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御大と監督【勝山】

どうも。
「御大と監督」という映像カンパニーで御大(立花裕介)と一緒に、キャスティング・撮影・編集・場合によっては作曲やロケハン、そして口伝(台本はありません)、何より監督を務めております監督(勝山修平)です。

2013年に彗星マジック「チムニースイープ・ラララ」という本公演の本番期間に爆誕し、それから数回本公演のたびに名もなき団体として短編映画を数本撮り続けて来ましたが、ワタクシ監督のスランプによりプロジェクトが頓挫したものの、2018年〜2019年にかけて「ポストグラフ」という演目にて彗星マジックが全国ツアーを行った際に機運が訪れプロジェクトを再開、各地にて新作を次々と製作し発表、何よりドキュメント映像という分野にも手を出したことにより今までの映像作品をまとめた円盤製作に着手するこを決意し、その頃でしょうか、「御大と監督」という名を名乗り出したのは。

お陰様で今に至るまで、新作をつくる度に熱狂的な声を直接いただいております。
・元気になった
・どうでも良くなった
・面白かった
・よくわからなかった
・よくわからないけど面白かった
・楽しそうだった
などなど。
しかしなぜ皆様、SNS等に投稿してくれないのでしょうか。
直接伺うのも嬉しいものですが、小さなカンパニーゆえ自分たちで宣伝しなければならない身としてはSNSにポジティブな感想を投稿いただいた方が非常に有難いので、是非ともポジティブな感想につきましてはSNSに投稿宜しくお願い致します。
ネガティブな感想につきましては、耳に届くと映像どころかすべての創作意欲が霧散するため心のメモ帳にでも書いていただきそっと仕舞って置かれるのが互いにとって幸いかと存じます。

さて我々「御大と監督」は2022年より、御大が贔屓している「山田玲司のヤングサンデー」

から発足した「ヤンサン映像研究部」の上映会に参加しており、2023年に御大と直接会場に伺った際、それはもうずいぶんと歓迎と喝采を浴び、御大と監督としましては、一刻も早くヤンサン映像研究部上映会が世界三大映画祭(カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭)に次ぐ第四の世界的に有名な映画祭となり、我々がビジネスクラスに乗り込み文字通り世界へ羽ばたくきっかけとなってくれることを祈るばかりです。
嗚呼、私たちのジャスティン・ビーバーは何処に居るでしょうか。

先日、2024年のヤンサン映像研究部上映会に卸す新作の撮影を終えました。
それはもう過酷な撮影だったのですが、座組一同完璧なチームワークで、5時間にも及ぶ撮影の中、妥協や疲れを皆忘れる有様でした。

この記事では新作の撮影終了を記念し、今までの作品をご覧いただこうと思っております。短いものだと1分30秒、長いものでも13分弱くらいの作品群です(1本だけ長篇というか中篇がありますが、これは有料配信映画なので割愛しています)。


立花裕介の歩く男

2013年製作。
記念すべき第一作目にして、世界観としては唯一無二でしょう。
撮影・編集と荒いところが多々見受けられますが、作品性がそれらを凌駕しています。あえて心残りを言うのであればscene.4、ここは上手から下手に歩いてもらうべきでした。


立花裕介の食べる男

2013年製作。
「歩く男」がわかりにくいとの指摘を受けたので、万人受けする作品をと撮影を行ったのが「食べる男」です。


立花裕介の着る男

2014年製作。
若干のスランプが見受けられます。
何もアイデアが無かったのでしょうね。
豪華なキャストなのに残念です。


立花裕介の撃つ男

2015年製作。
スランプの中撮影された奇跡の作品。
その衝撃のラストを見た人は、口を揃えて「カズー…」と呟いたものです。


これより私が本格的なスランプに突入。
2018年の復活まで冬眠。


立花裕介の憑く男

2018年製作。
「新作は今までにないアイデアでかつ面白いものではないといけない」という強迫観念に囚われていた私、監督でしたが、御大の「別に面白くなくても良いではないか、楽しく撮れるのであれば」というようなニュアンスの言葉に感銘を受け、撮影再開。確かに面白くはないが、楽しそうだ。


