コンカフェ「気絶」に行ってきた話
コンカフェに行きました。
きっかけは不労さんがコンカフェに行ってきた話でTLが盛り上がっていて、エピソードを聞くうちに興味が湧いてきたからです。他の人がやっていることはやりたくなる。なんででしょうね。
とはいえ行きたいと思っていたのは本当なんですが、一人だと行く勇気がありませんでした。だから一緒に行ってくれそうな友人になんとなく「行きたさ」を匂わせたところ、友人はちょうど今日コンカフェに行くというので付いていくことになりました。その日に決まってその日に行くの躁鬱っぽくて怖い。
友人が目当てのコンカフェがあったのでそこに行くことになりました。東京都文京区にある湯島駅にほど近い本とメイドの店 気絶というお店です。自分は休日に電車乗るとか無理なので車で向かいました。
車は上野公園?に近い上野公園大駐車場に停めました。なんか上野公園の公式の駐車場だと思ったらそんなことないらしいです。えー。
ここ有人駐車場で、駐車したら鍵を預けるシステムでした。初心運転者の自分はそんなのあるんだ怖いなという気持ちになりました。でも上野らへん一帯だと一番安い上に最大料金2000円なのでコスパ考えると最強でした。
そんな感じで車を停めたあと友人と合流し、気絶へ向かうことになりました。
会ったときから友人があまり元気なさそうな気がしていましたが気絶へ行けば盛り上がるかと思ってあんまり気に留めませんでした。
気絶は小さなビルの六階にお店を構えていて、フロアへ向かっているエレベーターの時点で自分は勝手なイメージが先行していたのもあって結構緊張してました。
「怖いお兄さんとか居たらどうしよう。」
「ぼったくられたらどうしよう。」
「店員さんにdisられたらどうしよう。」
みたいな感じでした。
6階に着いて、エレベーターのすぐ目の前が店舗でした。
お店のドアがたまたま?開いていて、すぐに店員さんから案内してもらえました。その時店員さんがメイド服を着ていたのをみて、「ああつまりここはメイド喫茶なのか。」という気持ちになりました。
自分はメイド喫茶に2回ほど行きましたが楽しかった思い出があまり無く、メイド喫茶だと気づいたとき「また世界観の説明とかされんのかな」みたいな感じで若干がっかりしました。
店内に入ってカウンターの前の椅子に座ってみると今までいったメイド喫茶と全く様相が異なることに気づきました。
まず怖いお兄さんとdisってきそうな店員さんはいませんでした。
店内が結構狭く、ダンスステージとかもなかったです。
BGMもかかってこそいましたが煩くなく、その上メイドカフェ公式ソングみたいなのがかかっているわけではなく、たしかうごくちゃんの曖昧サイボーグが流れていた気がします。
それに暖色のシーリングライトが落ち着いた雰囲気を醸し出していました。
席につくとシステムの案内を受けました。
テーブルチャージがいくらですよーとかはじめての方向けにこんなプランがありますよーとか。
詳しいことはあまり覚えていませんがとりあえずはじめましての方向けのプランを選ぶことにしました。ドリンクが二杯ついてお得らしいので。
案内受けながら「これから世界観の説明とかされるんかな」とか「あなたは御主人様で〜みたいな感じのイントロ始まるんかな」とか思っていたんですが特にそういうのもなく拍子抜けしました。
「世界観の説明とかはここに書いてあるので時間あれば読んでくださーい」みたいな感じだった気がします。時間があったので読みました。そこの説明文だったか友人からの説明で以下のことを理解しました。
なるほど萌え要素とか無しなのか。納得しました。
そんな感じでシステムの説明とイントロが終わり、最初に飲み物を頼むフェーズに入りました。
自分はお酒あんま得意じゃないしそもそも車で来たしでソフトドリンクのメニューを見ているとなんと「广(まだれ)コーラ」という禍々しい名前のクラフトコーラがありました。この手の店ってクラフトコーラとか出すんだ・・・。となりました。どうやら姉妹店でキッチンのすごい人が作っているらしい。
実際飲んでみるとこれガチで冗談抜きに美味しくて、気絶に滞在中2杯飲みました。
飲み物を飲みつつ改めて店内を見渡すと店の奥の方にある本棚に本がたくさん並んでいる事に気づきます。さらによくみると至る所にカメラが置いてあり、あとはデカいミッフィーの置物、トライストリンガー(トライストリンガー!?)など・・・。いろんなものが雑然と置かれていて目が飽きませんでした。
さて、一通り店の雰囲気を掴んだところで友人と話し始めました。ところが先の通り友人はどうやら元気が無い様子で自身の躁鬱病について話し始めました。
バーにいるメイドさんがいい感じに病気以外の話題も振ってくれたり、会話に合いの手を入れてくれたりしていましたがどんな話題からも精神衛生の話になり、友人の躁鬱病の話に戻ってしまいます。それが退店まで永久に続き、自分はなんだかもったいない気持ちになりました。
それでも、特にメイドのましろさん(↑のツイートのカードに書いてある名前のひと)と音楽の話をしたり、同世代トークで盛り上がったりと、楽しい話をしながら時間を過ごすことができました。
結局2,3時間くらいいた気がします。ドリンク3杯でお会計は二人で8000円くらい(だいたい一人4000円)でした。
お店の写真を撮ったりもしたかったのですが友人曰く「あんまりやらん方がいい」とのことだったので控えました。せめてトライストリンガーだけでも写真に収めたかった・・・!
ちなみにトライストリンガーとはスプラトゥーンに登場する弓の形の曲射に特化したブキです。自分はリッター使いなのでいいカモになってもらってます。いつも本当にありがとう。
ちなみに気絶訪問と同時期にやっていたグランドフェスティバルでは自分は過去派に投票しました。
結局過去に縋り泣くことしかできなかったのが功を奏して優勝することができましたね。過去派のみなさんありがとうございました。
閑話休題。
自分は正直行くまでコンカフェに期待感みたいなのはなかったのですが、いい意味で想像を超えるというか、「萌え」を提供しないコンセプトのお店は自分の嗜好にかなりマッチしていてまたぜひ行きたいと思いました。
みなさんも興味があればぜひ行ってみてください。Twitterで自分に声をかけてくれれば一緒についていくかもしれません。友達のいない方はぜひ検討してください。
本とメイドの店 気絶 – メイドのいるブックバー。居心地重視で萌えはありません