ロシアンハードベースと日本のヤンキーと車
cyka=bitch
blyat=fuck
私がハラショー スパシーバ パカの次に覚えたロシア語である。外国語はこういう汚い言葉ばっかり最初に覚えてしまうから困る。
Hardbassはロシア文化である。
所謂ゴプニク(ロシアンヤンキー)が150くらいのBPMに合わせてずんずんドンクベースを鳴らして踊り始めたことから始まったものらしい。
スラブ系って足をバタバタさせるの好きじゃない?そういう遺伝子?寒いとそうなるのか?
コサック的なのもそうだし
こういう伝統的なダンスもそうだし
これはちょっと違うかもしれんけどw
Hardbassを産んだゴプニクというのは、
要はAdidas着てウォッカ飲んでひまわりの種食って車びゅんびゅん走らせてうんこ座りして
歳をとるにつれ熊と戯れるようになり、サウナに入ったあと雪や氷張った湖に飛び込むあの、あいつらである。
そんなんだからロシア人男性の平均寿命は60代。これを知っているからサウナは寿命縮めるからやめとけと私はずっと主張しているわけですが…
それは置いといて、
いわゆるヤンキー的な文化は色んな国にもありそうだけど、それがダンスミュージックの発祥みたいになったのは珍しいんしゃないかな?と思う。その辺詳しくないのでよく知ってる人いたらぜひ教えて欲しいなと思う。
日本で言うと
ファッション的には、ヤンキーがほぼ死滅した今、日本のやりらふぃー的な感じに近いのかなと思う。
音楽で言うとヤーマンが最近DJ Blyatmanとコラボしててアツい。
ヤーマンはこれか有名ですね。
ただ私は、正直下ネタに美学を感じなくて個人的にはうーーんと思ってしまった。
おま○こしょっぱっぴー
舐めたらほっけっきょー
くらいの、日本人だからこその雅さが欲しかった。
「舐めたらほっけっきょー」
このリリックは凄い。なんて風流なのだろう。心から日本人でよかったなと思える。同じ国の人にはこのレベルのものを求めてしまう…厳しい目線で申し訳ありません…。
まあやっぱり日本でこの感じでアツかったのはレペゼン地球だったんじゃないのかなぁと思う。(Hardbassではないけど…精神性が近い気がした)
最近なら銀太が出してたやつ。
ただこの人たちが音楽文化を生み出し牽引してたかって言われるとなんかそんなわけでもない気もするんだよね。
そもそも日本人でクラブミュージック好きなのって陰キャばっかりじゃないですか。
クラブにセックスを求める層と音を求める層は分断されていて、後者はオタクばかり。
なんで!?シンプルになんで!?
だからなのかJapanese Hardbassといえば
ヴィエが1強みたいな立ち位置になってますよね。
音がいい意味で軽いので繰り返し聴きやすい。この曲は映像も含めて本当によくできてる…。
で、陰キャの悪口では無いが(私も陰キャだし、オタクだし、これを読んでいる君たちも多分そうだが、君たちのことは好きだし、それはそれこれはこれである)
陰の者だからこそたまに陽に触れてバランスを取りたくなっちゃったりもして、
音作り自体にプライド持ってそうで、自分たちでビートメイクしてて、
かつ若くてニコニコでイキのいい子達いないかなぁー
と無意識に思ってたところに数年前Russian Village Boysが私にぶっささった。
かなりぶっささった。
野球界における落合の登場くらい
全私が湧いたのだ!
ロシアという寒い雰囲気漂う国から(夏は暑いけど)
太陽のように明るく楽しい子達が出てきた!
どんだけAdidas好きなんだよと思うけど
ニコニコでカラシニコフをガーガーガーってやるのはなんだかこっちもニコニコしちゃう。
Hardbass NeverDie😊😊って気持ちになるね!
戦争中のロシアを離れて今はドイツに住んでいる方々ですが、魂はゴプニクだぜ!って感じがする。気概があるなぁ。
車ぶいぶい🚗な感じを見ると
ワイルドスピード的な感じを連想する。
ワイルドスピードも今やシリーズ9作目。
ドムも老けた。初期にはたくさんあった日本車も影を潜めた。時代は移りゆく。
でもまだまだアホはいるんだなぁと思って嬉しくなった。
ワイルドスピードは、シリーズ9作目ともなればどんどん新しいことやらなきゃいけなくて、とうとう車で宇宙に行った。
それはそれでアホで面白かったからよかったんだけど
「とにかく車をはやく走らせたい!」みたいなピュアで若いエネルギーが今はすごくすごく恋しいなぁ。
やっぱり…
結局これなんだよなぁ。
(結局Atari Teenage Riotに戻る)
これが欲しくなっちゃうんだよな~。
何回も服用してしまう。これを。
車は壊れれば壊れるほど良い。
この景気の良さを求めてる。
そういえば最近陰鬱な感じのテクノだがものすごい大胆に車を走らせてるMVを見つけた。
ゴプニク感ありつつ
ワイルドスピードのような世界観×テクノという感じで
エストニアのアーティストの作品なんだそうだが、MVがすごい。
どうやって撮ったのというくらい車が壊れる。陰鬱なのに景気がよくてすごくゾクゾクする。
車って、火を噴かなきゃ車じゃないよなぁ。
改めてそう思った。
車は火を噴かすべし。
今日はそれだけ覚えて帰ってくださいね。
このMVは本当に雰囲気が最高なのでぜひ摂取してね!
以上です。
ロシア人はみんなゴプニクみたいなイメージにさせると悪いので最後に好きなロシア人バレエダンサーの動画置いていきますね。
それではさらばだっ