GUND-ARMとは何か③―身体拡張技術から読み解く
(本投稿は、
GUND-ARMとは何か①―身体拡張技術から読み解く
GUND-ARMとは何か②―身体拡張技術から読み解くの続きになります。)
(3)(2)を元にした脳拡張技術を用いたMS(GUND-ARM?)
さて、作品の中でずっと隠されていたエアリアルの正体はこれではないか?と考えています。
「機体のAI」と「搭乗者の脳」をなにがしかのインターフェース(パーメットなのかカチューシャなのか)を用いて融合させているのではないかと思われます。
シェルユニットから送られてくる情報を「(機体AI+搭乗者の脳の)融合脳」とで処理をすすめていくのでしょう。
そのため、ルブリス(白&ピンク)と同様、パーメットスコアがあがったとしても、搭乗者の脳はダメージを負いません(融合しているAI側が処理してくれるため)し、ルブリスと異なりパーメットが顔に現れることもありません。
そして、こうしたパーメットスコアの上昇…つまり、脳を使う機会が増えるほど、「機体AI」が、データ処理の補完をするために「搭乗者の脳」に(よくも悪くも)入り込み、融合がどんどん進んでしまう…といった描写がなされていると思います。そうです、GUND-ARMとは何か②―身体拡張技術から読み解くの最初のほうで述べた、「脳の機能をAIで代替する」ことが起きているのです。
「搭乗者の脳」は、「機体の情報」とパーメットで直接リンクしていないので、機体のパーメットスコアがあがっても搭乗者は平然としていますが…脳融合の結果は12話の通りです。
また、9話でシャディクに「本当にガンダムなのか?」とガンダム(シャディクのガンダム認識はおそらく身体拡張技術ベースのガンダム)であることを疑われていたり、12話でプロスペラがあの子はエアリアルの元に必ず来る…と発言していたことなども根拠になりえると思います。
なお、ダリルバルデも類似のシステムが搭載されていると、私は今のところ考えています。(※勘違いの可能性もありますが…いずれ別の投稿でご紹介します)
6.終わりに
さて、当方の考察は以上です。みなさま、いかがだったでしょうか。
付け焼刃の知識ということ、事実誤認や妄想が過ぎるなどで誤りがある箇所もあるかと思います(気になる箇所がある場合は、ご指摘いただけると幸いです)。
ルブリスやエアリアルのAIは一体どこから来たのか?などの疑問がまだまだ残っており、答え次第ではすべてひっくりかえる可能性が…こんなに長文書いたけど単なる与太話だったね、恥ずかしい~~~!となるかも…💧と思っています。
いずれにしましても、第2シーズンでは、主人公やそのほかのキャラクターがこうした技術にどのように向き合うのかを楽しみにしています。また、最終的にGUND技術が呪われた技術として唾棄されるのではなく、「祝福」に転じることができるのか?といったところにも注目しています。
最後に興味深いお話をご紹介したいと思います。
つい先日伺ったお話ですが、当方の知人のご親族の方が、脳腫瘍を摘出されたのですが、摘出後、ホルモンが分泌されなくなり(摘出部位がホルモンの分泌をつかさどる箇所だったとのこと)、ホルモンを経皮吸収できるクリームを塗っているそうです。また、腫瘍の摘出後、尿意が常にある状態になったため、こちらも薬で抑えていたとのことでした。
通常、破壊された脳組織の機能が回復することはありません。ところが、驚くべきことに、脳の別の箇所が補完をしているのか、別の回路がつながったのか…何が起きたのかはわかりませんが、今では尿意に関しては薬の服用が不要になったとのことです。
人間の脳の強さ、可能性を感じるお話でした。
長文の投稿でございましたが、本当にここまでお付き合いくださりまことにありがとうございました。