【スーツケース図鑑】BEAMS DESIGNのスーツケースは気持ちがアガル
どうも、三度の飯よりスーツケース、スーツケースの伝道師さとです。大好きなスーツケースのことを今日もたっぷり語りたいと思います！
さて、本日はBEAMS（ビームス）です。セレクトショップ御三家の一つと言われるあのBEAMS。
知らない方はいないとは思いますが、一応説明しときますと、1976年に創立された歴史ある日本のセレクトショップです。アメカジを軸にしつつ、非常に幅広いテイストのアパレルを展開されています。かっちりした格好が苦手な私も大変お世話になっています。
今回はそんなBEAMSの名前を冠したブランド「BEAMS DESIGN」のスーツケースをレビューしたいと思います！
BEAMS DESIGNのトラベルシリーズとは
BEAMSさんと共同で開発された商品には「BEAMS DESIGN」というブランドが付与される仕組みになっているようでこのスーツケースも「BEAMS DESIGN」のロゴが刻印されています。このアイテムは長年トラベル小物を開発されているメーカー「トレードワークス」さんとの共同開発ってことなんですよ。
実はスーツケースだけではなく、スーツケースベルトやステッカーなど、トラベルグッズもたくさんあるシリーズになっています。このシリーズのコンセプトは「アガル タビ。」さすがトレードワークスさん、この辺は長年のノウハウを詰め込んでます。グッズについてもそのうちレビューしたいですね。
※詳細は公式ページを参照
「アガル タビ。」というコンセプト、ざっくりいうと、旅の道具を選んだり使ったりするときからタビのわくわく感がアガル、そんなトラベルグッズシリーズにしたい、という想いが込められたコンセプトなんです。気持ちの上がり具合を、「半音上がる」にかけて、音符の「♯（シャープ）」をロゴにもあしらっているあたり、BEAMSさんのこだわりを感じます。
実は機能に関してアドバイザーというか、ガヤ的な立ち位置で参加していて、欲しい機能はとりあえずメーカーさんにリクエストしまくりました(笑) はたして、それがどうなったのか？！このあたりも忖度なしでレビューしていきたいと思います！
①デザイン
BEAMSさんが関わっているだけあって、デザインは頭一つ抜けているかなと。ぱっと見はシンプルですが、要所でのBEAMSオレンジの利かせ方もあって、他ブランドにはない仕上がりです。特にキャリーバーのメタリックオレンジが所有感をくすぐります。
フロントデザインもアシンメトリーで単純にかっこいい。さりげなく、シンボルの「♯」がデザインの中に組み込まれているんですよね。色（ネイビー/カーキの2色展開）に関しても、光の当たり具合でその様相を変える仕上げになっていて素敵です。個人的にはカーキが好みなんですが万人受けするのはネイビーでしょうかねぇ。
②機能
アドバイザーのわがままを聞いてくれているようで、なかなかなわがままボディに仕上がっています。素材は強度と軽さに優れたポリカーボネート100%。
特に間口の大きいフロントオープンは強く要望しました。モノの出し入れがしやすいってのはもちろんなんですが、正面から見たときにジッパー部分が目立たなくてデザインもスッキリするんじゃないかと思ったんですよね。実際試してみると、ビジネスバッグもすっぽり入るくらいスペースが取れているのでなかなか良いかと。
機能というよりデザインの話ですが、中央のファスナーとフロントポケットのファスナーの仕様を変えている点もチェックしてもらいたいです。フロントポケット側はファスナーを裏使いにしているんです。エレメントが表に出ないので見た目がスッキリします。
足回りもHINOMOTO社製「SILENT RUN」を採用しているので静かで滑らか。HINOMOTOのキャスターは加水分解に強いから、久しぶりに使おうと思ったときにキャスターがボロボロになっているってことも無くて良いですよね。多くのブランドが採用しているだけあります。
機内持込シーンで活躍するボトムハンドルもついているので、新幹線や飛行機の棚に乗せるときにも便利です。
③コーディネート
ある意味、これが一番の独自ポイントです。冒頭でコメントした通り、各種トラベルグッズもシリーズ展開しているので、スーツケース関連アクセサリーとのコーディネートがしやすいのがアガルポイントになっています。例えば、スーツケースベルトやラゲッジタグなど・・・
企画の段階から、このコーディネートを愉しむことを想定したデザインや設計をされているので、相性は抜群です。コーディネートをしている段階から気持ちがアガルのはコンセプト通りと言えますね。
面白いのは、コーディネートのためのシリーズアイテムを使わない時のことを考えている点。フロントポケットの内装がバッグとめるベルトを吊るせる仕様になっていたり、オーガナイザーが収納しやすいサイズの内ポケットがあったり、細かいことを考えているんですよ。BEAMS DESIGNのファッション性とトラベル小物を主力にしているメーカーさんのアイデアが融合したナイスな工夫だと思います。
・欠点
唯一、キャスターストッパーがないこと。最近のトレンド機能でもあるので、あったらベターでしたね。まぁ、ストッパーを付けることで故障リスクも高まるのでどっちが良いとも言い切れないんですが…。ストッパーかけたままうっかり使ってしまって壊してしまう方が多いんですよ。あと、足で挟んで固定するからいらないって人もいますしね。
・総評
こんなシーンにおすすめ
人気の機内持込サイズなので、出張でも旅行でもマルチで活躍します。がばっと開くフロントオープンのおかげで、とにかくモノの出し入れがしやすいので、ビジネスシーンにより最適です。デザイン的にスーツスタイルにも合わせやすそうですしね。
こんな人におすすめ
ちょっと人とは違ったものが欲しい”こだわり派”にお勧めです。機能面が充実しているのはもちろん、周辺アクセサリーとのコーディネートができるので、自分好みにカスタムできます。長く愛せる相棒的存在のスーツケースに仕上げちゃいましょう。
