【舞台】幽霊はここにいる_20221210昼
※ストーリーには極力触れていませんが、未観劇の方注意です※
神ちゃん舞台、「幽霊はここにいる」観劇してきました。
わたしは今まで演劇、舞台なんて学生の頃の学校行事や課外活動でしか見たことがなく(のわりには博多座で狂言とか濃い)、ジャニーズFCに入会してから、今までの人生では考えれないハイペースで観劇しています。
元々、物語が好きな性分で、さらに自分の好きな方々が演じるともなれば、どうりでわたしの嗜好には合っているはずです。
わたしはそれまで演劇という世界に触れてこなかったので、テレビでよく見る俳優さんの演技を間近で見られること(大竹しのぶさん、大倉孝二さん、森川葵さん、杉野遥亮さん等々)、わたしが知らなかっただけで、舞台で演じられる演目には名作作品があって、時には長い間、国、演者、脚本、演出を変えて繰り返し上演されていること等、わたしにとっては新鮮で面白いと感じました。あと、劇場の雰囲気が好きです。
今回の「幽霊はここにいる」も、神ちゃんが主演ということで恥ずかしながら初めて知ったのですが、安部公房さん作の戯曲であり、初演は1958年、当時の主演は田中邦衛さんという、歴史ある演目だと知り、より興味が湧きました。
過去公演を調べてみると、2002年には鴻上尚史さん演出、池野めだかさん、北村有起哉さん(関ジャニの『あとはご自由に』の北村さん回、好きです)出演もあったそうで、それも気になる。。
今回、キーパーソンのひとりである大庭三吉を演じる八嶋智人さんは、2000年代に水曜夜10時からのバラエティ番組「ココリコミラクルタイプ」でのコミカルな印象が強く、それもわくわくしていました。
その期待の通り、振舞いの緩急がすごく、空気をいつの間にかガッと変えていて、たまにある「あれ、ここ笑っていいの…?」みたいな観客の戸惑いが一切なく、気持ちよくクスッとできて、圧倒されました。
さて、神ちゃんはというと、しばらく前に「痛めつけすぎているから髪質改善のために」と、黒髪&襟足を伸ばし始めてましたね。これはなんかある、、、と各所ざわざわしていましたね。
どんな役が来てもいいように髪を伸ばしておりました、と神山さんおっしゃる今回の舞台ビジュはあどけなさ多めの、ぐっと幼い様子(カテコのときはそこかしこから「かわいい…」が漏れ聞こえていました)。まだまだ幕が上がったばかりなので、千秋楽あたりでまた語らせてください。
ちなみにパンフレットの写真はクールで雰囲気があり、そのギャップがまた良いので迷っている方はぜひに。
わたしははじめ「パンフレットは買わなくていいかな」と思ってたんですが、前半を観終わって、観客側の想像力が掻き立てられる物語の面白さと、演者の方々の作り上げる世界観(舞台装置も好きでした)に衝撃を受け、休憩時間になるやいなや、販売スタッフさんにQRコードを差し出していました。
幽霊を連れている不思議な男「深川啓介」と、彼が引き金となったある町で起こる騒動。ふたつの物語が並走している様を没頭して観る3時間でした。
来年1月には小瀧くんのミュージカル「ザ・ビューティフル・ゲーム」です。歴史背景を知ってるとより入りが良さそうなので、勉強したいと思います。