|words|日々のこと - ひびきあう
揺れて、底に積もっていた塵が舞いあがって、視界を覆う。
やがて塵は、風に運ばれ、水に流され、消え去ってゆく。
すると、いままでよりもずっと澄んだ景色がひろがっているのが見えてくる。
言葉数はあまりに多く、けれど、まったくひびきがないこともある。それはそれとして、そのように見えている。
沈黙のなかに、深い深いひびきがあることもある。それもそれとして、そのように見えている。
奥の方でひびきあうひとたちが、そうであること。そうであったこと。
もともと見ていた場所には、そもそも何もなかったし、これからはさらに何もないのだろうから。
だから、視線を少しだけずらしてみる。
ずっとずっと待っていた、その奥へ、眼差しを向けてゆく。
頼りないように見えていたのは、あまりにおおきすぎるそれが、視界に入りきらなかったから、なのかもしれない。
いまではきっと、見えている。
だから安心して。
ずっとずっと待っていた、その奥へ、眼差しを向けてゆく。
room8 チューニング&リーディングセッション
リーディングとチューニングをセットでお届けしています。胸の奥に大切にしまわれた星空に触れ、いまの状態を確認しながら、奥からの動きをすくいあげ、まあるく束ねて、本来の流れへ還してゆきます。
room3 おてがみセッション 短編・長編
胸の奥に大切にしまわれた星空に触れ、祝福と魔法のことばを織り、お手紙として届けします。お手元で、ひらいて、感じて、とけて、ふかまって、ひろがって。一通のお手紙からはじまる、魔法の時間をおたのしみください。
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