶつぶがちりばめられていて大変美味しそうなパンでした。
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駅の南側の上熊谷商店街を通り抜けていき、南大通りを西へ少し進み、鎌倉陸橋の南側の交差点へたどり着きました。現在、交差点の角にはセブンイレブンや来来亭、マンションがありますが、かつてはそのマンションの下の階は、オリンピック、Kマートなど、ホームセンターやディスカウントショップがあったことを覚えています。
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さて、ちょうどお昼時ですので腹ごしらえをと思い、以前から前を通るたびに気になっていた、手打ちうどん天狗屋さんへ立ち寄りました。のれんをくぐり店内へ入ると、テーブル席とお座敷席が広がり、壁には有名人のサイン色紙がたくさん貼られていました。かけとつけがありますが、わたしは、かけタイプの肉うどん(大)を注文しました。大きめのどんぶりで運ばれてきて、まず一口つゆを味わうとたいへん美味しく、長年お客さんに愛されてきた説得力に満ちていました。麺は不揃いなのが手打ちであることを感じさせ、噛めば噛むほど味が引き出されました。駐車場はお店の南側の建物の一階にありますので、お車でも立ち寄ることが出来ます。
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お店を出たあと荒川の方向へ歩きました。熊谷市立熊谷南小学校の近くに、男の子の形をした看板「とびだしとび太」が設置されていました。このかわいい看板は、映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」で一挙に有名になりましたが、私は熊谷ではここにいる「とび太」しか知りません。さて、いよいよ荒川大橋へとたどり着きます。
曲ⅰ 美空ひばり「川の流れのように」
国道407号を歩き、荒川大橋を渡ります。荒川大橋は全長845.9mで、現在の桁橋になったのは昭和55(1980)年の事でした。それまでは大正14(1925)年にできた九連トラス橋がかかっていたそうです。トラス橋とは、三角形を組み合わせて箱形にした構造の橋のことです。この南側では、東松山・小川・滑川などへ分かれますので、荒川大橋は交通の要衝です。通行止めになった日には大変なことになります。この日はとても天気が良く、青空が気持ちの良い、遠くの山並みがきれいで、荒川の川面もよく見えました。
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荒川を渡り終えると「荒川大橋トラス広場」があり、九連トラス橋の一部が展示されています。そして、荒川大橋の歴史がわかる説明板「荒川大橋のあゆみ」が設置されていました。それによると、もともと熊谷と村岡の間には木橋が架かっていましたが、たびたび洪水で破損していたそうです。そこで、鋼鉄製の九連トラス橋(全長500m)が架けられたのだそうです。
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さて、この荒川大橋は朝夕大変混雑します。そして、路線バスが何系統も走っています。東松山駅・立正大学・森林公園駅・循環器呼吸器病センター・小川町駅などと熊谷駅を結ぶバスです。大橋の混雑緩和に、路線バスを活用できないものかと思います。一人乗りのマイカー40~60台が1台の路線バスに置き換えることができると考えることも出来ます。そこで、荒川大橋の南の地域に、マイカーや自転車・シェアサイクルなどから路線バスに乗り継ぎが出来るポイントや送迎ポイントを整備できないでしょうか。それにより、荒川大橋ひいては市街地への自動車の流入を抑制できれば良いのですが。
曲ⅱ タニア・マリア「カム・ウィズ・ミー」
荒川大橋を渡ると、どこまでも歩いて行けるような、そんな大きな気持ちになってきました。そのまま国道407号を歩いて行くことにしました。しかし、少し横道にそれて吉岡のコスモス畑を見ていくことにしました。残念ながら、畑はすでに耕してありましたが、道ばたに少しだけコスモスが咲いていました。
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国道407号を南に進むと、プロスポーツショップ・クマスポ上恩田店がありました。クマスポというと熊谷駅の近くにあるスポーツショップのイメージですが、ここ上恩田にも出店しているとのことでした。こちらは、市街地のお店とは異なりバスケットボールの関連商品に力を入れていて、ウェア・ボール・シューズなどが店内に並んでいました。とりわけシューズは豊富で、ネット通販も取り扱っています。プロバスケットボール人気も手伝って、遠くから来店される方もいるそうです。駐車場があるので便利です。
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さらに南下すると、突如としておしゃれな古着・雑貨店ラッキーラックがありました。今年の8月に東松山市から移転してきたとのことで、看板など窓際のディスプレイにはひかれるものがあります。フロアは2階まであり、シャツ・パンツ・コートなど古着がきれいに陳列されています。そして、ところどころ雑貨もおいてあり、セサミストリートのキャラクターなどが出迎えてくれて、楽しい空間となっていました。オーナーの黒岩さんは、アメリカが好きで、アメリカにこだわった商品に力を入れているそうです。インスタグラムには商品の投稿が多く、お店の様子がよくわかります。駐車場がありますので、お車でもどうぞ。
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探検の終着は、セブンイレブン熊谷下恩田店。ここまで歩いたところで日が落ちてきました。近くの下恩田バス停から熊谷駅へ向かうバスに乗りましたよ。
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今日もお聴き下さいましてありがとうございました。
曲ⅲ ジェイミー・カラム「マインド・トリック」
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今日、おかけした曲
・美空ひばり「川の流れのように」
・タニア・マリア「カム・ウィズ・ミー」
・ジェイミー・カラム「マインド・トリック」
(樽見 潔)