アフターサポート
我が家の娘は好きなバンドのアルバムを買ったり、サブスクで音楽を聴いたり、小遣いを貯めてフェスやライブと音楽三昧だ。自分も学生の頃は小遣いやバイトで稼いだお金はCDや楽器に費やしていたので遺伝だろうか?
そして、そんな娘はどういうわけかSONYが大好きだ。
音楽をiPhoneで聴くようになってから、最初はaudio-technicaの入門機クラスのヘッドフォンを使っていたが、それに物足りなくなったのか、次に買ったのはSONYのMDR-1A・・・
娘よ、それはお父さんも欲しかったやつだ!
そしてお年玉やら小遣いを貯めて次に買ったのがWH-H900N。更に今年になって今度はWF-1000XM3まで購入・・・もはやSONYマニア。
勉強をしている最中は常にどれかのヘッドフォン、イヤフォンを着けて勉強をしている。
そしてヘビーローテーションだったWH-H900Nのイヤーパッドがとうとう劣化により合皮の継ぎ目が剥がれてしまい、中のスポンジが見えるようになってしまった。
娘は娘のこだわりがあるようで、純正でのパーツ交換を希望。SONYのサポートページからパーツとして取り寄せられるか調べると、パーツの設定はない模様。仕方なくサポートページからメールで問い合わせると、パーツがないか調べて欲しいと先程自分が見たページを提示してきた。
いや、既にそこは見たうえで問い合わせをしているのだよ。
すると、修理に出して欲しいというので修理費用はいくら位かかるのか、概算でいいから教えてほしい、と問い合わせると、たかが片方のイヤーパッドの交換に技術料7,500円+パーツ代+送料だという。間違いなく10,000円オーバー。27,000円位で購入したヘッドフォンの片方のイヤーパッド交換に10,000円出すお大尽はいるのだろうか?いやいない。
という事で、娘には純正パーツでの修理は諦めてもらうこととなった。
色々と探した結果、買ったのはGeekriaというメーカーの互換品。
Amazonで発注し、次の日には到着。さっそく作業に取り掛かる。付属のヘラを使ってイヤーパッドが嵌合している本体側の爪を外そうとするが、ヘラが弱すぎてすぐに折れた。家には車いじり用の内装剥がしがあったのでコレを利用して6箇所爪を外していく、そして互換品を装着。作業自体難しいことは何もなく、左右のイヤーパッド交換にかかる時間は5分程度だ。
換装後の状態を見ても大きく異なるところはなく、違和感もない。
しかし、こんな簡単な作業に技術料7,500円と伝えてきたことは解せない。確かに交換作業だけではなく、イヤーパッド以外におかしな所はないかチェックもするだろう。
それでも5分の技術料7,500円は高いと言わざるを得ない。
メールを読む限り、サポートは国外の外注だろう。それ故に話は要領を得ないし、やり取りに時間を費やした。
こんなアフターサービスの体制では、せっかくSONYが大好きな娘の心だって離れてしまうと思う。
ユーザーが作業できる所はメーカーも積極的に容認すべきだし、パーツも提供すべきだと思う。勿論、本当に必要な人に必要な分だけ。
私自身もSONYのウォークマン、CDプレーヤーで育った世代なのでSONYは好きだ。しかし、今回のサポートとのやり取りを通してちょっとガッカリしてしまった。
コレをSONYの中の人が見ることはないと思うが、改善してほしいものだ。
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