髪のみぞ知る♯６〜体験的育毛大成功報告

　２０２１年の時制で話を進めます。

　ボクの身近なところに、３年前まではボクの運転手をしていた（現在は所属事務所が違います）お笑いコンビのマッハスピード豪速球 ・ガン太くんという若手芸人がいます。

　彼は１９８４年生まれの３６歳です。
　２０１９年には、浅草の東洋館で開催された「ビートたけし杯」に優勝経験もある若手の注目株のひとりです。
　
　ボクの知る限り、以前から彼の頭髪にはハリがなく、細い毛質をしており、将来ハゲるのは確実に予想されたので、よく若ハゲ・イジりをしていました。

　そして彼は８年前からボクが主宰する有料メールマガジン『メルマ旬報』のなかで『ハカセー・ドライバー』という記事を連載していました。

　しばらく会っていなかった彼と、先日、２年ぶりくらいに再会しました。
そのときです。彼が自慢気に「博士！ボクも今は髪フサフサなんですよ」と申告してきました。

　そこで頭髪をよく見ると、短髪ながら確かに密度の濃い生え方をしており、育毛に成功したのは間違いないようです。

　その彼が２年前、ボクが休養期間中『メルマ旬報』２０１９年８月号に注目すべき体験レポートを綴っていました。
　掲載されたものを句読点、改行などを訂正して、そのまま本人了解の下、引用掲載します。

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　若ハゲを克服したガン太くんの場合──。

　どうも！
『マッハスピード豪速球、ガン太』の【ハカセー・ドライバー】です!!

　わたくし、ガン太（35歳）は30歳を超えるあたりから抜け毛に悩ませられていました。

　日々進む薄毛の進行に怯える毎日……。

　芸人なのだから禿げたほうがおいしいのではないか？

　と自分に言い聞かした時期もあったのですが、パリっと若禿してくれるならまだしも、中途半端にジワジワと薄くなってきやがる頭……。

　売れる前から中途半端に禿げてたら、売れるもんも売れないだろうと悩んでおりました。

　AGA治療に行こうかと思った事もありましたが、あれは金がかかりすぎる。若手芸人のボクには手が出る値段ではありません。

　このままジワジワと禿げていくのを待つだけなのか……。
　と死を覚悟していた、ある日のこと。
　ライブの楽屋、若手芸人たちがコソコソと話している声が聞こえてきました。

　「生えてるんすよ……」
　「え？みんな？」
　「はい、みんな3か月くらいで……」

　普通の人ならスルーしてしまいそうな会話ですが、藁にもすがる思いのボクにはすぐに毛の話だとピンときました。

「その話し！詳しく聞かせてくれないか！！」

　ついつい物凄い剣幕になってしまいます。

　話を聞くと、どうも吉本芸人の若手の中で流行っている毛生え薬が有るらしく、それが皆次々と効果を出しているというのです。
　しかも割と即効性があり、早い人だと飲み始めて3か月くらいから生え始めるとの事で、しかも驚くべきことが、この薬の値段で、何と約3か月分が約五千円で購入ができるという若手芸人でも十分に手が出る値段なのです。