無題
別に、別にカテゴライズしろと言っている訳では無い。
何だって良いのだけれど、結局鬱は治らない、それなら好きな事しちゃいましょう、までもいかないんだ。
もう持ち合わせていない筈の世間体を抱きしめて、空っぽの、ただの「無」を大事に大事にして、意味も無く生きているんだよ。
この23年間をね。
貴方にはこんな無様な生き方が出来るかな?
私は質問をしているんだよ、滑稽な生き様をしているのか、とね。
そこまではしていない?なら話題を変えたっていいさ、今の心拍数はどうかな、動揺は見られないかい?自身の心臓の動きくらい変化したら流石に分かるよね。
僕はもう呼吸するのが精一杯といったところだよ。
関係無いよね、そうだよ、関係無い話は良くない。耳鳴りがしてきた。
この辺で話はやめにしよう、自分について考える時が1番苦しくて仕方ないんだ。
誰か傍にいてもいなくても、もう1人の自分が欲しくなるんだ。
概念としての強い自分を味方につけておきたくなる、そんな気持ちに陥ってしまう。
命が絶たれるその時まで、きっとこの状況は続くのだなともう諦めがついている。
これはずっとずっと小さい頃からだ、気にするまでもないただの小話だ。惨めだとは思うがね。
私の頭上はいつも?でもなく!とも違う、ペンで乱暴に書いたゴミのような絵が浮かんでいる。
脳内の砂嵐は鳴り止まない、現実世界から逃避しても、それは物理的にも逃げた事にならない。
才能がないからこうなるのさ、何も、何も持ってなんかいなかったんだ。
僕の事を可哀想と思ってくれたらそれでいい。
また誰かが僕を呼んでいる。またね。
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