ジョイントコンサートはいいぞ
みなさんは「ジョイントコンサート」を聴きに行ったことはありますか?
ほかの楽団やほかの学校と一緒に演奏会を行う企画で
2団体〜6団体くらいで行われるようです(それ以上になると音楽祭になる)
アマチュア吹奏楽の演奏会ではこのジョイントコンサートがかなり盛んに
行われており日本各地で行われています
コロナの規制が緩和され、再び活発化してきたジョイントコンサート・・・
今回は「お客さん目線」と「プレイヤー目線」でそれぞれどんな良さがあるのか
紹介したいと思います
まずお客さん目線ですが
各団体の特徴を比較的短い時間で知ることができるという特徴があります
コンクールだと時間がちょっと短い!と感じる方にもいいです
そして複数の団体を同じ会場で聴き比べできるということもメリットです
そういった意味ではコスパ・タイパに優れた演奏会と言ってよいでしょう
「いろんな団体の演奏会に行ってみたいけど、なかなか時間が取れない!」
「すでに聴いたことがある楽団だけど、他の団体と聴き比べをしたい!」
という方はおすすめです
そしてプレイヤー側の目線ですが
他の団体と自分たちの楽団を比べることで視野が広がります
特に合同演奏があると、より刺激を受けることができます
例えば学生の演奏会の場合、吹奏楽コンクールで優秀な
成績を取っている学校と一緒に練習すると
「なんだ個人だと意外とそんなに上手じゃないな!」
と思うことがあります。有名校だからといって必ず全員がスーパーマン級に
上手とは限りません。自分たちのバンドで合奏をする能力に
長けているというだけで全てのことができるわけではないのです
「コイツらも同じ人間なんだな・・・」と親近感を持ったり
「お、俺たちも工夫すれば次のコンクールでもっといい成績が
取れるんじゃねえのか?」
という気持ちにもさせられます
変な固定観念がなくなるのです
反対もしかり
吹奏楽コンクールでほぼ名前すら聞かないような学校の中に
めちゃくちゃ上手な人もいたりします。例えば私が高校の頃、
合同バンドで同じトロンボーンパートに
ボレロのソロを軽々と吹いている人がいて驚いたことがありました
そのあとの合同練習も
「この人の隣で吹くとめちゃくちゃ吹きやすくて楽しい!」
と感じ、目の前の雲が晴れたようでした
上手な人と吹くだけで勉強になることがあるのです
ちなみに音大受験やプロになることを考えている人は
吹奏楽の有名高校を選択肢に入れないこともあります。
同じクラシックでもやることがかなり違うからです
演奏だけでなく、行動面でも見習うべきだな!と思うことがあったり
これは真似したくないな・・・と反面教師にしたり
新しい仲間ができて、それからお互い切磋琢磨できる
良きライバルとなったりします
ちなみに私は高校のジョイントで友達になった人と
25年経った今も付き合いがあります
というふうに、自分たちの楽団でやるだけでは気付けないような
発見がたくさんありますおすすめは
「自分たちよりちょっと上手いんじゃないか」と思っている団体と
ジョイントするのがいいかと思います
まだやったことがないからぜひやってみたい!という人は団長・顧問の先生や
他団体・他校で吹奏楽をやっている友達づてに話を持ち込んで
みてはいかがでしょう。それが難しければまずは地区音楽祭などに参加し、
そのとき目星をつけた団体の方に話を持ちかけるのもいいでしょう
ぜひジョイントで吹奏楽を盛り上げてください!