忘れたくないこと
noteにたくさん投稿していたのは無職の頃だった。二年ほど前だ。休養もかねて、絵を描いたり文章を書いたりしていた。
その頃から今にかけて、サービスの使用感や雰囲気もだいぶ変わり、自分がまた会社員になったのもあって投稿数が減り、使いこなせていないと思うけど、構わず書く。
最近、Twitterを見ていると、自分よりもずっと若くて優秀な人たちが本当にたくさんいて、あ〜自分なんていなくていいんだろうなぁと思うことが多くて、かといって体質や性質的に自分にそこまでのエネルギーがない現実もあったりして、とても落ち込むことが多かった。何かを作り続けるのをやめたいと思うこともあった。
そんなときに、noteをはじめた頃のことを思い出した。これは自分の観測範囲での印象だけど、当時はWeb・UI・UX系の話題でそこまで盛り上がっていなくて、イラストやITの技術的ではない文章(エッセイや日記的なもの)を書いている人のほうが目に入りやすく、そういう人たちの投稿をよく見ていた。
それでとても救われたと思うことがあって。noteには自分と同じ歳くらいかもっと上の人たちが新しく何かをはじめてみたとか、それで続けているとか、そういう投稿を見かける機会が多かった。自分は昔から興味のあることや好きなことになかなか正直になれなかったり、超病んでいて最低限の社会生活以外は引きこもりがちで、そのくせ良い刺激を受けるようなITリテラシーも皆無で、いろんなことに関してスタートが遅かった人間なので、ここでは自分と近いかもしれない人がたくさんいるのかも、と思うと居場所ができたような感じがした。自分より若い人にばかり目を向けて劣等感を抱かなくてもいいんだと思えたのだった。
白か黒か極端に考えがちなせいで落ち込みやすいんだけど、久しぶりにそんなことを思い出して、また劣等感で潰れそうになっている今、自分を責めるのはやめようと思った。何歳からスタートしたっていいし、続けてもいいし、どんなにしょぼくても何もやらないよりは少しは行動できてるからだいぶいいよ、と実感できるようになりたいな。