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年末演劇ハイシーズン【勝山】

今日は火曜日のゲキジョウ振り返り&投票そして第9回30GPノミネートイベント当日なので、今日が火曜日ですね!
勝山です。
有難いことに、秋冬年末演劇ハイシーズン、お腹いっぱいもう食えねぇってくらいに堪能させていただいております。
先日はせっかく照明を仕込んだ「カヨコの大発明」の本番すら観れない始末。にも関わらず、しっかり打ち上げには参加。
中嶋に「観たかった」と伝えたところ「もう一生分観てるからいいじゃないですか」などと返されたけれどおれは琴スワンに恋をしているので何度でも観たいんだよ。わかってねーな。

昔話を。
5年に一度の全国ツアー、INDEPENDENT:3SS(2016)で勝山は琴スワンといっしょに旅をしていまして

大阪、東京、福岡、そしてツアー千穐楽の地である沖縄と、4箇所にて観る機会がありました。

ホラ、それでは、言いにくいけれど、あるじゃん、言いにくいけれど。
あんまり観たく無いけれど観なかったら失礼になる気がするから観るかってやつ。
おれなんて自分がつくった芝居だってある。たしか彗星の何かの本公演、まだ應典院でやらせてもらえた頃、楽屋でコーヒーとおかしを嗜みながら観てたもん。
琴スワンは断言して言える。無かった。
で、沖縄公演で、いつものようにたくさん笑って心の中でツッコミ入れて、滅茶苦茶に泣いた。なんかもう琴スワンがきれいすぎて泣いた。
カヨコの打ち上げでも話したところ、何で?ってひとと、わかるーってひとが居て。
そういう何というか観劇の価値観というかフェチズムというかポイントというか。が、窺い知れる会話の中でも、好き嫌いではなく、好きが大前提で受け取った印象が違うという話ができることが素晴らしい。
ありがとう琴スワン。
あなたのことを面と向かって悪く言う輩とはまだ会ったことなど無いけれど、会うことがあったら「コイツわかってないから万が一発言に説得力があるように思えてもそれはハリボテの会話術であって肝心の内容ではないですので無視してもらって大丈夫です」って書いた紙を背中に貼り付けといてやりますね。

琴スワンとは次の場所で会えるよう精進します。



INDEPENDENT:24

というわけでハイシーズン目下の本番はコチラ。
INDEPENDENT:24!

勝山はユニット[i]。畠山さん一人芝居「夜に歌う」という作品の作・演出で参加しています。

以前にも書いたかも知れないけれど、一人芝居をつくるときにはいくつか大切にしていることがあって(面白い一人芝居をつくってるひとみんなどうだと思いますが)、なぜ一人なのか、と、なぜ発話しているのか
なぜ一人なのかをクリアしてても、なぜ発話しているのかをクリアしてない作品が多い印象。

続いて、演じる役者のための台本と演出なのかどうか。
台本の中で「高身長でスラッとした役」を170cmくらいの人が演じてる、とか、「美女にコンプレックスを持つ役」を美女が演じてる、とか。
外見に於いては、観客に色眼鏡やフィルターをかけてもらうことを強要するようなことは避けるべき。見えないものは想像してもらえるけれど、見えてるものを変換してもらうのは大変なのです。
あとは役者さんが笑いに強いのか、とか、誠実な役が似合いそうなのか、とか、怒ることが苦手そう、とか、役者が誰に何に対して共感や嫌悪感や好意を覚えてるのか、とか、何が特技なのかを確かめさせてもらったり、とか。そのへんを踏まえて執筆。
特技については、ほら、時たまいるでしょう?特技はダンスとか言っておいて素人にだってわかるくらい下手くそに草が生えたようなダンスしかできないやつとか。それはもう趣味じゃん。いや趣味でもないかも知れないけれど特技って言うな。ダンサーどころか表現者観客すべてに失礼。そんなやつは役者と名乗って欲しく無いしだから一緒に演劇作品つくりたくない。
あと自分のことを個性的だと思いますとか花があると思いますっていう輩も危険。基本的に演出は役者の主観的評価を信じるのではなく、役者の客観的評価を信じるべきだと思ってます。その役者の客観的評価が、演出が思っているその役者の評価と同じようなら尚良し。
話がズレました。
とにかく一人芝居はその役者が演じるのがいちばん良い、欲を言えばその役者以外この作品を演じれないってものをつくれれば最高!って話。そんな理想に向かって考えてぇ、相談してぇ、動いてもらっぇ、つくっていくわけなんですぅ。超ムズい。
あ、いや別に一人の必然性とか、役者のためとか特技がどうとか個性がナンとか、板に上がった作品が面白かったらどうでも良いんですよ?どうでも良い。だいじなだけ。

