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【博士と虎人舎の日記】25年2月15日(土曜)娘のアシスト。昼散歩。/@立川談四楼師匠の独演会。/@新宿テアトル。コアチョコ。オールナイト映画上映イベント。


6起起床。早すぎるが、目が覚める。

モーニング。

日記を書いているところ——。

朝から大ニュース。

これは大阪IR構想の終わりの始まりではないだろうか。
漫才界のエース中のエースの「令和ロマン」だけに
残念というより惜しい。

深い痛手になりませんように。

維新の応援する維新、維新のすすめるカジノ。
これは大阪IR構想の終わりの始まりではないだろうか。

そして、細君より朝から頼み事。

娘は現在、自動車教習所に
通い始めている。

本日はどうやら朝寝坊したため、
細君から「教習所まで送ってあげて!」
と頼まれれる。
「今日、仕事、忙しい?」
「大丈夫、午後からだから」
「行ってくれる?」

二つ返事で「喜んで!!」だ。

日記を書くのもやめて身支度。

娘と一緒にタクシーに乗り込み、
練馬の教習所へ。

車中、娘より、
「パパ、ごめん、これ私が持ったままだった……」
と言われて、キャッシュカードが返却される。
「えええええ〜〜〜!!!」
と驚く。

そう言えば、学校指定のパソコンを
購入する時にカードを貸していた。

その一方で、財布を紛失して1週間。
しばしの間、見つかったり、
届け出の望みを密かに抱いてたのだが、
昨日、完全に諦めた。

キャッシュカード会社に連絡。
使用停止と共に再発行。
サブスクの紐づけの、
手続きを金剛さんとやり直したばかりだ。

「パパ、ごめんねぇ〜」
「……大丈夫、大丈夫。気にしないで!!」

娘の役に立つ、お仕えできることが、
人生でも有数の喜びになるのが、
全国共通、大学生になる娘のお父さんだ。

「パパ、わたし、やらかしたかも?」
「どうした?」
「バイトのレジ打ちの面接があるんだけど、
マイナンバーカードのコピーを忘れたの」
「…………」
「午後2時に早稲田まで届けてくれない?」
「…………よろこんで……」
「あ、コピー機にカードが入っているから、
マイナンバーカードを写真に撮って、
LINEで転送してくれるだけでいいわ」
「御意」

無事、娘を校舎に送り届けて、
午前中から散歩チャンス到来。

練馬から歩いて帰る。

散歩日和というより、
冬の快晴。雲一つ無い青空だ。

東京に初めて住んだ時に、
千歳烏山に下宿に住んだ。
祖師ヶ谷大蔵と千歳烏山の中間地点で、
すぐ近くに
『東京ガス廻沢(めぐりさわ)のガスタンク』
があった。

地名はとっくに「廻沢」ではなく、
「粕谷」なのだが、
今でも廻沢ガスタンクと呼ばれることが多い。

正式名称は球形高圧ガスホルダー。

とにかく、ガスホルダーのある風景が、
ボクの大好物なのだ。

ましてや、
現在の東京ガスの社長・笹山晋一くんは
先日、日本経済新聞で
幼馴染じみの小学校の元同級生と
わかったばかりなのだから、
親近感が湧くに決まっている。

しばし、ガスタンク撮影会。

最近では、カネコアヤノとガスタンクも
数多く投稿されている。

『バクダット・カフェ』へのオマージュ。

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ガスタンクだけじゃない橋が交わる光景も大好物だ。

原田専門家が作ってくれた「パ紋」は瀬戸大橋モチーフだ。

昨日の今日でNISSANのロゴマークにも遭遇。

おいおい、近所のルノーは潰れているやんか!!

NISSANの意匠が好きすぎるのだ。


中村橋を抜けて、
細い商店街が続く方の中杉通りへ。

『古書クマゴロー』が、
店頭でマガジンハウスの雑誌のSALE。

入荷したばかりだ。

『超SF映画』の箱入り。(帙入〜ちついり〜)
ボクが放出したものかと、丹念に見る。

大人買いしたのだが、思った以上に安かった。

中村橋でランチ。

昨夜は美食だったが、
今日は、「福しん」か「日高屋」か。

最近、霜降り明星のラジオでも大推薦の「日高屋」にする。

鬱で休養中、一年だけ梅ヶ丘に住んでいる頃、
毎日のように通ったものだ。

本を背負ったまま、二宮尊徳のように歩く。

しかし、本の重さに力尽きてバスに乗る。

鷺ノ宮の陸橋を超える。

電車込みのシンメトリーの構図も大好き。


2時間近くかけて帰宅。
しかし、よく歩いた。

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今日はこちらへお邪魔する。
物販の本も数多く持っていくのだが、
今日に限って「坊や」がいない。

