霊感の話をしよう
自分には霊感があるみたい。
数名の友達には打ち明けていて、一緒に不思議体験もしているから、その人たちとは共通認識として日常会話が進んでいたのだけど、
こうやって不特定多数の人に発信するのは初めてだ。
言うと「変な人だ」って思われるから、黙っていたんだけど…
今日、永井豪先生のエッセイを見てたら
豪氏力研究所
先生と奥さんも霊感あるらしくて、普通なテンションで喋ってたから
私も書いてみてもいいかなって思ったの。
(あっ 変な宗教とかぜんぜん入ってないし)(壺も買わせないですよ)
不思議現象をわかりやすく説明するなら、例えば、死んじゃいそうな人が透明に見えるとか。悪い事考えてる人の後ろに黒いぐるぐるしたのが見えるとか。(その後その人は犯罪に巻き込まれたり、実行する)あとは前世のようなものが見えたり、未来の「こうしたほうがいいこと」が見えたりする。
死んじゃいそうな人が透明に見えるのは、しばらくして、悲しいことにその方が亡くなってしまうから「当たっていたんだ」とわかる。
黒いぐるぐると、未来の「こうしたほうがいいこと」も同様に、後々答え合わせができる。
でも、前世は、はっきり答え合わせをする術が無い。
その人に重なって、古い時代の映像が見えるだけだから。
だけど、映像の詳細を言うと、それがその人の誰にも言っていない秘密や、仕事にリンクしていたりする。
だけど、私はこの現象に関して「これは本当なのかな?もしかして、私が過去に友達から聞いた情報をただ思い出しただけなんじゃないの?私の勘違いじゃない?」という疑いの気持ちもすごくあったので、自分を試す&頭おかしくないか調べるために電話占い師を半年くらいやった。まったく知らない人から突然電話がかかってくるから、見えた事を早口で言うの。1分経過するたび支払い金額も上がるので、お客様も、本気。見ず知らずの私に優しくする理由も情もゼロなわけだから、食って掛かってくるような感じで質問が飛んでくる。
「生年月日とか名前とか、私の情報は一切教えなくていいですよね。素早く、ただ見えた物を教えてください」と。
でも、やっぱり友達にやったときと結果は同じだった。
ガヴァネスの女性は現代で英語教師をしていた。油絵の抽象画を描いてる男性は芸大で油絵を描く女の子で、抽象画に挑戦しようか迷っていたところだった。その子と男性は、同じテクニカルな芸術の悩みに向き合っていた。
他国の重要情報を取り扱う仕事をしている方などは、最初なかなか映像が見えづらくて「こんなに用心深い方ならこの仕事任されるよな」と逆に私が感心した。*詳細を書けないのでぼかしています
そんなこんなで、お客様に映像やセリフをお伝えすると、最初は硬直していた方々も「これは私です」と喜んで電話を切ってくれた。良いレビューがつきはじめると、1日に2件対応するようになった。全部で60件くらいはやった気がする。それで、もういいかなと思ってやめた。こうして私は、電話占い経験を通して「この映像は、前世なんだろうな」と一応結論付けることにしたのだった。
他の人からは「いろいろ見えるの羨ましいな~」って言われることもある。でも、面倒なことは結構あるし、心身のバランス崩してると方位磁石が狂うみたいな感じで低周波な間違い映像が流れて来ちゃうから注意している。
疲労やストレスが疑心暗鬼を呼んで、嘘情報が流れてくるみたいな。
だから、睡眠と食事はとっても大事だなと思っている。
それから、これらの映像を見るスイッチは、普段は切っている。
外歩くとき辛いし、他人の情報を勝手に見たくないからだ。
(深夜は人の想念が鎮まってるから好きだ)
あと特に、ご縁がない人や近しくない人は全然見えない。
「HELP!」って相手が言って来たらだんだん見えてくる感じになる。
でも、重要な時は「強制的!」って感じで情報が頭に差し込んでくる。たとえば、私が絶対に行った方がいいお店や働いた方がいい企業とか。絶対に応募した方が良いコンクールとか。そういうのが現れる時は、そのお店やサイトが光って見えて、目が離せなくなる。
このサインは人生のターニングポイントを示してるので、だいたい挑戦してみることにしている。
そしてね、私には後悔がひとつあります。
それは、とある方とお喋りをしたときのこと。
その方は体幹がすっごくぴしっとしっかりしてて、左右対称で、炎の龍のように見える一方で我が無くて、透明感のある人だった。淡雪みたいなやさしさを他人にくれるような人。他人に圧を与えることを、普段なるべく控えているような人。
その方とのお喋り、楽しかった。
でも、互いの共通のトピックで盛り上がっているうちに突然、今までに見たことがない、鋭い鋭い刀の映像が流れ始めて…私は驚いて逃げてしまったんです。
いろいろ経験した今なら、どうしてそのような映像が見えたのかわかるのだけど、当時の私は未熟だったし、自分の不思議現象に関する鍛錬とデータが足りてなかった。だから、これがその方の前世なのか、現在考えてることなのか…行っていることなのかを細かく精査できなかった。
それで、こわいって感情に支配されて、ちゃんとした説明もなしに、逃げたんだ。
それが私の後悔です。
私はあの時、その人から「変な人」って思われるのが怖くて、正直に自分の身に起きた事を説明せずに、自己保身を選んだ。
あの時のことを思うと、楽しかった記憶が蘇ると共に落ち込みもする。
でも、もう一度お話することがあったら、ごめんなさいって謝りたい。
こんな謎な話を、一体どう切り出したらいいのか皆目見当もつかないけれど、勇気を出さないといけない気がする。教科書に書いてない勇気を。
そして、淡雪みたいなキレイな純白と、麻わらじ(雪沓でなくわらじ)の方に落ちた少し灰色になった雪と、金と銀のダイヤモンドダストみたいな色がその方に重なって見えていて、とても美しいという事も、伝えられたらいいなと思っている。