試作6 戦場日記

以下の文章は考証が行われていません。筆者はこれが事実だと認識しておりますが、間違いが含まれる場合があります。ご留意ください。

TS衛生兵さんの戦場日記という小説がある。小説家になろう原作の小説で、所謂転生ものだ。転生やTS要素はあまりない。戦争物にわずかに魔法要素が含まれている。

あらすじとしては、衛生兵である主人公が治療役を欲している突撃部隊に配属され、衛生兵としての苦労以外の苦労もしていくというものである。戦時中らしく体罰なども横行しており、衛生兵としての仕事も体罰治療のほうが多いくらいだ。しかし、衛生兵以外の苦労が主人公を明日けることもある。戦時中という極限の状況下では何が役に立つかもわからないのである。

この物語の特徴として、登場人物の殉職の頻度が高いことが挙げられる。主人公以外の人員は何時誰が死ぬかわからない。戦時中なので当然だが、それでも辛い。主人公の恩人も、優秀な上官も、命を危険にさらしていることを実感させられた。読み進めることは辛く、主人公に感情移入しすぎると精神を病みそうになる。しかし、それを上回る喜びが主人公を待っていると信じたい。幸あれ。

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