この本の衝撃がどれほど大きいか。
しかしながら、
あまりにも調べ物が多くなり、
午前中に読了できなかった。

ほぼ、同じタイトルの落語本を思い出す。

娘のマイナカードのコピーを送付する。
これで娘の用事は全て済ませた。
娘に褒めてもらいたい。
「あなたに褒められたくて」だ。

Uber Eatsのバックに物販の本を詰めて、
アシスト付き自転車「ブリちゃん」に乗って、
ひとりで出発。

確かにこれは重すぎる。

最近、山手通りの代々木八幡駅前を
自転車で何度も通っている。

下北沢までは順調に到着したのだが、
ここからが、脱出ゲームだ。
何周、下北を周回すれば良いのか。

そして看板を見つけて一安心。

数か所に看板がある。

3個目の看板で、ここに違いないと思った。

自転車も隣に駐輪した。

そして、入っていったら、そこは蕎麦屋さんだった。

まさか、この階段を登った先が会場なのか。

9番目の弟子……が迎えてくれる。

「7人の弟子」の平仄に合わない。

師匠の部屋へご挨拶。

長年の夢であった、
師匠のデビュー作にサインをいただく。

「本番前にネタをさらうようでしたら、
部屋を出ます」と申し出ると、
「全然、構わないです」
と。

「つまらないものですが……」
と、ビートたけしANN10年分を進呈。

師匠。
「博士、この番組に落語協会分裂騒動の時の
談志が出ております」とのこと。

それはまったく覚えていなかった。

そこから長年の疑問を次々と質問。

そもそも初対面なのか?
立川流顧問について。
弟子の人数問題。
立川流Bコースのひとたちとの交流。

御子息を紹介していただく。
名刺を見て、ぶったまげた。

「高田文春」

ええええ〜〜〜!!

「私が、初めて『文藝春秋別冊』に小説を書いた時に
生まれた子どもなので……」と。

我が家の子どもたちの名前の由来を説明。

お互いが知らないことだらけだ。

書評家の杉江松恋さんとご挨拶。

師匠に本にサインをいただく。

90年刊の『シャレのち曇り』に
当時、ボクがどれほど影響を受けたことか。

若林凌駕が合流。
同じ部屋に通されるが、
落語界の楽屋周りのルールを何も知らない。

ボクは師匠を訪ねてきた、
「談志楽屋噺」における、
若き日の毒蝮三太夫の役どころだ。

弟子たちを終始イジる。
特に徳の高いお坊様のような弟子。
半四楼。
を終始、ご住職と呼ぶボケ。

客席には、ボクのファンである、
おびーるのみたろう。

仲入り後に、師匠との対談。

ボクのトランプTシャツや、
金正男バッチ、
麻生太郎バッチなどは、
湾岸戦争の時、
オサマ・ビンラディンのTシャツを、
着た談志師匠へのオマージュだ。

文春リークス。
文春砲をスクープする。

トークの内容は初だしの話を含めて、
とんでもなく踏み込んだ。

ボクの住職いじりが受けているのだが、
師匠が小さな声で、
「寺じゃなくて神社だから、
宮司だけどね」と。

しかし、まだ「もう半分」ある。

最後に、師匠の影響を受けて、
ボクも小説を書くことを約束する。

楽屋で共産党?れいわ?
からの出馬宣言?

師匠の御子息、3男、の「文春」さん。
しかも、本名「高田」なので、
「高田文春」さんと一緒に。

楽屋で手袋を片方ずつ失くして、
弟子の方と共に探す。

元太田プロのピン芸人で45歳の弟子、
只四楼(本間キッドの友達)
と凌駕と3人でミニ大喜利。
面白かった。

帰り道も迷う。

…………

新宿を目指すのだが、
おびーるさんのアドバイスで茶沢通りをまっすぐに。

かなり遠回りして「テアトル新宿」へ。
撤去されないように自転車置き場へ。

はっとりくんと。今日は緑色ではない。
「染める前なんです」と。

階段の降りが危険だ。


Uberのバックが重すぎる。

A先生に会うのは一年ぶり。

ポスターにサインを入れる。

お互いに莫山先生になったり、
棟方志功になったり。

ドレッシングルームのエイエイオー。




2025/2/15(土)@テアトル新宿
テアトル新宿劇場&オンライン販売中!
https://ttcg.jp/theatre_shinjuku/event/

役作りのためにヒゲを伸ばしている、
『A』先生が、竹熊健太郎さんにしか見えない。

いや若き頃のなぎら健壱か。

シン・シティの上映。

2Fの映写室の横の特別室から、
映画を眺める。

終了後、2回目のトークショー。

同じ特性Tシャツで。

『A』先生との一年ぶりのコンビは、
もはや漫才コンビにしか思えない。

本当にベテランコンビは、
こうして誰とでも即興で組めるのだ。

自家製のトランプ✗、Tシャツ。
お客さんにあげた。
ボクが反トランプをきずかない人もいるかのも。


15時を過ぎて、
流石に肉体がギブアップ。筋肉が震えだす。

タクシーに乗った段階で、
携帯とカバンが無い……。

タクシーを止めたまま、
スタッフがロビーを探して、
「有りました!」と。

認知症のボクは最後まで通常営業だった。

運転歴22年の運転手さんと、
タクシーあるある話。

部屋に帰って、
そりゃあ、重いよ。これだけ運んでいたら。

永島勝司さんの訃報を知る。

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明日はカンニング竹山の独演会、
千秋楽を観覧します。


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水道橋博士
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