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2020年間ベスト20→11

30位から21位は以下のリンクを参照。では20位からカウントダウン!

20. キリがないから/藤井風
キリがない事、個人的にもいっぱいしているので耳が痛い。歌詞は自己を鼓舞するような、或いは聴き手を奮い立たせるようにもとれるんだけど、クールなトラックで全くそうは聴こえないのが面白い。1番と2番で同じ歌詞を繰り返すのも"永遠に 永遠に 彷徨うザマ"だったりするんだろうか。PVのアンドロイド役ダンサーは武道館公演にも出演した。

19. ブルーフィルム (Revival Version)/cali≠gari
カリガリは今年、2000年のアルバム『ブルーフィルム』を再録し新曲を加えたアルバムをリリース。当時のV系シーンにおいてかなり異端な存在だったカリガリは20年経ってもやっぱり異端で、むしろいなくなってしまったのは当時のトレンド的なバンドの方だった。この作品に思い入れがある身としては、20年経ってメジャーから再リリースされるという事実に胸がいっぱいだった。貫く事と続ける事の大切さ。
バンドはコロナの影響で新譜を引っ提げた大規模なツアーができない事から今回の再録の話になったらしい。古くからのV系ファンにとっては珍しくコロナがもたらした恩恵の一つでもある。

18. 同じ風に吹かれて/SCOOBIE DO
今年全てのライブバンドが見舞われた困難が、曲作りにも影響を与えるのは自然なこと。サウンド的には昔のスクービーにありそうな感じなんだけど、これまで築いてきた長いキャリアから歌詞のメッセージ性がよりリアルで説得力を持ったものとして響くようになった。

17. 未来はみないで/THE YELLOW MONKEY
本当は再始動一発目に作った曲だったのにリリースが見送られ、東京ドーム2デイズに合わせて発表したところそのドーム公演が中止になってしまったという、ストーリー込みで消費せざるを得ない曲。だが歌われている事は本来コロナとは一切関係なく、再始動前のバンドの空気を想像させるような一曲。11月の東京ドームで鳴り響いたのが感慨深い。

16. 何なんw/藤井風
ポップの価値観を一気に塗り替えてしまった衝撃の岡山弁ソング。タイトルだけだと奇をてらっただけのニューカマーの楽曲に思えてしまいそうだけど、スルーしなくてよかった。宇多田ヒカルが出てきた時みたいな感じに近い。

15. Alive Song/SCOOBIE DO
震災もそうだったけど困難に見舞われた時ほど底力を発揮するライブバンドというのが一定数いて、スクービーもその1つなんじゃないだろうか。いつものようにファンキーながらも少し優しく、且つ力強く「生」を肯定していく。"純粋な欲望のまま 獰猛な絶望抱え 生きることに取り憑かれていよう"ってすごいパンチラインですよね。

14. Cutie girl/Mega Shinnosuke
90年代のネオアコバンドのアルバムに入ってそうな曲。目新しさはないけど新世代のソングライターがこれを作ってるのは面白い。

13. スマイル/森七菜
単なるカバーの域を超えた、ホフディランの新解釈。意図せずとも出てしまうアイドル性もめちゃくちゃ高い。♪スマイルしててね~の"ね~"の部分の歌い方、天才かな。

12. 踊らせないで/eill
ドラマ「女子グルメバーガー部」ED。毎回主人公が豪快にハンバーガーにかぶりつく事で、人生に前向きになっていく様が描かれていた。
ドラマのオンエアが金曜の夜だったので、本来ならばクラブイベントなども多く開催される時間帯。(コロナでそれどころではなかったですが) フロアライクながらもJ-POPのキャッチーさも持ち合わせたサウンド、また自分のステップで踊る=自分らしく生きるというメッセージはドラマのイメージにもよくハマっていた。これに限らず、今年は「自己肯定感」「自分らしさ」みたいなテーマの曲がやけに目立った。

11. Teenager Forever/King Gnu
King Gnuにしてはポップで歌詞もわかりやすく、ティーンにも伝わりやすそうな曲。引き出しの多さに感心した。


11位までカウントダウン終了。次回はトップ10!

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