風俗嬢がパニック障害になった話し2
パニック障害になって1ヶ月が過ぎた。
どんどんと毎日発作が出る日々から週に何度か。
そこから週に1回程度になった。
急速に良くなっていく状況に、身体のメンテナンスをしてくる整体師さんは治りが早いと仰ってくださった。
心療内科も月に2回のペースから月に1回で済むような薬の手法に変わった。
これは稀に見る速さで、とある日まるでパニック障害が遠くに行ったような感覚になったあとで心療内科に行った私は意気揚々としていたがそれは次の日また起きた。
そんな状況を話した友人には、
『こういうメンタル系って治ったと思ってもふとしたキッカケでまたぶり返したりするので、マイペースに生きてて下さいね!』
と冷静に言われた矢先またそれは始まった。
私は意気消沈した。
一生のうち1回だけパニック発作を起こす人は、9人に1人と言われており、私はその1人になったわけだ。
プレイ中に起こりもしなかった発作がプレイ中に出た日はものすごく落ち込んだ。
そんな中でも私は前を向いている。
そして行動をしている。
病んでいる時に、人は行動できないものだ。
だけど私は行動するから良くなるスピード感が早いと自負している。
自分ばかり辛いだとか、自分ばかりこんなめにあってるだとかヒステリックになっている人ほど病というものは抜け出せない。
それはひどい鬱で苦しんでいる友人を見ていたから知っている。
鬱の苦しさは知っている。
人の痛みもよくわかる。
だけど、そこで自分を卑下している人ほど病には勝てない。
どうしたら改善できるか、どうしたら変われるか常に客観的に自分を観察して、それができないのであればノートに心の声をまとめればいい。
自ずと出る答えにヒステリックな瞬間は気づけない。
私はパニック障害になって、本当に辛かった。
毎日不安を感じているのは今も確かだが、終わらない苦しみはないのだ。
人生の主人公はいつでも自分自身なのだ。
それを理解すればどんな未来を描くのも自分自身だと私は思っている。