2019年ボカロ10選のnote
ここ最近は全然音楽を巡れてないなあ。でも今年もたくさんの素敵な曲に出会えました。Spotifyもデビューしたなあ。
2019年に投稿されたボカロ曲の中でも、今年に出会った曲という印象強さがある動画さんたちを10とりあげてみます。すべて所感です、盤石な知識や調査の上に成り立っている言葉ではありません。
一曲目
ぎすたかさん。アコーディオンの音楽をされる方で、素朴な三拍子の曲やシャンソンぽい曲とかのイメージでした。質感としては電子チックなほうでなく、自然な空気感のあるほう。
でも、この曲を聴いてびっくりした。ボカムンベースのタグもあるように、細かい刻み。演奏というより打ち込みや音のデータならではの刻み感。そしてクラシックな雰囲気をもちつつ情報量の多い展開と、リズムやメロディーの味の濃いサビ。こういう音楽ジャンルの名前を知りたいんだけどなんなんだろう。それでいてすっごくぎすたかさんでもある曲でした。アコーディオンだし、ユキちゃんの声がまたいいし。この音楽の方向性とぎすたかさんの持ち味が見事にまざりあった、自分にとっては衝撃作でした。
言葉で書いても全然良さを表現できてる気がしないな。サビの語尾がふわふわと昇っていってしまうの、好き。サビで三拍子になるの大好き。
ぎすたかさんこう来たかあって、2019年を感じた曲。
二曲目
聴いた瞬間すごくびっくりした。聞いたその日から魅せられました。あとPVも印象的ですごくいい。
この人のピアノの使い方は聞いたことがない。こんなバランスの、崩れそうなバランスの、だのにしっかと雰囲気と感情が乗った音は。オフボーカル聞くとますます顕著です。こういう、独自のバランス、独自の世界観の音楽ってやっぱりツボ。独特なのに、いでたちがごく自然で無理してないような音楽。昨今はエモいって言葉さんも生まれてくれたほど、言葉で表せないような感情の機微が存在感もって取り扱われてますが、そういうところをここまで音に乗せれるんだ、音で表現できるんだなあ・・・2019年はいよわさんに自分が出会えた年。
三曲目
今年といえばぐらんびあさんに出会いなおした年でもありました。ぐらんびあさんはとある曲にであってそれをずっと聞いていたのですが、ツイッターでいろんな人とつながっていく中で、改めてぐらんびあさんの音楽って愛されてるんだなあと感じた。そして今までの年と違った新鮮さでぐらんびあさんの曲にいくつも出会いました。その中でもよく聞いたのがこの曲。サビの、メロディーが8小節かけてゆったり下がっていく裏でオケがひらめくように動くのがとても気持ちいい。あとぐらんびあさんのボカロの声ってなんでこんな聴きやすいんだろう。すごい抵抗なく入ってくる音してる。声してる。改めてぐらんびあさんを好きになった2019年だったなあ。
四曲目
ごーぶすさんにも今年出会うことができました。たしか、kiiteで。kiiteってボカロ曲をガンガン掘れるところがwebにあるんですが、そこのおかげでこの方の曲に出会い、ニコニコでマイリスして、のちのちこの曲に出会いました。こういう曲調好きすぎるとこありますな。Aメロの入りからずっと、すっと好きな調子で流れる音楽。サビの一音目が高いの最高。歌い上げるようなサビ。落ち着いて流れていく雰囲気の中に、なんとも言えないあったかさや切ないとろがある。そして歌詞も素敵なんですな。タグに「VOCALOIDイメージソング」ってある!そのとおり。ボカロのことをボカロの声でうたってある。じんとくるなあ。ごーぶすさんは2019年に出会いましたが今後も安定して聞いていくんだろうな。・・・と思ったら投稿動画みたら二曲ほどなじみの曲が!??え??今知ったが!??あなた様でしたか!!??!!これまた2019年に起こったのは出会いなおしだった。
五曲目
とある人の音楽の曲調が一つの音楽ジャンルになりました。音MADがすごくて、原曲不使用で素材の音たちだけでその人の音楽を再現する、のがめちゃくちゃ流行っているという。作るのめちゃくちゃ大変だと思うんだけど原曲不使用の音MADとか、なのに流行ってるってすごくね?趣味やこだわりやダイナミズムやネタや愛などもろもろが垣間見えるので音MADは楽しい。
そしてこの曲。もう元の動画は消えてしまっているという文脈と、その人の紡いでた音楽のいろんな要素を踏襲した、手向けみたいな音楽。リミックスにも近いけどちゃんとオリジナルしててすばらしい。間奏最高マジで。すこ・・・ラスサビは秀逸。とても。
今年はこの音楽ジャンルでの動画の出会いも多かった。この曲もとてもその中で印象的だったなあ。
六曲目
これぼく生放送で聞いたんですよ。確か。家のなかで、きくおさんの曲が次々流れてもう音楽にまみれて最高なことになってる、ところに、新曲ですっていってこれが流れてくる。DJでですよ。それまでだいたい一定以上の、少なくともノることのできる曲が流れていたので当然ノろうとする、したら、もうこのうずに巻き込まれてもう、大変なことになった。きくさんパートの放送聞き終わったころには、台風の中外で遊んでたのか?みたいな状態になってしまいました。
きくおミク6というCDに収録されるんですが、これSpotifyで聞けます。アプリダウンロードするだけなんだが!????