最後に、枯れた技術の水平思考。これは完全におれが意識していることで、かの有名な横井軍平さんの哲学。

ヨネの「シロとクロ」のときにつくった構造で10年は勝負するぞってずっと一人芝居の時にだけ挑戦してて、「シロとクロ」は初演が2013年なので、今年で11年!やった!というわけで、慣れ親しんでかつ苦しめてくれた(自分で勝手にやってたことだけど)構造ともこれでお別れ、の作品です。
「夜に歌う」。観に来てください!



最強の一人芝居フェスティバル!

INDEPENDENT:24


2024年11月21日 (木)~24日 (日)

※「夜に歌う」は21日(木)20時のブロック、23日(土)16時のブロック、24日(日)16時半のブロックに上演

1ブロック券:前売 3,300- 当日 3,600-
1日通し券:前売 4,500- 当日 4,800-
木金通し券:前売 4,000-
U22通し券:前売 3,000-

in→dependent theatre 2ndにて

ご予約は以下から。

 



御大と監督で参加しました、「ヤンサン映像研究部上映会2024」!
ぶじに終わりました。
今年はお伺いできなかったのですが、アンケートを拝見させてもらったところ、大いに沸いたそうでもう感無量です。
楽しいってほんとうに大事。
息抜きの創作ってマジで最高。
御大といっしょに11月9日22時半ごろから「ファイナルラストバトル〜クライマックス オブ ジ エンド〜」お披露目ツイキャスしたいと思いますので、時間作れるよってかたは一緒に観ましょう。ツイキャス後にはYoutubeのリンクも公開していつでも観てもらえるようにするつもりです。

「ヤンサン映像研究部上映会2024」が気になるって方はコチラ!

10分バージョンのサムネイル!雑だ!
ディレクターズカットのサムネイル!雑だ!

 



12月8日、稽古でお世話になっている西部コミュニティセンターで行われるクリスマスイベントに彗星マジックで参加します。
30分〜40分の児童向け演劇作品(!)。
いま書いてる最中なのですが、児童向けという括りで台本を書くとおれってこういうものを書くんだ、と、自分でも驚いております。
子供のことを無意識にどう思いどう感じていたのかがわかるというか。
詳細はいずれHPにアップされるのかしら?
いちおうリンク載せときます。

 


 
あとメガネニカナウ7。
来週が公開顔合わせ!

一口タニマチさんをするんですって。
心と財布に余裕があれば、応援してください。
逸平さんが記事にも書いているけど、観に来てもらえることがほんとうにほんとうにほんとうにほんとうに嬉しいですボクたち。
個人的にはブロマイドとかクラファンとかチェキとかパンフとかタニマチさんとか興味なくて。ただただ観て欲しい。そのためにやってますからね。
仕事ではめっちゃつくりますがね!仕事ですからね!お客様が欲しいと思えるものをつくりたい!おれが買わないだけ!
なので、観に来てください。
全員作劇はじめましての人たちと演劇つくります。

メガネニカナウ7

2024年12月10日(火)~16日(月)

一般前売:5,500-
一般当日:6,000-
22歳以下:3,000-(座席数限定)

in→dependent theatre 1stにて

輜重(しちょう)部隊、北におうべし
雪に視界を覆われ息をするにも喉が痛む厳冬期、我ら栄光ある皇国軍は敵国の首都に向けて勇猛と進軍!その獅子奮迅の戦ぶりに敵国は恐れ慄き逃げ惑い、あれよあれよという間に敵国の領土を次々と占領!破竹の勢いでいよいよ首都を攻略しようとした際、物資が払底!
斯くして我らが輜重部隊は軍需品をたんと積み、衛生兵に会計科兵を連れ立ち旭日昇天に最前線へと行軍を開始した!

キャスト
喜多彩葉(ステージタイガー)、徳城慶太、永津真奈(Aripe)、野村洋希(stLuck height)、三原悠里(Cheeky☆Queens)、上杉逸平

我々Bチーム!

予約はコチラ


ではまた来週!

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