はじめまして

はじめまして。彗星飴屋です。
自分のすきなこととかについてつらつら書く場所がほしくてはじめました

読書と食べることがすきです。
好きを具体的に言葉にするのは難しく、その練習にもなればと思いました。


最初はなんについて書こうかずっとなやんでおりましたが、
やっぱり自分の一番すきなものについて書きたいなと思い、この本について書きます。

光の帝国 常野物語
恩田陸 (集英社文庫刊)

この本は、はじめて作家さんを意識して本を買うようになった記念すべき一冊なのです。
この本との出会いのきっかけはNHKのドラマでした。なんだかおもしろい話だとおもい、原作の小説があると知り購入。
ドラマとは話の構成とか登場人物とか違ったのですが、本当におもしろくてびっくりしました。
淡々とした文章で紡がれる世界にとても惹きつけられました。
不思議な能力をもった人々の話しですが、静かに生きている人々に心動かされました。
それまでも本は読んでいたけれど、この本を読んで「読書っておもしろい!」と明確に意識しました。
そこから著者名を意識して買うようになったし、物語の世界に今まで以上にのめり込んでいったのです。

これを書くにあたり読み返しましたが、相変わらず静かな文面の向こうから、穏やかに光り輝くものが見えるようです。
学生時代に見た光とは違うかもしれないけれど、やっぱりこの本が私の分岐点だなとおもうのです。

たぶん私は、読書をしながら、あの時感じたおもしろい! の光を追い続けていくのでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?