台湾の旧正月休み
皆様おはようございます!
五週間もあった台湾の大学生の冬休みも瞬く間に過ぎてゆき、残り一週間となりました。
そして先週は、一年を締め括る一大イベント、旧正月休みでした。
台湾人は旧正月休みが始まるや否や母方や父方の実家に舞い戻り、親戚と団欒したり、食事や麻雀を共に楽しんだりする慣習があります。
おや?日本人と変わりないですね。違うのは麻雀だけかしら。
ここですーたま豆知識。
中国語では特に母方の実家に帰ることを「回娘家」と言います。
日本語と異なり、「娘」の意味は中国語で「母」となりますので、これは母方の実家に帰省する、という意味です。
台湾人は家族、親族との繋がりをとっっっても大事にしており、実際仲もいいのです。台湾の三大祝日である旧正月(元旦節)、中秋節、清明節では親戚同士が集結します。分けても旧正月休みは格別で、世界中の台湾人がコロナによる隔離期間をものともせず、彼らの実家へ帰省します。これぞ台湾民族大移動。
すーたまも母方の家族が台湾人で、つい最近まではおばあちゃまと一緒に住んでたので、母方の親戚がよく何の予告もなしに家に遊びに来てました。
一方父方の家族は日本人で、一年に二度帰省するのですが台湾ほど濃厚な親戚付き合いは見られません。
すーたま的には自分、丁度いい位置にいると思います。
さて。
旧正月の間は、すーたまの母方の家族(おばあちゃまとおばちゃま、おじいちゃま)が我が家にやってくるので、こちらから「回娘家」する手間が省けちゃいました。
ここで一つエピソードを。
それは父と母の部屋で寛いでいたお正月のことです。
母が引き出しから何故かお札を何枚か取り出し、部屋の外へ出ていきました。
しばらくすると、
「すーたまちゃーーあん」(おばあちゃま達の声)
と呼ばれたのですぐに部屋を出ていくと、おばあちゃまとおじいちゃまがお年玉をくれました。
部屋に戻ってお年玉袋を覗いてみると、
これはこれは。母がさっき引き出しから取り出したお札たちではありませんか。
それを目撃した父は隣で爆笑。
さて、どこが笑いのツボだったのかを解説しましょう。
まず、台湾では現役世代が年老いた両親にお年玉を送る風習があります。
そして、日本と同じく、私のような未成年が年配の方から貰えるお年玉もあります。
先ほどの場面では、母がその両親に送ったお年玉が速攻ですーたまへのお年玉になって戻ってきた、という事になります。
おばあちゃま達は、自分の娘からもらったお年玉を、少しの間も開けることなく、すぐに私へのお年玉にしてくれたのでした。チャンチャン。
話戻りまして、我が家は旧正月の休みを利用して台北市内の山へ散策しに行って来ました。すーたまはジムに通っているので運動不足の問題はないと思うのですが、親の方が心配。
最近りるたま(母)の体の調子があまりよくなく、運動不足が遠因だと気づいたじんたま(父)はりるたまをちょくちょく山登りに誘ってます。昨日は家族3人で「金面山」に登り、有名な観光スポットでもある「剪刀石」という場所で写真を撮ってきました。台北市内には山登りに適した自然が豊富に残っており、お金をかけずに健康維持するにはもってこいです。そして昨日の山登りの疲れをとるため、今度は二人揃って温泉に出かけていきました。
しかし!
すーたま的には山登りと温泉で二日つぶすのはいかがなものかと考えます。
何故なら、私が2年契約で加入している近場のスポーツジムを利用すれば、運動と温泉(ジャグジー)の両方を効率よくこなせちゃうから(詳しくは以前のブログを参照してね)。ジム万々歳です!
ちなみに旧正月最終日の今夜、親戚がすーたまの家に遊びに来て、濃厚なひとときを過ごす予定です。
今年も平和で楽しい旧正月休みでした。
以上、すーたまほのぼの日記でした〜。
皆様、改めまして新年あけましておめでとうございます!