立花裕介の逸る男

2019年製作。
伸び伸びと楽しそうに撮影した空気がじょうずに作品に残っていますね。


立花裕介の消える男

2019年製作。
これは傑作ですね。映像ならではのアイデアと本番終了後のメイクの相乗効果です。この作品のクライマックス、グラサンをかける御大の芝居が評価され主演男優賞、中嶋久美子氏の驚く芝居が評価され助演女優賞を受賞しました。勝山賞です。


立花裕介の転がる男

2019年製作。
面白くねぇなコレ。駄作。次。


立花裕介の潜む男

2019年製作。
参加者、視聴者、この作品に関わるものすべて観終わったらすぐ「?」って顔で私を見つめてきやがった。
なんでこの作品の深さがわからないんだ。この作品の深さがわからないなら一生○ン○ン○ンでも見とけ。
これは傑作。


立花裕介の隠れる男

2020年製作。
これまでの短篇映像作品を一挙に上映するというイベント開催を記念し、上映会当日に撮影、そして上映会当日に編集、そして上映会当日に上映された作品です。ここからOPに「御大と監督」が登場していますね。感慨深い。


お前の娘はここにいる

2020年製作。
ネット一人芝居企画「INDEPENDENT:1/5(インディペンデントゴブンノイチ)」参加作品。マスクを着用しなければならなかったコロナ禍、ならばマスクしなければならない必然性を作品に入れてしまえばコロナ禍がおさまった後も普遍的な作品として観てもらえるに違いない、と先見の明を遺憾なく発揮した作品。
まぁそんなことどうでも良くって久しぶりに観たらとっても面白かった。
演劇したくてもできなかったもんね、当時。
楽しかったんだなぁ。


立花裕介の待つ男

2020年製作。
旧インディペンデントシアター2ndを使った最後の創作物(非公認)をつくるために撮影。
1分25秒あたり、シャッターが開かないかなぁって閉じているシャッターをチョイチョイって触る仕草が評価され、御大は2年連続で主演男優賞を受賞。


立花裕介の剝ぐ男

2020年製作。
正真正銘、旧インディペンデントシアター2ndを使った最後の創作物。
劇場プロデューサーの相内氏に公式に認めてもらおうと直談判したところ、「旧2nd最後の創作はPTA!」と言われました。


立花裕介のモーニングルーティン

2021年製作。
米山真理氏に「最近のトレンドは?」と尋ねたところ「モーニングルーティン」と返って来たのでそうか、御大のモーニングルーティンはきっと誰もが興味を持っている筈。ということで撮影。


お前にうつる俺の魂は燃え尽きているか

2021年製作。
U.M.I Film makers配給作品。
レンタル99円、購入100円。
御大の魂の叫びを味わえ。


御大と監督feat.宮本 - 俺のMyLow道 : THEF1RSTAKE

2022年製作。
「お前にうつる俺の魂は燃え尽きているか」主題歌で、御大まさかのTHEF1RSTAKE!


ニヒリティーの弾丸

2022年製作。
ヤンサン映像研究部上映会2022参加作品。
ロケ地は引っ越すことになった御大のマンション。
そして共演はまさかの彗星マジック古参の幽霊劇団員、小永井コーキ氏!
御大は痛がる芝居で3回目の主演男優賞を受賞、小永井コーキ氏はグラサンのレンズが外れるというアクシデントにもめげず芝居を続けたのでエラいで賞を受賞。


ルドルフの円縁延焉

2023年製作。
ヤンサン映像研究部上映会2023参加作品。
ロケ地は滋賀県。監督はこの座組がとても気に入ったので、2024年も同じ面子で撮影を敢行。

2024年。クランクアップ直後に撮影。

解説の途中、自分が何者かわからなくなる瞬間もありましたが、何とか監督として書き終えることができそうです。
全世界が待望して止まないと願って止まない「御大と監督」の新作は、ヤンサン映像研究部上映会2024が終わったのちにYoutubeにアップするつもりです。まだ編集に取り掛かっていないので本音は言えませんが、面白いと断言しましょう。そういうもんなんです、宣伝なんて。
当事者が述べる評価は既に評価を得ている人の発言以外、信じてはいけません。
勉強になりましたね。

それでは新作、お楽しみに!


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