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|words|日々のこと - なつかしさの回路


「世界」は「わたし」が映し出すもの、だとして。


その「世界」には、とても異質に見えるものもある。けれど、それもまた「わたし」が包摂するもの。


同時に。


とてもとてもなつかしく思えるものもある。


場所であったり、樹や流れる水であったり、西風や焚き火の炎であったり、ひとであったり。カタチはいろいろ。

オモテ向きは、あまりにも違うように見えることもあるけれど。そのオクからは、聴いたことのある、とてもとてもなつかしい音がする。


その音に、入ってゆくとき。


自分のなかでも、その音が鳴っていたことを思い出す。

ちいさくて、さりげない音。でも、ずっとずっと鳴っていた音。


その音に、あわせていると。

ひびきあって、見えてくる。


なつかしいそれらが、どうしてそんなになつかしかったのか、ふとわかってしまう。そして、謎もとけてしまう。


わたしたちはきっと、解説や説明が欲しいわけではないのだろう。「よくわからないけれど、とてもよくわかってしまう」そんな感覚がやってきたら。

「なーんだ、そうだったのか」と、こころの底から納得して、それでおわり。


その音に、あわせていると。

その自分に、出会ってしまう。


その自分に出会いたかったということ。だから、その場所やひとと出会ったのだということ。


その自分に、かえっているのなら。


場所やひとや、そうやってあらわれたそれらの、ほんとうのところと、ひとつであることを、ずっとひとつだったことを、思い出している。


room8 チューニング&リーディングセッション

リーディングとチューニングをセットでお届けしています。胸の奥に大切にしまわれた星空に触れ、いまの状態を確認しながら、奥からの動きをすくいあげ、まあるく束ねて、本来の流れへ還してゆきます。

room3 おてがみセッション 短編・長編

胸の奥に大切にしまわれた星空に触れ、祝福と魔法のことばを織り、お手紙としてお届けします。お手元で、ひらいて、感じて、とけて、ふかまって、ひろがって。一通のお手紙からはじまる、魔法の時間をおたのしみください。

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where the stars sing with us, within us
hoshimiya jiku

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