きくおさんは前から好きで、音楽出すたびに、音楽の解釈とか枠を広げてくるなあと思ってます。きくおさんの曲はニコニコの米つきとかで聞くと怖くなっちゃうんだけど、ほんと目をつむってその音だけに集中して聞くのが一番幸福なんじゃないかな。個人の感想です。でもPVもどれも素敵なんやねん。
最近のきくおさんは、インスト部分には音楽にめっちゃ情景を描かせるし喋らせるしい、間奏は休憩や背景ではなく絵本でいう挿絵の部分というかメインの一部になってる。しゃべりだすと長くなりそうなのできくおさんの話はまた別枠でやりたいな。2019年のきくおさんにも驚かされました。
七曲目
cat napさんの音楽サイコー祭りなんだけどね。まほろばポルカは特にスタンダードナンバー感があるというか、ジャケット絵になってるかもしれない感というか、なんだろう。いや大好きだからかな。(思考放棄)
wolfって曲と迷ったですけどね。聞いたことないおしゃれさしてますから。それにしても安定の良さ。この人たちの音楽に吹く風のやわらかきことおいしきこと。
ねこみさんの歌詞って最高だよね。「皿の上の町はピカソ」とか。音韻の並べ方も単語のチョイスも、センスによりうまく広げられてる。そしてその歌詞のうまさをぐんぐんに活かしきるこのメロディーよ。すげえよ・・・音で作られる世界観、いつもおしゃれで、好きに自由で、ほんと最高です。ああ言葉にならない。2019年もcat napさんサイコーだった。
八曲目
この曲でますますヤマシロマシロさんのファンになってしまった。まずこのタイトルに、吹奏楽心が揺さぶられた。脳内でわりと吹奏楽アレンジがとまらん。ゆったりしたイントロから、スネア、マーチぽい進み方、サビの入りの和音が広がっていくファンファーレ、トリオ・・・フィンガーシンバル(たぶん)。というか曲がなんかもうツボすぎる。超高クオリティ音楽ですよほんと最高に好き。
Aメロやばない?なんて言ったらいいんだろう・・・どこが好きなのかちゃんと言語化できたい。ベースが生み出す少し跳ねる雰囲気とか、リズムをユニゾンでキメるフレーズの終わり方とか。吹奏楽アレンジした場合一回目のサビのメロディはペットやボーンで固めて、ラスサビの方で木管まで加わったユニゾンになるとかっこいいのかな。Aメロは最初木管中心でどんどん数小節ごとに楽器が増えていって、サビで金管、トリオはクラとホルンのかけあいとかかわいいかもしらん、そのあとのサビは最初mfで入って二回目のファンファーレでみんなfになって、ふ~やーー!でffとかになるじゃん(妄想)ヤマシロマシロさんにも改めて出会った年だったなあ、2019年。
九曲目
これ、天才です。なにもかも天才。PVもやばい。これめっちゃ天才・・・全体的に天才なんだけど言葉にならないから言葉になるところから言葉にしていこう。
最初のメロディーもすごくない?音の高低の動きがすごいミニマル?といっていいのか、シンプルなんだけど、安易ではなく妙に雰囲気のなかに入り込んでるし、メロディーがシンプルゆえに歌詞が光る。歌詞のもつ音韻の音の響きや言葉の音の連なりとか。2番のAメロはそういう部分で妙に癖になるし、2番のAメロであのメロディーの中にあれだけ言葉の数を入れてたのに、曲が終わるときの同じメロディーのところでは言葉の数ぐっと減らしてあるの。どこのシーンもその時その時独特の瞬間を持っていて印象的なのかよ・・・(誉め言葉)
サビの、ボールが跳ねる高さが低くなってって自然に床とぶつかるときの音が小刻みになっていく感じの刻みが入るの最高。
歌詞も、自分の知らない流れで言葉が紡がれていくので、なんか良い。そしてなんか歌声もいい。世界観ぴったり。すごくはかなそうで喉弱そうな感じもありながら、静かなところはすこし息をのむように、歌い上げるところははっきり歌い上げるような。この曲歌うのに完璧な歌声にきこえてならない。やべえ曲に出会えた2019年ですよ。
10曲目
うっっっっっ!!!!!!!スキ・・・・・・・・・
この方が投稿されてる超やべえコード進行のフュージョンの曲が前から好きで、ふとこの方のマイリス巡ってみたら出会ってしまった曲。
上手く言葉にできないな。なんだろう。どこが好きか。なんか、空気感が好き。ぼやけた、少しくらい気もするような白。PVもほんと雰囲気があってて好き。使われてる音がまずすごい好きで、かつその音たちによってつくられる雰囲気もすごい好きなんだな。ちょっと雨の匂いする気がする。この曲はなんかすっごく不思議なんだ・・・・言葉じゃなくて感覚にダイレクトにきすぎている・・・もうちょっと言葉で何かしら書けると思ってたけど書き出してみるとまったくそんなことはなかった
ボカロなんだけどすごく声の使い方が上手で、この声は音楽としての完成度が高い。たまらんことになった2019年の出会い。
ひさしぶりにnote書いた!かけたといっていいのか、まあいいか!
自分はそんなに早いペースで曲と出合っていけないらしいということも分かった年だったかも。どんなペースで音楽と出合っていきたいかも人それぞれだし、自分の好きにできるのもニコニコで音楽聞くののいいところ。投稿新しい順でタグ検索すれば好きなジャンルにはりつけるし、自分みたいに思い立ったタイミングでタグからタグへ曲探しの旅することもできるし。
文字にしてみると自分にとって印象のつよい・でかい出会いを結構してるなあ。うわあ、来年はまた、どうなるんだろう。
このマイリスのURL( https://www.nicovideo.jp/mylist/67201363 )