台湾の自動車教習所 すーたま大分析
皆さんこんばんは、日台ハーフのすーたまです。
以前に何度か台湾の教習所(「第一駕訓班」という場所です)についてのブログを書きましたが、簡単な紹介だけに止まっておりました。なので今回は、台湾で自動車運転免許取得予定の方のお役に立つべく、この教習所の長所と短所を徹底的に分析しました。どうぞごゆっくりご覧ください^^
まずは長所から。
(1)学費が激安
学費が14000元と日本に比べて異常の安さ。
(2)毎回の授業がコンパクトで無駄がない
授業は7/23-8/22の毎週火、金の2日、朝8:30-11:30なので、合計の授業時間は、3時間×9日=27時間。受講生が多くて実技が滞ってしまったり、早めに授業が終わったりする事もあるので、実質的な授業時間はもっと短いです。にも関わらず、合格に必要な知識と技術を全て身につけられるので、効率は最高でした。
最初の授業では3分間ハンドルの握り方を教わった直後にいきなり実車運転でした。何この無駄のなさ!
(3)小型バスでの送り迎えサービス付き
この「第一駕訓班」という教習所は、台湾の「新店」という郊外に位置しているので、交通が結構不便。それを承知済みの教習所は、都心のMRT駅から教習所まで、無料の送迎バスを導入しています。台湾では珍しい良質なサービスです。
送迎バス↑
運転手さんは教習所の教官が片手間に担当しているのかと思いきや、送迎専門の方でした。さすが!
(5)融通が効く所長様
教習所に申請した際、「彼氏と同じ講師がいです」と懇願したら即okしてもらえました。練習では二人で一台の車を独占し、練習しまくってました。
(6)LINEの返事が早い
所長さんとはLINEで直接やり取りすることができ、対応が早め(即レスほどではないが)。電話も(たまに)取り次いでくれます。
それでは短所に入ります!
(1)不潔
教習車の所々にゴミや忘れ去られたドリンクが放置されてます↓
他にもブレーキの効きが悪かったり、ガソリン漏れしたり、クーラーが故障してたり散々です。学費が安いので許しますけど。
(2)受講生多過ぎ
コロナの警戒レベルが引き下げらたため、受講生がすごい勢いで増え、場内の練習場は大混雑。練習が捗りません( ͡° ͜ʖ ͡°)
(3)シラバスなし
授業で何を学ぶのかはその日のお楽しみ。全て講師にお任せです。
(4)不便
授業後、たまに教習所に残って練習するのですが、その場合は送迎バスがないため、帰宅に1時間以上かかります。
バス停とマイダーリン↑
(5)連絡遅し
受講申請を終えた後「申請が受理されたら後日お知らせしますね」と所長に言われたので、首を長くして待っていたのですが、一向に梨の礫。LINEで所長に「すいませーん、申請は受理されましたかー?」と聞いてみると、「あっ、受理しましたよ!最近お客さんが多くて通知するの忘れました。3日以内に健康診断して、その結果を提出してくださいね」
ぎょーー
LINEしてよかったー
急遽コロナ禍でも健康診断をしてくれる病院を探し出し、資料提出日に間に合わせました!でも連絡は忘れないでほしいなぁ( ͡° ͜ʖ ͡°)
他にも実は、テスト当日だけの素晴らしい送迎サービスがあったのですが、それを知ったのは本番試験の2日前。慌てて電話で申請、間一髪間に合いました。
なんでもかんでもこちらから積極的に聞かないと教えてくれないなんて、不親切ですよね。でも安いから許します。
欠点が山のようにあっても、
安いから許しちゃうのが台湾スタイル^^
安いって大事。安さが全て。
ちなみに教習所内はこんな感じ:
前回のブログで紹介したように(興味のある方はこちらの記事を参照)、台湾で自動車運転免許を取得するためには3ステージ全て合格する必要があり、ステージ2は上の写真の左側で行われる場内テストです。直線、2種類の駐車、S字型、上り坂の5つの運転技能がテストされます。
↑車輪が指定範囲をはみ出た場合、センサがそれを感知しサイレンを鳴らす機械ピーピーなるのでピーピー棒と呼ばせてください。
この機械は本教習所で唯一のハイテク機器、と思いきや時々故障して変なタイミングでピーピー鳴ってます(直せよ)。
柱の上部には引かれる点数が電光掲示板に表示されます。減点点数は16点の場合と32点の場合があり、80点以上が合格点なので、32点減点されると一発アウトです。
場内の様子:
上り坂の練習↑
↑センサが4本もある...
直線の練習↑
ちなみに日台交流協会のウェブサイトによると、台湾の運転免許証とその日本語翻訳文を携帯していれば、日本でも運転できるそうです。
日本当局は、台湾の運転免許証を保有する者に対して日本の運転免許試験の一部免除措置を採っています。申請に基づき、申請者の運転に関する必要な知識等又は運転に関する技能を確認し、運転することに支障がないと認められた場合には、免許試験の一部(学科試験及び技能試験)が免除されます。ただし、視力、聴力その他の身体機能の試験及び運転経歴の確認は免除されません。
逆バージョンもあるそうで、日本人が台湾で運転したいときは、中国語翻訳文があればok(注:他にも提出すべき資料はあります)。
日本と違う点は、左ハンドル右側通行。そして運転マナーの悪さ(クラクション鳴らしまくり)
すーたまも来月免許とって、クラクション鳴らしまくるぞー!
もとい、日本人の譲り合いの精神見習って、「サンキューハザード」焚きまくるぞー!(ついさっき知りましたサンキューハザード!!すーたま感激)
ではまたー。