コンプレックスの乗り越え方
物心ついたときから、コンプレックスにとらわれて生きてきました。
それらは生まれつき右腕全体に広がる血管腫(赤あざ)と、思春期からは急に伸びた身長からくるものでした。
隠せるようなコンプレックスなら隠しましたが、大きすぎて隠しきれないものでしたので、最近、母親から聞いた話によると、小さい頃は知らない人の前では右腕を後ろに隠すようにしていたそうです。
高身長に関しては、何を言われてもジロジロみられても、人前では平気な顔をしている、ということだけしかできませんでした。
■ 本で読んだコンプレックス解消法
どうにかしたいと思い、コンプレックスを解消するためには、ということをよく本などで読んできましたが、どれも私には根本解決にはなりませんでした。
最近読んだ本にも、2人組になって相手を褒め合うとか、自分自身で鏡を見ながらほめる、などの方法が書かれていました。
ほかにも、そのコンプレックスによって、逆にどんな小さなことでも良かったこと、ポジティブなことを見つけてコンプレックスを解消するという、ポジティブ転換という方法も書かれてありました。
さらには他の人はそこまで見ていない、というアドバイスもありました。もうここまでくると、どこか近所のおばちゃんの気休めか、とツッコミつつその本を閉じました。
もし本当にこれらの方法で解消できるようなら、それほど深刻なコンプレックスではないのかもしれません。(注:あくまで私の感想です)
特に、そのコンプレックスがあるからこそ良かったことを探すなんて無理矢理すぎて、辛い最中にいる当事者からしたら、何言っちゃってるんですか?って怒りを通り越して半笑いにもなりそうな解決法のような気がしていました。
■ 私が思うコンプレックスの乗り越え方
しかし、これまでそのコンプレックスがあったから良かったこと、を無理やり見つけることができなくても、「これから」そのコンプレックスのもとを良いものにすることならできるのではないでしょうか。
そのコンプレックスがある自分だからこそ、何か出来ることを考えてみる。どうしたらそれをポジティブな方に活用できるか、は自分がこれからできること、作り出すことが出来ることだと思うのです。
今、そのコンプレックスによって辛すぎて、それも無理だと、思うかもしれません。
でも、その同じような辛いコンプレックスを乗り越えた人がいる、と思ったらどうでしょうか。
似たような悩みやコンプレックスを乗り越えた人を見て「もしかしたら、自分もあの人たちのように乗り越えられるのではないか。」と。
本には書かれていませんでしたが、私にはこの方法が一番自分にしっくりきました。
「他にそうできた人がいるのだから、私だってそうなれるのかもしれない。」
自分が本当にそうしたいと思うなら、
欲しい自分の未来は作れる。
これまでがどうだったかより、今あるものをこれからどうするか。
そのコンプレックスだって、自分の一部なのです。
振り返ってみた時にこれがあったからこそ、こうなれた、という未来をこれから作るのはどうでしょうか。
あなたはどうやってコンプレックスを乗り越えましたか?
または、どうやってコンプレックスと向き合っていますか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?