「返事はいらない」けどほしい
こんにちは。
一般女子大生のべあこです。
今回はユーミンのデビューシングルの「返事はいらない」の良さを語っていこうと思います。
この投稿が私のデビュー投稿みたいなものですからこの曲を選びました。
「返事はいらない」の歌詞を読み解く
「この手紙が届くころには ここにいないかもしれない」
誰かに手紙を出したけど、その相手が返事を出してもその住所にはもういないことが読み取れる歌詞だと思います。返事が来ても受け取ることができないのに、手紙を出したのはなぜか…
「ひとところにじっとしていると よけいなことも心配で 会いたくなるから」
相手のことが気になるのは未練があるから。その未練を断ち切るためには会わない方がいい。返事をもらうと会いたくなるから…
「昔にかりた本の中の いちばん気に入った言葉を おわりのところに書いておいた あなたも好きになるように」
昔、仲が良かったころに本を借りたりしていたのでしょう。その本の中の言葉を好きになってもらう、という意味とその言葉を通して私のことを好きになってもらおうとしたような情景が浮かびます。そしてその言葉を思い出す度に私のことを思い出させるために。
「遠く離れたこの街で あなたのことは知りたいけど 思い出すと涙が出るから 返事はいらない」
あなたのことを忘れたいから遠い街にいるのに、あなたのことを思い出して手紙を書いてしまう。あなたのことを知りたい気持ちと忘れたい気持ちが交錯するのでしょう。手紙を出してしまったけど、返事をもらうと思い出してしまう。だから返事はいらない。だけど、本当は返事が欲しいようなそんな未練があるようです。
「この手紙が届くころには ここにいないかもしれない ひとりぼっちじっとしてると きのうのことがよく見える」
一人でいると昨日のことのようにあなたを思い出してしまう。このままではいけないと思いつつ、やっぱり出した手紙のことが気になる…
「遠く離れたこの街で あなたのことは知りたいけど 思い出すと涙が出るから 返事はいらない 返事はいらない」
手紙を出して「返事はいらない」とか言いつつ、本当はほしい。ダメ押しの「返事はいらない」。ここまで言われると返事がほしいことが伝わってしまいそうですが、それが狙いなのでしょうか。
「返事はいらない」の曲
曲は実際に聞いてみるとわかると思うのですが、この曲は歌うというより、語っているかのような曲調です。
メロディーに乗せて歌うというよりも、曲に合わせて話しているかのようにさらっと流れていきます。
曲自体が盛り上がりや盛り下がりが激しくなく、私のイメージはテラスで風に吹かれながら相手のことを思い出しているような感じです。
さいごに
「返事はいらない」は私が特に好きなユーミンの曲の一つでもあります。
素直じゃない感じが最高に好きです。
気になったらぜひ聞いてみてください!
「返事はいらない」YouTube