人は守れるものなのか?
鑑定でお世話になったことのある占い師、大清水高山先生が本を出しました。題名は
『大清水高山が生まれてしまった』
大清水先生には「人を守りたい」という強い想いがあります。それは初めて会った時に感じました。でももっと強い想いがあることも解りました。
肝の据わり方が尋常じゃなく、どう生きたらこんな肝の据わり方になるんだろう?と不思議に思っていました。
本を読み終えて本を閉じた瞬間。
声がしました。
「人を守ることはできないんだよ」
(;゚∇゚)え?
(ーωー)んー…←声の主の話を聞いている
「モノは守れる」
(ーωー)ふむふむ
壊れないように、傷付けないように。
何かで包んだり、箱に入れたり、安全な場所に置いたりするね~。
「人にも同じことできる?」
(・・;)え?えーと…
人にそれやったら~、監禁?束縛?
どれにしても自由を奪うことになる
「人はモノのように守れないんだよ」
( ゚ェ゚)そうか…守れないってそういうことか
(・・;)でもそれじゃ、この世は誰も守れない、誰からも守られない、殺伐とした世界なの?
「いや、違うよ」
「守るんじゃない、助けるんだよ」
( ・д・)?!
「人が傷付くのは避けられない、辛いことがあるのも避けられない。それがこの世で学ぶべきことだから」
「だから」
( ・∀・)だから?
「苦しんでる人には手を差しのべる、助けるんだ」
( ・д・)守ることすら出来ないのに、助けるなんてもっと難しいんじゃない?
「それは全く間違っている」
( ・∀・)…
「人が人を守ることは出来ない、もし守っていると言うのなら、それはその人の自由を奪っている」
「傷付いてでも学ぶ、という自由を奪っている」
( ・д・)あ、なるほど。
「苦しみことも傷付くことも認めて、もしそうなってしまった時は…」
(・・;)なってしまった時は?
「手を差しのべればいい」
「それは誰の自由も奪わない」
( ´-`)必要なのは手を差し出す勇気だけ、か。
(ーωー)…わかった気がした。
子供の頃から予知的能力も持ち、人には見えないものを見てきた大清水先生ですら、大切な存在を守りきれなかった。
それは何かが足りなかったんじゃない、方法を間違った訳でもない。
この世というものは、人が人を守る事が出来ない設定になっているのかもしれない。
そして、人にとって重要なのは「誰かを助ける」ことなんだろう。
大清水先生に最初に出会った時に感じたもの、一番強かったもの、それは
「人を助けたい」
人を守りたいと願い、体を鍛え、持てる能力の全てを注ぎ込んでも、その願いは叶わなかった。
そして様々な経験を経て、強い想いはいつしか「誰にでも覚悟をもって手を差し出せる」強い人間へと変容させたのだろう。
占いという場でそれをやっていると思った。
(。・ω・。)これが生き様ってものか…
霊能者とか陰陽師とかその手の名前で仕事をしている人達で、命をかけてやってます!的な事を言ってるのを聞いたことがあるけれど~
ぶっちゃけのところ、その手の人達から言葉通りの氣を感じたことはない(^-^;
ですが、大清水先生の鑑定している言葉を聞いていて
( ゚Å゚;)この人、自分の命は惜しくないと思ってるわー!
そんな話はしてないのに、そんな言葉も出てないのに、そう感じました。
「守れないから助ける」
そう決めた瞬間があったんだろうか?
尋常じゃない胆力は、生まれつきの能力でもなく、奇跡的に得たものでもなく、努力と経験から生じたものだと、私は思っている。
本のなかで、チラリと不吉な事を書いてもいるが、いやいやそれはまだまだ先ですよ、先じゃないと困るんですけど、と私は言いたい。