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サブカル観
台風と行動制限の中の連休、被害状況やら感染者の現状や政府の発表など、ニュースを見るに胸が苦しくなる。
仕事でも人間関係でも、アナログな自分は、色々とうまくいかない事が多くなってきた。
唯一、家族と家で映画を見る2時間ばかりは現実を忘れて楽しめる。
と、今回は特にアニメに詳しくない家族が有名な劇版アニメを出してきた。
その作品
人類を補完して神を超えようという組織と、地球上の種をそのまま生かそうとする組織の物語(、、と勝手に解釈)
内省的な描写に、圧倒的な映像美、音楽は、緻密さとアレンジの美しさに聴き入ってしまい、画を超える場面が多々あった。登場人物の苦悩と成長が克明に描かれ、実際に生きているかのような体温が感じられる。
それはきっと数多くの人々の最高の技術が結集して作られたからこそ、
映像を飛び越し、まるで脳内でノンフィクションを観、小説を読むような気分になるのだろう。
実に
日本人らしく、日本が誇れる作品と感じた。
今はサブカルチャーと呼ばれるが、
これはサブから抜きん出ているな、と感じた。
私の中に、新しい感覚が加わっていく。
これこそが、文化であるなと思った次第。
ここに揺さぶられた気持ちを、素直に記す。