
MAD MAX2とPromising Young woman
偶然、立て続けに見た2本の映画の話をする。
まず、MADMAX2
1981年の映画、
内容は説明しない。説明する程の内容も無い。
夜中にプライムを見ていたら、わたしにオススメしてきた。
リマスターされて、随分画質が良さそうなので見る事に、
内容は今となっては、それ程過激では無いが、冒頭10分くらいに、レイプシーンがあって家族と見るには気まずい。
わたしの家族は、休みの日中はリビングに全員集まる仲良し家族だ。
カミさん、長女次女、お父さんのわたしでくつろぐリビングに、尻を出したモヒカン男の絶叫を響かせる勇気は無い。
夜。
みんな寝た。
明日は休みだ。
わたし、ひとりの夜中だ。
男の時間だ。
テキーラ片手にMADMAX2を鑑賞、
まあ画質がいい。
目が痛くなるくらい空が青い。

90分
見終わる。
面白かった。
鑑賞後の興奮も冷めず、MADMAX2と同じような理由で見れなかった映画があったなと思い出した。
「Promising young woman」
酒場で酔った振りした女主人公キャッシーが、これ幸いとキャッシーをお持ち帰りした男たちの部屋に行き、スッとシラフになり、
「私の名前を言ってみて」
なんて、北斗の拳のケンシロウみたいな事を言って、男どもに赤っ恥をかかせていくという映画だ。
こちらもレイプが絡んでいる話なので、家族と見るには勇気がいる。
MADMAX2は90分で終わった。
まだ夜中だ。
男の時間だ。
まだテキーラもある。
Promising young woman

見るか。
見終わる。
ああ、マックスとキャシーは、全く同じプロットでできたキャラクターなんだなと思った。
二人共、過去のトラウマにこだわり、怨霊に取り憑かれたように生きている。
信念といえば聞こえがいいが、まわりからしたら馬鹿らしい。
生気の無い目をして何を考えているのか分からない。そういうのやめた方がいいいよって言われても、返事すらしない。
そして物語終盤
マックスもキャッシーも命懸けの大仕事をする。
とても似た話だ。終始、不安しかない。
サバイバルに長けている癖に、自分の命に頓着がない。
そんな男と女。
まあ、偶然だろう、
どこにでもある物語だ。
マックスの仕事は虚無に終わり、キャッシーの仕事は物語の大円台を迎える。
そしてマックスは生き、キャッシーは死ぬ。
キャッシーは死ぬ。
キャッシーは
死ぬ。
ああ、キャッシーが死ぬなって思った時、テキーラを持つ手が止まった。
キャッシーは死してなお、物語を進める。
悪い奴らは次々に地獄に落ち、キャッシーの笑い声が聞こえるようだ。
死んだのに。
男は生き残ったのに、女を死なすなよって、単純に思った。
いや、それこそが男の奢りか?
女だって、正義の為に死ぬ。
大体、違う映画の関係ないキャラクター同士を比べるわたしが変なんだ。
それでも、まあ、女を死なすなよ。