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名前はまだなゐpresents「the祭り」で、テレグラキをやります【勝山】

勝山です。
特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティネットワーク(TA-net)と
芸術創造館が共催した舞台手話通訳つきの演劇作り体験発表会が10月5日と6日に開催されまして、彗星マジック、参加して参りました。
参加者はおれ(作演)、ユラリと杏花ちゃん(出演)、香菜海ちゃん(音響オペ)。
6日の発表会にはヨネと奈々さんが観に来てました。

「落花生」という30分の短篇を発端に、手話という身体言語に興味を持った(特にユラリが)我々ですが、参加のお誘いは手話に興味を持ってることを知らなかった秋津ねをさんから。
既に「The祭り」やINDEPENDENTにメガネニカナウの参加が決まっていて、ユラリは火ゲキのCriticalCreationが決まっていたところからのお誘いだったので、「どうしよう…」とも思ったのですが、稀有な体験ができるならば!と参加を決意、作品はラジオドラマで書いた「深夜バス」としました。

ふだん書いといて良かった…。
「深夜バス」に決めたのは、ユラリが推して来たこと、ヒソヒソ話という聴こえづらい部分を手話で拡張してもらえるのではと思ったこと、演者の立ち位置が固定されるのでミザンス、交通整理に時間をかけなくて済むこと、などが理由。物語も強引だけれど「そういうことか!」という要素もあるし。

ラジオドラマ、突貫で書いたものを初読みで本番なのでとてつもなく面白くないこともままあるのですが、時々「あ、これ、いいもん書けたな」と思えるものが出来たりするし、今回の体験会のように即断しなきゃならなくてかつ作品の提出が必要、とかにめっぽう強いのでこれからも続けていきます。

詳しいことはユラリが書きそうなので割愛しますが、当日、手話通訳士の方を完全に演者側として出演してもらう、という演出にさせていただきまして。コチラもアチラもお互い新しい表現手段に真摯に楽しくチャレンジできたこと、本当に得難い体験でした。
何より手話通訳という人間が舞台上に居てくれると今まで伝えることのできなかった人に演劇を届けられるようになるのだ、という当たり前の事実を実感した時に目の前がパァア〜と開けた高揚感。
10分足らずの作品にみっちり集中して取り組んだ2日間、本当に参加して良かったです。

手は「彗星」を表しています

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