7月６日（土曜）『アサガヤ・キッド・トーク』VOL・２。ゲストの金剛さん。多重人格マルチアーティストによる、ほぼワンマンショー。２５歳のデビューでこれだけの才能の爆発は戦慄ものだった。

8時半起床。

アサイージュースで整える。

ボクが帯文を書いた『架空昭和史』、
この大傑作本の書影があがる。

画もすごいが、文章も面白い。
爆笑「必死」ではなく、爆笑「必至」だな。

天気予報によれば、
昼以降に警報レベルの大雨とのこと。

14時に予定していたのだが、
細君の提案で、
金剛さんのあずけた絵画の回収を
早めることに。
和紙が多いだけに、
降雨は命取りになる。

金剛さんは出ずっぱりの本番前なので
家で待機してもらう。

１１時に、
（２２歳で「古本興業」を立ち上げた放送作家）
若林凌駕くん、
（陣内智則の映像担当助手）
原田専門家が我が家へ集合。

原田専門家が髭を剃って頭も坊主に。
ヤング泉重千代からオールド小学生へ。

振り幅の広い大変身、
最初、気が付かず、時間差で大爆笑。

絵画を保管していただいている、
 高円寺『UNKO』へ。

預けるときは駐車場から店まで、
２往復必要だったが、
今回は、工夫して一回のみで運び出す。

しばし、高円寺散歩。
古書「サンカクヤマ」さんに顔を出す。

ビートたけしグッズは
ボクが買うために店頭にあるようなものだ。

古本市で、トイレット博士として関連書を購入。

ランチを物色。
高円寺を周回したが、
若林くんは、まだ高円寺の至宝『ともちん』に
一度も行ったことがないとのこと。

みな、美味さに唸りながらの堪能。

２時半まで家で待機して、
若林くんは金剛さんの絵画をクルマで会場に運び込み、
そして金剛さん宅の楽器、電気機器一式を運び込む。

ボクと原田くんは歩いてクロチェットカフェの地下へ。

会場には、水道橋映研の福井さんが先乗り。

眉毛を染めていると、
金剛さんのなかの女子が訂正に。

リハーサルは金剛さんの独壇場。

彼がやりたいと思っていることは、
すべて実現させてあげる、
ほぼ単独デビューライブなので、
ボクの企画や演出はゼロ。

ここまでボクが一切、
関わっていないライブは久々だろう。

会場の飾りつけも、
絵のインテリアも全部、金剛さん。

パンフレットやメニュー表も金剛さん。

会場全体の匂いも調合、
本職のアロマテラピストとしての実力を発揮。

ひとつひとつ香料を調節中。

このライブ限定のチラシ。

そして自分の中にいる（金剛荘）
十人格ひとりひとりの性格や特技の説明。

何をやるのか
スタッフを含め誰もわかっていないところで
リハーサルが始まる。

いやはや度肝を抜かれた！！

このピアニカはボクが３日前にあげたものだ。

自分の中にいる１０人格。
ひとりひとりをイラストで描いて、
パワーポイントで紹介する。

スタッフもやることが多いので、緊張気味。

急遽、前説担当になった原田専門家。
何食わぬ顔でギター練習。

最後に衣装に着替える。

全スタッフが金剛さんの世界観を再現するため、
準備を整えていく間、
外は警報レベルの大雨、ゲリラ豪雨に。

雷雨決行で、１９時１５分から前説開始。

原田くんが全身ボクの私物なので後ろからだと
ボクにしか見えない。

コントロールルームから
前説を眺める金剛さん。

今回は、タイムリミット１時間のトーク。
金剛さんとの出会い、
多重人格者、生活保護、難病（クライムレビン症候群）
の説明と多重人格１０人をイラストで紹介する。

近くで見ると、
イラストの配色や描線の素晴らしさに感心する。

ピアノの弾き語りをオリジナル曲で。

トランペットの演奏を重ねていく。

タンバリンの音を加える。

ジェットリンクの
スタンリー・キューブリック・タンバリン。
本来、工芸品だが、初めて音が鳴る。

更にギターを重ねる。

自分の演奏の多重録音の曲で
バーレスクダンスを踊りだす。

自分の曲、森本直太朗の「さくら斉唱」をカバー。

アンコールで『風を集めて』の弾き語りだが、
途中、PCがストップするアクシデントあり。
これは残念だった。

最後の告知発表。『本業2024』が重版決定！！

発表、３人で出版社芸能活動を開始。

ファンサービスプレゼントで書道。
書き初めプレゼント。

すべてを終了し、
撤収作業も過去最大級だと思う。

手分けして、楽器や絵は諸々の雑貨を片付けていく。

てっきり、チーズのつまみだと思って、
手を伸ばしたら……。香料だった。

セルフまじかよ。

若林凌駕が運転で金剛さん宅へ、楽器を戻す。

もう一度会場に戻ってくる。

原田くんと金剛さんはNISSANのSAKURAちゃんで。
ボクと福井くんはタクシーで。高円寺へ。

ちゃびりぼんがバーテンダー。
ちゃびりぼんのお友達の吉田採花さんが先客。

MVを見せて貰う。

時の経過と共に盛況に。

小林店長が途中から参加。

A先生から金剛さんへ、
着物がプレゼントされる。

猫のイアリングも。

喫煙所も大賑わい。

高円寺在住のフランス人も来訪。

気が付けば朝だった。

明日は都知事選の投票日だ。

そして７月１０日は、２回目の此方のライブ。

とにかく、怪物・金剛さんを世に放った夜だった。