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薬酒や薬膳茶をつくり隊

私は、国際中医薬膳師の資格を持っています。
中医学は、中国の哲学から見た自然と体の考え方、
体のしくみや機能、それをもとにその不調が何が原因で起こっていて、
それをどうやって治すか?っていうのを勉強します。

コロナが蔓延して、外食ができなくなったとき、
家で自炊機会が増え、さらに食材に凝ったり、
健康を意識する人がすごく増えました。

体に良い食事=薬膳ととりあげられ、薬膳っていう言葉が
すごく世間にも浸透したなーって思います。

私の勝手な見解ですが、薬膳師の勉強は好みが二分化して、
「身近な食材で効能を取り入れたい」という食べ方重視派と、
「生薬や漢方薬大好き」薬膳茶などのマテリアル派(勝手に私が今考えた)
に分かれるのではないかと思います。

私自身、飲食業経験が長いので、身近な食材を季節や体質に合わせて取り入れるっていう、日常使いの薬膳料理が好きで、生薬は見てる分には魔女っぽくてワクワクしますが、いざ飲んだり買ったりっていうのは、あんまりしませんでした。本当に使いやすくて好きなものだけ買う!みたいな。

しかし先日、薬膳仲間からたくさん生薬をいただきました!
これね、知識のない人がやっちゃうとけっこう危ないんで、
今回改めて効能とか作用を調べ直しました。

▲1ページにまとめきれず上に追加。いずれこういうのもデータ化して、持ち運びたいよね

■漢方薬と生薬の違い

  • 《生薬》漢方薬の原料を生薬と呼び、草や木、動物や鉱物など、自然界にあるもの。草や木は乾燥させ、鉱物は砕いたりして使いやすく、保存できるよう加工します。

  • 《漢方薬》生薬を組み合わせてできたもの。長い歴史の中で生薬の種類、量、組み合わせなどが工夫されて、薬として確立されたものです。

全部がぜんぶそういうわけではないとは思いますが、薬というと化学薬品。成分を科学的に抽出したり精製したものに対して、漢方薬は自然界のものでできているから、漢方薬は飲むけど、薬は飲まない!っていう人も多いです。

▲頂いた生薬たち(う~~ん魔女感♪)

■この生薬の使い道

本当に面白いのが、今回頂いた生薬を調べてみると、補気・補血といって、元気な気持ちにさせたり、血をつくったりっていうものが多く、あつくなるものを冷ましたり、体をうるうるにするものが多いなーって見て取れるので、頂いた方の体調がわかってしまうんですよねー!
だから、正直なところ、自分に合う生薬もあるし、そうでないものもある。

しかもけっこう特有の漢方臭って言うんですか?笑
お茶とか食事で使いやすいものでもないので、種類ごとにわけて、
生薬をお酒に浸漬させた薬膳酒を作ろうかなーと思います!

ぱっと見た感じ…
パワーと血がみなぎる元気酒
寒い風邪にかかった時に飲む酒
仕事のスイッチをオフして寝たい酒
内側から温めて足腰強くしたい酒

なんかができそうです。

教科書でもう一度、生薬を扱うルールを確認し、
お酒を漬ける瓶をGETしたいなーと思います!

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