見出し画像

夢のメンヘラ10秒クッキング①「エゴパフェ」

---------------------------------------------------

これは料理や食材やたべることを特に愛してるわけでもないそこまで興味もない、ていねいな暮らしとはほど遠い、雑で元メンヘラなわたしがあえて監修するレシピ本です。※万が一、料理生活や食生活にプラスになることを求めているひとはそっと閉じるべき!!!!!!!!!!!!!!!
-------------------------------------------------

メンヘラやこじらせというのは、いうなれば血管のつまりみたいなものと思ってる。生きてる中で極端になにか一カ所にトラウマか卑屈な気持ちか愛情か情熱をつめ込みすぎて血液がそこだけに充満してしまい
うまいこと血管同士がすんなりコミュニケーションできない。

それは精神論だけでなく、たべものでも同じで、何かたった一つの食べ物、食べ方、を執拗に愛しどっぷりその食に依存する傾向、ない?!
わたしは小学生のときスナック菓子の「さやえんどう」にはまって箱買い(問屋から段ボール買い)したのがそのはじまりだった。

そんな、ストーリーと愛をつめこんだ、個人的なレシピを紹介していきます!

【第一話は"エゴパフェ。"】

19歳の頃、ケーキバイキングにめろめろだった。
名古屋ヒルトンの一階にあるレストランで夕方、餃子好きの友人とよくケーキバイキングにいった。大量のケーキと餃子やシュウマイ等の飲茶!が食べ放題だったのだ。

わたしはそこで、ケーキでも飲茶でもなく、あるものをひたすら飲んでいた。

それはチョコファウンテン(チョコフォンデュするチョコがでてくる噴水みたいなやつ)にお椀をかざし、どぷどぷとナミナミに注いだ、【ただの、溶かされた、チョコレート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
それをひたすら飲む!という、どこかの部族のならわしでしょうか?というくらいに滑稽なその美食!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

いまでも何度も何度もそれがしたくなり、チョコファウンテンがあるビュッフェにいくものの(2016年現在はビュッフェというよね?)、そのチョコの海に何度もお椀を傾けたくなったがさすがに、さすがに、自意識過剰が過ぎているわたしはそれができないのだ。大人になってしまった。

だけどパフェたべたい。チョコ飲みたい。どろどろの甘いなにかを、というかチョコを、さらには生クリームを、クレープを液体にしたみたいなやつを、からだに浴びる様に感じたい。抱かれたい。そんな思いが錯綜していてもたってもいられず、特にここぞというとき、私が家でつくる魔法のレシピだよー!!!!!!!

〜〜〜〜エゴパフェ〜〜〜〜〜
用意するもの 
・板チョコ1枚〜2枚
・牛乳 (量:パック傾けて「ドバドバ」と口で言うとき出るくらいの量)
・バナナor苺orえびせんべいor生クリーム
・レンジ
・電力
・器
・まぜるスプーンか箸

つくりかた
・板チョコをバキバキにして器にいれる
・チンする(ノリでいいけど、2分くらいかな)
・すぐに牛乳をいれる
・急いで混ぜる
・すきなものをいれる
・食べる

脱フォトジェニック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
欲望の為だけにたべたい。そこにインスタグラムは割り込まないでほしい。
誰かに公開もしなくていい。「いいね」な要素皆無。
自分の求めているものをつきつめよう。
自分の最先端を探そう。

サポートしようと思ってくれてありがとうございます!どちらかというとサポートよりメンバーシップ入会がお得でおすすめです!届いた全部のお悩み相談に答えていて、過去記事読み放題『君の日常と混浴したい』(月600円)も読めるSUISUI CLUB〈メンバーシップ〉の欄からどうぞ!