2009年入院日記 21日目~25日目
2009年4月5日 入院21日目
起きたら朝御飯の時間。
身支度したけど気に入らないで着替え直した。
それから外出許可証と昼の薬と不安時頓服とライターをもらって、出発。
天野さんに乗っけてもらいました。
天野さんは奥さんまで同じ病院に入院して、大変なことになってます。
ミナミちゃんとチラリと話したんだけど、15年に亘る共依存なんじゃないかなぁ…と。
お互いがお互いがいないとだめになると思い、とことん尽くす。
15年お互い気付かないのもスゲーと思ったけど。
天野さん本人の話を客観的に聞いてたらやっぱり共依存。
まぁそれは置いといて。
思ったよりもスムーズに友人との待ち合わせ場所に着いたので、待合室でぼんやり。
友人と合流してから、有名ご当地グルメの本店まで行ってきました。
最近過食ってるので、替え玉までできそうだったwしなかったけど。
それから、某バンド某曲ツアーをするべく、ある場所へ。
寂れてるけどね…
脇道にそれたところに、ハンドメイドのショップがありました。
いい店見つけた。
でもやっぱりハンドメイドは高い。
その辺ふらふらして、ゲーセン行って(折角外出したなら、ね)、セレクトショップに行ったり、そこでいい出会いがあったり。
ファッション誉められちったい^^
あと、これだけ笑顔なら、病気もちゃんと治るよ、と言ってもらえました。
何の病気かも言ってませんが、察してくれたのでしょう。
見知らぬ人に言われたのが嬉しかったな。
あとはバッグ専門店に足を踏み入れてみたり。
そこで安物だけど友人にバースデープレゼントを買いました。
あんなのでごめんよ。
誕生日おめでとう。
それからカラオケで当たり前のようにあの曲を二人とも熱唱wwwwwwwwww
友人はその曲ツアーの写メを納めてました。
友人のmixi日記の写メの中の後ろ姿のどれかはあたしです。
時間がきたので友人とお別れ。
ヤツの日記が楽しみだ…w
最後の最後まで見送ってたら、病院方面行きのバスが出たwwwwwwwwww
まぁ20分くらいであるんだけどね。
病院に収容される前に、コンビニに駆け込み、下着に携帯を隠し、マフラーのポケットにライターをかくして、外泊終了。
当然荷物チェックでライターをなくして焦ってる芝居をしましたよ。
最終的にカラオケボックスに忘れてきたんだろう、ということになりました。
マフラーについてるポケットのファスナーは飾りだと宣言したから触られなかったし。
次の外泊では真面目にライターを返しますけどね。
それにしても、この街を侮るなかれ。
可愛い、ナチュラル志向のセレクトショップが結構あった。
その話をイワちゃんにしたら、どうやら同じショップで買い物したみたいで。
かなり気に入ったので、また行こうかと思ってます。
最近精神的に無理してるから疲れたな…
今日は別だけど。
2009年4月6日 入院22日目
無理がたたって大爆発。
診察では、一人になる時間を作れとか言われるし。
でも今みんなの輪から外れたらずっとそのままのような気がして、無理してそこにいた。
ボーダーの症状が酷く出てる気がする。
過食嘔吐。
終いには暴れて筋肉注射。
みんな消えれ。みんな×ね。
あたしを笑うな。
2009年4月7日 入院23日目
昨日のアバレンジャーで本が一冊犠牲になりました。
まだ読んでない心理学の本が…(自業自得)
朝は起きれず、無理やりご飯を食べて、着替えてまたバタンキュー。
バイタルチェックやってないなぁ。まあいいや。
で、布団で踞ってたら院長の回診が。
あたしは何も言えず、院長の話を聞いてるような聞いてないような…
今の孤独や疎外感は、風邪とかと同じ、病気と思ってしまって、無理して薬を使わないのは今は止めて、風邪薬を飲むのと同じ意識で頓服に頼りなさい、みたいなこと言われました。
そこから昼御飯まで意識なし。
朝の集い?(゚д゚)ハ?ナニソレオイシイノ?
