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髪のみぞ知る ♯3 〜体験的育毛大成功報告

プロテイン入りシャンプーで髪の毛のツヤとコシが!

 2004年3月──。
 今から17年前、ボクが44歳のときの話を語っている。

 ちなみに、このお話はボクの44歳の頃の著書より引用している。

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 つまり、2004年の話だと思って読んで欲しい。

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 プロピアシャンプーとの出会い

 初めて『プロピア』を訪れたあの日以来、毎日の洗髪でプロテイン入りシャンプーを使うように切り替えてみた。
 もともとボクはシャンプーにメーカーやブランドのこだわりはない。
 しかも、このプロテイン入りシャンプーの使用感も、確かに最初は髪が1本ずつコーティングされるような粘り気があったが、不愉快なほどクセがあるわけではないので、すっかり育毛用のシャンプーとして使っていることを忘れてしまっていたほどだった。

 そして、数ヶ月後……。
 とにかく驚くほどの変化が現れた。
 まず顕著に変わったのは抜け毛だ。
 お風呂場の排水溝に絡む、抜け毛の掃除の回数が極端に減ったことに最初に気がついたのは、ボクのカミさんであった。
「最近、抜け毛が溜まってないよね~」
 そして、抜け毛の固まり、例の〝まっくろくろすけ〟の野郎も、すっかり枕元から姿を消した。どうやら屋根裏へでも逃げ帰ったようだ。

 さらに数ヶ月後、普段は帽子をかぶっているので、それほど周囲は気がつかなかったが、テレビ局のメイクさんがその変化に反応を示した。
「髪の毛ん増えましたねぇ。毛質もずいぶん変わったし、何か特別なことをされているんですか?」
 確かに、自分自身でも、髪の毛の太さが増して、ツヤやコシも実感できるようになっていた。植物でいえば、ウラナリのひょろひょろの茎であったものが、光合成たっぷりに枝葉まで新緑の勢いを感じるようになった状態だろうか。
 やがて、それが1つの局の馴染みのメイクさんだけでなく、どの局へ行っても、ボクを担当するメイクさんからその秘訣を聞かれるようになり、さらには在京だけではなく、大阪のテレビ局のメイク室でも「何かなっているんですか?」と質問されるほどになった。
 タレントがジャンルやランクの分け隔てなく出入りし、世間話を興じるメイク室の噂というものは伝播力が高くアッという間にボクの話も広まった。

 この頃から芸人仲間に限らず、今まで一度も共演したことのない大物俳優さん、政治トーク番組のレギュラーをやっているせいか有名な政治家などからも「ぜひ聞いておいて欲しい」と増毛の秘訣について教えを請う伝言をメイクさん経由で伝えられるようになった。

 さらに、ボクの頭頂部の危険地帯を察知して、カジュアルな衣装でテレビに出演する時には必ず帽子を用意していたスタイリストさんまでもが「もう帽子なくてもいいんじゃないですか?」と言い始めた。

 この時点で、ボクは我が頭部砂漠における、度重なるカミ実験の結果、最終的な成功を確認し、カミ保有国の仲間入りを世に宣言したのである。

「不毛地帯」開発のフロンティア精神よ、永遠に!

 このボクの髪の毛が生えてきた話を、テレビ朝日の人気バラエティ番組『アメトーク』で2005年末に披露した。
 その際には、ここにも掲載した、以前の“ハゲ散らかした”状態の写真も共に公開したので、放送終了後には、ボクのホームページやブログに「何を使ったら、ああなったんですか? 教えてください!」と問い合わせが殺到した。

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