一般吹奏楽団も横領は起こりうる
最近ネットニュースで
某吹奏楽連盟の不正受給・横領事件を目にしました
何年かおきに目に入ってくることなので
「ああまたか」
と思いながら見ています
今回はそれにちなんで
一般吹奏楽団でも同じようなことはたぶん起こっているよな
と思うので書いてみます
もしあなたが一般吹奏楽団に所属していたとして、
会計を団長ひとりでやっていたとしたらそこはヤバい楽団だと思っていいです
(あるいは夫婦で団長と会計をやっていたりすることもありますがそれも同じ)
例えば団費が月¥2000だったとして、団員が30人いたとします
年間に集まる資金としては
2000×30×=720000
です。もちろん練習場所や定期演奏会、楽譜や打楽器購入でたくさんの出費がありますが、今後の活動費として積み立てもしているでしょうなので10年も続けている楽団であればそれなりの資金があるはずです
それを「1人の人間が自由に使える状態にしている」のが問題なんです
どの団もそうではないと思いたいですが、もし自分が金銭的に余裕がなかった時、
使っても誰にも気づかれない状態のお金が手元にあった場合
「後で返せばいいから少しここから借りよう」
という心理が働きやすいと思います。
会社であればそうならないよう第三者役である監査がいるわけですが
一般楽団ではそれが作られていない場合、このようなことが起こりうると思います
とくに団長がオレ様系だったり、ふだんの活動に対して自分に「見返りがない」と
感じてしまっている人であれば、どこかで「元を取りたい」と考えるかもしれません
(おそらく吹奏楽連盟はそういった組織や心理が長年働いた結果ではないでしょうか)
まだ創られて間もない楽団のため組織がうまく作られていない楽団、
それかあらかじめ
「うちの楽団は責任者が個人的な理由で団の予算を借りることがあります」と最初から説明してある楽団(そんな楽団あるんかい)であれば仕方がありませんが、
長くやっている楽団であれば団員のことを考えて
みんなが疑うことがないよう、このようなことも取り組んでおくのが
責任者としての役割だと思います
そういった細かいことをクリアしているかが私は団が長続きしたり、
いい団員が集まってくるかの要件だと思います
あなたの楽団は大丈夫でしょうか