てか寝てたしwwwwwwwwwww
で、起きてようやく患者ミーティングだということを思い出しました。
あたしをのけ者にしてるリーダー格が同じ班だから、不安発作起こす前に予め予防線をはって、頓服のコントミン投入。
ミーティングではうまく疎外感について伝えられませんでしたが、一人の時間を作るタイミングが今なのかもしれないから、無理して馴染もうとせず、あたしはあたし、マイペースな狩島さんでいてね、と経験者からアドバイス。
部屋に籠ってると、デイルームの笑い声が、自分のことを笑ってるように思えたりして…
今ここを離れたら、もう二度と輪に入れない気がすると思って無理をすると表情に出るから、周りも気を遣う。
悪循環だから一人の時間を増やす努力をしてみることに。
バドミントンとかフツーに誘われなかったし、話しかけてもムシられるけどね。
はやくそのリーダー格のババァ退院しないかな…
夜はババァが違う輪の中にいたので、津島さん、天野さん、新人の安西さん、藤島くん、ミナミちゃんとで大富豪(地方によっては大貧民って言うみたいですが)をやったりして、『あ、今はちゃんと素の自分で笑えてる』って思えたりして。
噂によると来週が退院ラッシュみたいで。
淋しさに耐えられるかなぁ…
あ、ちなみに今日は暴れてないし、筋注もしてないです。
2009年4月8日 入院24日目
最近薬効きすぎな気がするよ…朝起きれない。
水曜はリネン交換の日なので、桐野さんに手伝ってーって言ってたら、桐野さんの今日の担当はP(PICU)でした。
一人で頑張った(`・ω・´)
後に通りかかった桐野さんに、チルノ風に「バーカバーカ!」とつっかかっていきましたwwwwwwwwww
このネタがわかるのは桐野さんにだけだから、桐野さんがあたしのいる病棟にいないとつまりません。
朝のOTではまたもやミサンガ。
作りすぎて禁止令が出ました。
でも作業療法士さんが居ないときに、こっそり糸を持ち出して、作業にいそしむ予定です。
午後からは病棟内ミーティング。
病棟内の問題とか話し合うんだけど、特にネタはなし。
板書係を患者の中からやってもらってるらしいのですが、ミサンガの作りすぎの当て付けか、隣に座ってた作業療法士さんに推薦され、満場一致であたしになってしまいました。
字が小さいから後ろの方の人は見えたのかなぁ?
別に見なくてもいいんだけどwwwwwwwwwww
今回は議題がなかったので、さっくり終わりました。
その後はタバコ吸ってバドミントン…をしようとしたら、坂田さんがいきなり退院が決まったらしく、退院の準備をしてました。
来週くらいかなって思ってたけど、いきなり今日言い渡されたそうです。
とりあえずバドミントンをして、坂田さんと語りました。
自分のペースを崩さず、周りのペースに呑まれず、マイペースでやっていきなさいとアドバイスをもらいました。
がんばるっす(`・ω・´)
坂田さんが病棟から出る直前に、エナちゃんが制服姿で遊びに来てました。
セーラー服萌え~(´ω`*)いけない
エナちゃんは少し話して、帰っていきました。
また診察の日に来るそうです。
坂田さんは結局18時くらいまでいました。
また淋しくなったな…(´・ω・`)
新しい患者が即入ってきたけど、どうにも馴染めそうにない予感…
2009年4月9日 入院25日目
朝一番の喫煙に間に合ったよ!久しぶりだ!
2日に1箱ペースで吸ってますが、あとストックが3箱しかありません。
朝イチで洗濯して、気持ちよーく干して、なんて健康的。脱走でもしたくなるわwwwwwwwwwww
とか思いつつOT。
二人分ミサンガ完成しました。
あんまり人に見せれるものではありませんが…
で、フラッシュバックについてですが…
パーソナルスペースだったかな?をご存じですか?
ATフィールドみたいな感じと思っていただければ分かりやすいかと。
あたしのATフィールドは、初対面の人に対してはすっごく広いです。
両手広げた広さより近寄られると気分が悪くなります。
あと、高校時代のストーカーのせいで、突然至近距離で後ろに立たれたり、触られたりするのがダメになりました。
気心知れた人ならどうってことないんですが。
今朝から昼にかけて、今例に挙げたことをやられたんです。
昨日入ってきた新患さんに。
腕を触れられた時、思わず「触らないでください!」ってはね除けた。
そこからフラッシュバック。
今まで性的玩具としてあたしを見てきた男達が触れた感触、愛のない恋愛で触れ合った嘘のぬくもり、そして何より、ストーカーが触れたこのからだ。
自分で処理できないと思ったからすぐに不安時頓服もらった。
それを渡すのも「近寄らないでください…」と怯えながら(男性スタッフだったから)
気心知れた患者さんですら近寄らせなかった。
「ゴメン、今は近寄らないで…フラッシュバック起こりそうなんだ…」
って事情説明して。
薬の効果もあり、昼食後はぐっすり。
昼のOTで起きて、洗濯物取り込んで。
薬のおかげで完全にフラッシュバックは治まったと思ってた。
だけど、ななめ後ろから新人ソーシャルワーカーの男の人に近づかれて、「寄らないで!」って思わず言ってしまった。
すごい形相で睨み付けてたと思う。
それからは特にフラッシュバックもなく、平和に眠剤飲んでおやすみなさいしようと思ったら、アバレンジャーになってたときにずっと付き添ってくれてたスタッフに、昼間のフラッシュバックを心配されました。
ほんの数日前にアバレンジャーで、今度はフラッシュバックで暴走寸止め、そりゃ気になるでしょうが、大丈夫です。
フラッシュバックには散々苛まれてきてますから、薬を飲めば落ち着くことも、起こりそうだったら薬でどうにかなることも知ってますから。
※2023年2月 おまけ。
なんで部屋に戻らなかったんだろうなって思ったけど、それでも疎外感を感じるよりマシって思ってたような気がするなって。十数年越しの言い訳。